海外FXの最狭スプレッド比較│狭い業者と最小・平均スプレッド【2025年最新】

海外FX口座比較 2025.05.02 2025.05.08

最狭スプレッドYESNO診断

海外FXは変動スプレッドのため、国内FXよりも狭いスプレッドで取引できることが多く、スキャルピングとの相性も良好です。

海外FXでスプレッドが狭い業者はどこかしら?

実質コストを比較して最狭口座をピックアップしたぞ。

本記事では、ドル円・ゴールド・ビットコインなど人気銘柄において、スプレッドが狭く手数料込みでもコストを抑えられる海外FX業者をランキング形式で紹介しています。

海外FXの最狭スプレッド比較
(実質コスト/往復ロット)
業者USDJPY
平均スプレッド
XAUUSD
平均スプレッド
BTCUSD
平均スプレッド
公式サイト
exness(エクスネス)ゼロ口座0.00pips(0.35)0.00pips(0.55)14.00pips(14.8)公式サイトへ
Three Trader(スリートレーダー)Rawゼロ口座0.0pips(0.4)1.0pips(1.4)6.2pips公式サイトへ
AXI(アクシー)プレミアム口座0.3pips(1.00)0.8pips(1.50)188.3pips公式サイトへ
TITAN FX(タイタン エフエックス)ブレード口座0.3pips(1.0)2.14pips(2.20)247.4pips公式サイトへ
AXIORY(アキシオリー)ナノ・テラ口座0.5pips(1.1)1.5pips(2.1)公式サイトへ
XM Trading(エックスエムトレーディング)KIWAMI口座1.1pips2.2pips731.7pips公式サイトへ
FXGT.com(エフエックスジーティー ドットコム)プロ口座1.2pips2.3pips
※スワップフリー3日間
103.2pips公式サイトへ

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

この記事を先読み

目次

海外FXのスプレッドは広い?国内FXのスプレッドとの違い

海外FX・国内FXスプレッドの違い

海外FXと国内FXのスプレッド(取引コスト)には、基本的に以下の様な違いがあります。(一部例外あり)

海外FXと国内FXのスプレッド比較
比較項目海外FX国内FX
スプレッド変動スプレッドFX通貨:固定スプレッド
CFD銘柄:変動スプレッド
※ゴールドや仮想通貨含む
スプレッド単位pips(ピップス)銭(せん)、円(えん)
取引手数料・STP口座:無料
・ECN口座:あり
無料
取引方式NDD方式
(業者が価格に介入しない)
※ECN・STP口座の選択制
DD方式
(業者が価格に介入する)
向いている人・中~上級者
・ボーナス利用の初心者
・スキャルピングや自動売買(EA)を行う人
・ボーナスを活用したい初心者
・初心者
・長期や安定志向の人

海外FXは国内FXに比べて「スプレッドが広い」と言われることがありますが、実際には取引スタイルや選ぶ口座タイプによって異なります。

たとえば、スプレッドの狭い口座タイプを選べば、実質コストが国内FXよりも安くなるケースもあり、中〜上級者に支持されています。

また、初心者向けのスタンダード口座でも、ボーナスでスプレッドの広さや資金不足を補うことができるため、結果的にコストパフォーマンスの高い取引が可能になることも多いです。

スプレッドが広い場合も、海外FXには追証なし(マイナス負債なし)、ハイレバレッジなどの利点も多く、国内FXと迷う場合は以下の違いも参考にしてみてください。

海外FXは変動スプレッド、国内FXは固定スプレッド(CFDは変動)

海外FXの変動スプレッドはスキャルピング向きですわ!!

海外FXでは「変動スプレッド」が一般的で、時間帯や経済指標の発表などによってスプレッド幅がリアルタイムに変動します。(例外:Exnessの一部銘柄でゼロスプレッド固定あり)

平常時はスプレッドが非常に狭く、最小0.0pips〜も可能なため、スキャルピングや短期売買との相性が良いのが特長です。

一方、国内FXでは「原則固定スプレッド」が主流で、安定した取引コストを好むトレーダーに向いています。ただし、平均的なスプレッドはやや広めとなるため、短期取引ではコスト面で不利になることもあります。

なお、ゴールドやビットコインなどのCFD銘柄は、国内・海外問わず変動スプレッドで提供されているため、価格変動が激しい場面ではスプレッドが大きく開く点にも注意が必要です。

海外FXと国内FXではスプレッド単位や価値が異なる

海外FXと国内FXのスプレッド単位は、それぞれ以下の表記になります。

海外FXと国内FXのスプレッド単位

  • 海外FX・・・pips(ピップス)
  • 国内FX・・・銭(せん)や円(えん)

単純な数値だけで狭さを比較することはできないため、海外FXのpips定義を基準に、人気銘柄のスプレッド価値を比較しました。

ドル円1pips(1銭)の価値

  • 海外FX・・・1pips = 0.01円(1ロット=100,000通貨)
  • 国内FX・・・1銭 = 0.01円(1ロット=100,000通貨)

ドル円などクロス円の場合、同価値で「1pips = 1銭」すなわち「100pips = 100銭 = 1円」です。

ゴールド(XAUUSD)1pipsの価値

海外FX・・・1pips = 0.1ドル(1ロット=100オンス)
国内FX・・・1pips = 1ドル(1ロット=10オンスが多い)
※円表記を海外FX基準でpips換算した場合の値

