Exness(エクスネス)でコピートレードは使えない?最新状況を解説【2025年版】

Exnessは、高いレバレッジや狭いスプレッドで人気の海外FX業者です。
以前は公式コピートレード(ミラートレード/ソーシャルトレード)サービス「Exness Social Trading」が使えましたが、2025年現在、日本居住者は利用できません。
MT4/MT5機能を使ったMQL5シグナルを使ったコピートレードは、現在も利用可能です。
Exnessってコピトレアプリが使える聞いたんだけど?
以前はな・・・今は日本からは使えんのじゃ。変わりにMQL5コピートレードが利用できるぞ。
本記事では、使えない理由や背景、MQL5シグナルコピートレードのやり方やメリット・デメリット、費用、注意点などを解説します。
自分がシグナルを配信する立場(コピーされる側)として登録したい場合は、「Exnessでシグナル配信方法」の記事を参考にしてください。
この記事を先読み
- Exnessのコピートレードは、現在利用停止中(再開未定)
- Exnessのコピートレードアプリ・ツールにログインできず、設定も不可
- 代替には他社コピートレードサービス、またはExnessでの自動売買(EA)
2024年12月中旬より、公式の日本語サイトが非表示となっています。申込みフォームは英語表記ですが、通常通り口座開設が可能です。
(※2024年2月にも数ヶ月の非表示期間あり)
ログイン後のマイページは日本語で、サポートも日本語対応です。
(関連記事:「Exnessから日本語が消えた!?」)
目次
Exnessでコピートレードは使える?結論と最新状況【2025年】
Exnessコピートレード最新状況
- 「専用アプリ・ツール」は日本居住者は利用不可(再開未定)
- マイページに「コピートレーディング」項目は残るが機能しない
- 代替手段はMT4/MT5機能を使ったMQL5シグナルのコピートレード
2025年現在、Exness独自のコピートレードアプリやツールは日本から利用できません。以前は可能だっただけに、古い情報を信じて試してしまう人も少なくありません。
ただし、MT4/MT5機能のMQLシグナルを使えば、コピートレードすることは可能です。
Exnessコピートレード「専用アプリ・ツール」は日本居住者は利用不可(再開未定)
重要度:★★★★★
現在、Exnessの公式スマホアプリ「Exness: コピートレーディング(Exness Social Trading)」は、日本居住者向けには完全に利用停止となっています。

公式サポートも「日本からは利用できない」と明言しており、新しい戦略の作成や投資の開始はできません。
過去には利用できて、スマホアプリからプロトレーダーの売買をそのままコピーできる便利なサービスでしたが、規制や地域方針の変更により、日本は対象国リストから外れています。
Google Playの公式アプリ「Exness: コピートレーディング」は現在も配信されており、ダウンロードは可能ですが、2024年後半以降、日本からログインできない状態が続いています。
アプリ側で地域判定が行われ、日本のアクセスが制限されているためとみられます。設定画面にも「Japan」が表示されず、インストールしても利用を開始できません。
Exnessマイページの「コピートレーディング」項目もあるが機能しない
重要度:★★★☆☆
Exnessの会員ページ(マイページ)には、現在も「コピートレーディング」というメニューが残っています。

しかしクリックすると、「Unfortunately, the application is not available in your country.(このアプリはあなたの国では利用できません)」というメッセージが表示され、機能自体が停止されています。
メニューが表示されているため「使えるのでは」と誤解されがちですが、実際には機能が停止しており、新規利用はできない状態です。
代替手段はMT5機能を使ったMQL5シグナルのコピートレード
重要度:★★★★★
独自のコピートレードアプリやツールを使ったコピートレードはできなくなりましたが、自分で「MQL5シグナル」を使ったコピートレードは可能です。
MQL5シグナルとは
MQL5シグナルとは、MetaTrader(MT4/MT5)で利用できるコピー取引サービスの一つです。
プロトレーダなどの取引を、自分の口座へ自動でコピーできる仕組みで、初心者から忙しいトレーダーまで幅広く活用されています。
ExnessのMQL5シグナル利用条件
- ExnessのMT4口座またはMT5口座を開設していること
- MQL5.comでアカウント登録を行うこと
- シグナルの購読は1口座につき1件まで、購読期間は1ヶ月単位
- 24時間の安定稼働にはVPS(仮想サーバー)などが必要
(ExnessのVPSを無料で利用する条件)
Exness公式ではなく、MetaQuotes社(世界的に使われるMT4/MT5を提供している会社)のサービスです。
記事内で「Exnessコピートレードのやり方・始め方【MT5機能(MQL5シグナル)】」も解説しています。
Exnessの専用コピートレードアプリ・ツールが使えない口コミが続出
Exnessの公式コピートレードアプリ「Exness: コピートレーディング(Exness Social Trading)」の配信自体は続いていますが、2024年後半以降、日本からは正常に使えないという声が増えています。
日本だとアプリが動かないって本当ですの?
うむ、レビューでもログインや設定ができないと報告されておる。


Google Play – Exness:コピートレーディング
アプリのレビューでは、次のような書き込みが目立ちます。
実際の投稿では以下のように「Japanの設定がない」「ログインできない」など、具体的な不具合報告があり、アプリをインストールしても利用開始まで進めない状況が確認されています。
Exness:コピートレーディング
評価とレビュー2024年12月29日
Japanの設定がないです2025年6月9日
ログインできない。パスワードは間違っておらず、むしろわざと間違えるとパスワードが違いますと出ますが、あっているとクルクルになってスンッと何もなかったように画面進まないだけになる2025年5月22日
このアプリだけ動かないです。 パソコンで登録は済ませているし、EAも動かしてるのですが、このアプリだけは動かないです。
表面的には配信が続いているため「まだ使えるのでは」と思われがちですが、これらの口コミからも、日本からは事実上利用できない状況が明らかです。
Exnessで専用コピートレードアプリ・ツールが使えない理由と対象国一覧
Exnessのコピートレードは、2025年現在、日本を含む多くの国や地域で新しく始めることができません。
つまり、日本からは新しい運用や取引を始められず、すでに利用している人を除けば事実上スタートできない状態です。
既存ユーザーや「自分の取引を公開してコピーしてもらう側のトレーダー」は続けられる場合もありますが、新しく参加することはできません。
| 地域 | 主な対象国・地域 |
|---|---|
| アジア | 日本、アフガニスタン、イラン、イスラエル、マレーシア、ミャンマー、シリア、イエメンなど |
| アメリカ大陸 | アメリカ合衆国、カナダ、プエルトリコ、ベリーズ、バミューダ諸島、ウルグアイなど |
| ヨーロッパ | 英国、フランス、ドイツ、スイス、オーストリア、スペイン、ロシア、ウクライナなど |
| アフリカ | 南アフリカ、ケニア、マリ、スーダン、モーリシャス、セーシェルなど |
| オセアニア | オーストラリア、ニュージーランド、グアム、フィジーなど |
※2025年4月頃まで公式サイトに掲載されていた情報をもとに作成(現在は非公開)。
この制限は、国ごとの金融ルールやライセンス条件の違いに合わせて行われています。
特に日本では、金融庁が海外FX業者に対して広告や勧誘の規制を強めており、登録を受けていない業者は公式にコピートレードを提供しにくい状況です。
これは「違法で危険」という意味ではなく、あくまで国内規制の枠組みとExnessの運営方針が合わないために対象外となっているということです。
実際、取引口座の開設や日本語サポートは引き続き利用できるため、Exnessそのものが使えなくなったわけではありません。
Exnessコピートレード(MQL5シグナル)のメリット・デメリット
Exnessが提供する公式コピートレードサービス「Exness: コピートレーディング(Exness Social Trading)」は、プロトレーダーの売買を自動でコピーできる仕組みですが、現在も海外向けには提供されていますが、日本からは利用できません。
代替手段として、MT5機能(MQL5シグナル)を使ったコピートレードをすることは可能です。
MQL5シグナルでは、特別なプログラミングやEAの設定を行わなくても、購読設定をすれば自動的に取引をコピーできます。
Exnessコピートレードのメリット
- プロの取引をそのまま自動コピーできるため、忙しい人でも始めやすい
- 狭いスプレッドと安定した約定力で、取引コストを抑えやすい
- 世界中のトレーダーの実績を比較し、コピーする相手を選べる
- 自分の資金に合わせたロット調整やリスク管理が設定できる
Exnessコピートレード(MQL5シグナル)のデメリット
- コピー元トレーダーの成績が下がれば、そのまま損失につながる
- 24時間の安定稼働にはVPS(仮想サーバー)が必要
- 相場急変時にコピーの遅延や滑り(スリッページ)が発生することがある
- 完全放置ではなく、トレーダーの運用状況を定期的にチェックする必要がある
Exnessのコピートレード(MT5/MQL5シグナル)は、世界中のトレーダーの実績を参考にしながら自分の資金で運用できる便利な仕組みです。メリットとデメリットを理解し、リスク管理を徹底することで、安定した長期運用につなげることができます。
Exnessコピートレードのやり方・始め方【MT5機能/MQL5シグナル】

コピートレードってどうやって始めればいいの?
MT5の機能「MQL5シグナル」を使えば簡単に始められるぞい。
MT5の標準機能「MQL5シグナル」の利用の流れを順を追って解説します。
ステップ1:Exnessでリアル口座を開設
まずはExness公式サイトから「MT4口座」または「MT5口座」を開設します。
どの口座にするか迷った場合は、まず少額から始めやすい手数料無料のスタンダード口座がおすすめです。ある程度の取引量がある方やコストを重視したい方は、スプレッドがより狭いプロ口座がおすすめです。
また、プラットフォームにこだわりがない場合は、MT5口座で良いです。
ステップ2:MQL5アカウントを登録(無料)

次に、MQL5公式サイトで無料アカウントを作成します。
このアカウントはシグナルの購読や決済に利用されるため、メールアドレスで登録しログイン情報を準備してください。
ステップ3:MT4/MT5をインストールし、MQL5アカウントを紐づけ
口座にあわせて、PC版のMetaTrader4またはMetaTrader5をインストールして起動します。
上部メニューから「ツール → オプション → コミュニティ」を選び、先ほど作成したMQL5アカウントでログインしてください。これでMT4/MT5とMQL5が連携され、シグナル購読の準備が整います。
ステップ4:コピー元トレーダー(シグナル)を選び購読開始

世界中のトレーダーのシグナルが公開されているので、実績やリスク水準なをを見て自分に合うトレーダーを選びます。
検索ページでは、フィルタ機能があり、レバレッジや月間利益率、最大ドローダウン、取引アクティアビティ、利益トレードの割合、初期入金額、週間トレード時間、1週間あたりの取引回数、購読者数、購読料金などで絞り込むことができます。
【任意】ステップ5:VPSの設定
MQL5シグナルはMT5を常時稼働させておく必要があります。
そのため、PCをずっと起動しておけない場合にはVPS(仮想サーバー)の利用がおすすめです。VPSを導入することで、24時間途切れずにシグナルが稼働し、通信の安定性も高まります。
- Exnessが提携するVPSサービスを利用する
- 外部VPSを契約してMT5をインストールする
- 再起動時に自動でMT5が立ち上がる設定を確認しておく
以上で、Exnessでのコピートレードを始める準備は完了です。
流れはシンプルですが、重要なのはコピー元の選定と安定稼働の仕組みづくりです。焦らず設定を進め、自分の資金やリスク許容度に合った形で運用を始めましょう。
Exnessコピートレードの手数料・コスト【MT5機能/MQL5シグナル】
コピートレードを始める際に気になるのが、毎月どれくらいのコストがかかるのかという点です。
Exnessの場合、追加で特別な口座手数料が発生するわけではありませんが、シグナルの購読料や安定運用のためのVPS費用が主なコスト要因になります。
| 項目 | 費用の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| シグナル購読料 | 月額0~50ドル程度 | ・無料シグナルも多い ・有料でも10~30ドルが中心 |
| MQL5システム利用料 | 無料 | ・MT5の標準機能 (MetaQuotes社提供/Exness公式ではない) |
| VPS利用料 | 条件を満たせば無料 | ・Exness公式の無料VPSあり ※外部VPSの場合は月額30ドル前後 |
このように、Exnessでのコピートレードは基本的に「シグナル購読料」と「VPS利用料」の2つがコストの中心となります。
無料シグナルやExness公式の無料VPSを活用すれば、ほぼゼロコストで運用を始めることも可能です。
一方で、信頼性の高い有料シグナルや外部VPSを組み合わせれば、より安定した取引環境を整えられます。自分の資金規模や目的に合わせて、コストとメリットのバランスを考えることが大切です。
Exness以外のコピートレード代替サービス(アプリ・ツール利用)
ExnessでもMT5機能を使えばコピートレードは可能です。
ただし、過去に日本居住者向けにも提供されていたExnessコピートレードアプリのように「スマホやタブレットから簡単に操作したい」という場合は、専用アプリやツールを提供している他の海外FX業者を利用する方法もあります。
Exness並みのスプレッドならThreeTraderのコピートレードが良いわ!
TitanFXは約定力が高く、専用スマホアプリも使いやすいぞ。
| 海外FX | コピートレードの特徴 | 利用料・コスト | 複数口座 コピー | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| TitanFX (TitanFX Social) | ・専用スマホアプリ完結 ・ランキング・フィルタ機能充実 | 成功報酬 | 公式サイトへ | Axi (Axi Copy Trading) | ・専用スマホアプリ完結 ・ランキング・フィルタ機能充実 | 成功報酬 | 公式サイトへ |
| ThreeTrader (HUBx) | ・マイページ内で完結 ・スマホ・PCで利用可能 | 完全無料 | 公式サイトへ |
TitanFX・Axiのコピートレード(スマホアプリ)
Pelican Trading社が開発した公式スマホアプリで、スマホやタブレット(iOS・Android対応)から簡単にプロトレーダーの取引をコピー可能。アプリは見やすいインターフェイスで、トレーダーの実績やリターンをグラフ化。ランキングやフィルタ機能も豊富でコピー先選びがしやすいです。
ThreeTraderのコピートレード(独自ツール※マイページ利用)
ウェブ上のマイページからコピートレードツール「HUBx」を利用可能。ツール利用料は無料で、コピー元トレーダーへの月額費用や報酬も不要。スマホ・タブレット・PCから簡単にアクセスでき、完全無料で始められる。
Exnessで今後コピートレードアプリが使えるようになる可能性は?
現在、Exnessから日本向けにコピートレード再開の公式発表は出ていません。
コピートレードアプリやツールが利用できなくなった時期から、公式サイトの表示も日本語から英語に切り替わっており、日本居住者向けのサービス体制に変化が見られます。
実は、法人口座の新規開設も2023年6月以前までは可能でしたが、その後は受付停止となっています。公式サポートによると、現時点で再開予定はないとのことです。
こうした経緯を踏まえると、コピートレードについても、近いうちに再開されるかどうかは不透明と言わざるを得ません。
もっとも、日本からの個人口座開設や通常取引は可能で、日本語サポートも継続しています。
過去には2024年2月にも、日本語ページが数か月間非表示になった後、予告なしで復活した例もありますが、コピートレードに関しては明確な見通しは示されていません。
Exnessコピートレードに関するよくある質問
現在、日本からExnessのコピートレードを使う方法はありますか?
ありません。日本は対象国リストから外れており、アプリやマイページからも利用できません。
過去に使えた時期があったのは本当ですか?
はい。2024年半ばまでは利用できましたが、その後利用制限がかかり、現在は新規利用ができません。
コピートレードが再開される可能性はありますか?
公式から再開予定は公表されていません。法人口座も同様に停止中で、近い将来の再開は不透明です。
Exnessの自動売買(EA)は日本からでも使えますか?
はい。MT4/MT5を利用したEA運用は可能で、VPSを使えば24時間稼働もできます。
他社でExnessと同じようにコピートレードできる業者はありますか?
ThreeTrader(HUBx)、TitanFX(TitanFX Social)、AXIORY(MQL5連携)などが日本から利用できます。
まとめ|日本ではExnessのコピートレードは使えない現状
2025年現在、Exnessのコピートレードは日本から利用できません。
公式アプリやマイページの機能は残っているものの、実際には地域制限がかかっており、新しく取引を始めることはできない状況です。
ただし、個人口座での通常取引や日本語サポートは継続しています。
コピートレードにこだわる場合は、ThreeTraderやTitanFX、AXIORYといった日本から利用可能な海外FX業者を活用すれば、ほぼ同等の仕組みで運用を始められます。
今後Exnessで再開される可能性もゼロではありませんが、現状では他社サービスをうまく使いながら、自分に合った運用環境を整えるのが現実的です。