このように、銘柄ごとにpipsの価値やスプレッドの単位が異なるため、単純な数字だけで狭さを比較することはできません。

特にゴールドでは、海外FXと国内FXでロットサイズが異なるため、pips換算では一見海外FXのスプレッドが広く見える場合もありますが、実際の取引コストとしてはほぼ同等か、むしろ海外FXの方が有利になるケースもあります。

スプレッドを比較する際は、pipsの定義や取引単位(ロット)の違いも含めた実質コストで判断することが大切です。

海外FXはNDD方式で、国内FXとは手数料の仕組みが違う

海外FX・国内FXの取引方式の違い

  • 海外FX・・・NDD方式(仲介業者なしで市場に近い価格)
    ※スリッページ・リクオート(約定拒否)が少ない
  • 国内FX・・・DD方式(仲介業者が価格に介入)
    ※スリッページ・リクォート(約定拒否)のリスクが上がる

海外FXは「NDD方式(ノン・ディーリング・デスク)」を採用している業者が多く、市場に近いレートで透明性の高い取引ができる一方、国内FXは「DD方式(ディーリング・デスク)」が主流で、相場状況によっては市場価格とかけ離れた価格で約定されるリスクがあります。

この方式により、スプレッドや手数料の仕組みも異なります。

海外FXの実質コストは「スプレッド+手数料」じゃ。

国内FXは手数料が「スプレッド」に含まれていることが多いわ。

海外FXのNDD方式は口座タイプにより手数料が変わる

  • STP口座・・・手数料無料/一般的なスプレッド
  • ECN口座・・・取引手数料あり/極めて狭いスプレッド(最小0.0pips〜)

初心者や簡単なコスト計算を好む場合は「手数料無料のSTP口座(スタンダード口座など)」、スキャルピングなど高頻度な戦略や大口取引の場合は「手数料ありで狭いスプレッドのECN口座」がおすすめです。

スプレッドが狭い海外FX業者の比較ランキング

狭いスプレッドランキング

ゼロスプレッドのExnessがおすすめですわ!!

ThreeTraderも最狭じゃぞ。AXIも捨てがたいわい。

プロトレーダーにも支持されている有名な海外FX業者の中から、人気銘柄であるドル円、ゴールド(XAUUSD)、ビットコイン(BTCUSD)のスプレッドを、口座タイプ別に一覧にまとめて比較しました。

その中でも特にスプレッドが狭く、取引コストを抑えられるおすすめ口座をピックアップし、ランキング形式で紹介します。

最狭1位:Exness(エクスネス)│ゼロ口座 ※ECN口座
おすすめ度:★★★★★

Exness(エクスネス)

無制限レバレッジ×ゼロスプレッド

Exnessは法人口座の新規受付を2023年6月より停止しています。

【2024年12月~】公式サイトは英語のみ・申込みフォームが英語表記です。ただし、ログイン後のマイページは日本語でサポートも日本語対応可能です。

ドル円とゴールドが、ほぼ0.0pips固定の最狭スプレッドですわ!

Exnessとゼロ口座の特徴

  • 最大無制限レバレッジがある(条件あり)
  • 手数料あり(メジャー銘柄往復3.5ドル~)の低スプレッド口座
  • 人気の10銘柄(ドル円・ゴールド含む)で、0.0pipsのほぼ固定スプレッド

Exnessとゼロ口座のデメリット

  • ボーナスがない(全口座タイプ)
  • 法人口座の受付を停止している(全口座タイプ)
Exnessの口座タイプ別スプレッド比較(実質コスト)
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
※ほぼ固定
平均スプレッド
(XAUUSD)
※ほぼ固定
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
スタンダード口座1.00pips16.00pips288.00pips無料
プロ口座0.70pips11.20pips201.60pips無料
ゼロ口座0.00pips(0.35)0.00pips(0.55)14.00pips(14.8)ドル円:3.5ドル
金ドル:5.5ドル
BTCドル:8ドル
ロースプレッド口座0.00pips(0.35)3.7pips (4.05)134.00pips (134.2)ドル円:3.5ドル
金ドル:3.5ドル
BTCドル:2ドル
スタンダードセント口座1.00pips無料

※()内は手数料を含む実質コストです

Exnessはどの口座タイプも他社と比較しても全体的にスプレッドが非常に狭く、最大無制限レバレッジに加え、人気通貨ペアやゴールドのほぼ固定スプレッドもあることから、中上級者に絶大な人気があります。

特に、「ゼロ口座」はドル円やゴールド(XAUUSD)が、約90%の時間帯でゼロスプレッド固定で、手数料を加えても実質コストが非常に安いです。

ただし、ゼロ口座の手数料は一律ではなく、マイナーな銘柄になるほど手数料が高くなるので注意が必要です。

ちなみに、「ゼロ口座」はメジャー銘柄を低コストで取引したい人向け、「ロースプレッド口座」はマイナー銘柄まで幅広く低スプレッドで取引したい人向けです。

最狭2位:ThreeTrader(スリートレーダー)│Rawゼロ口座 ※ECN口座
おすすめ度:★★★★★

ThreeTrader(スリートレーダー)

幅広い銘柄でスプレッド最狭

人気銘柄もマイナー銘柄も、ずば抜けて狭いスプレッドじゃ!

ThreeTraderとRawゼロ口座の特徴

  • 手数料あり(往復4ドル)の低スプレッド口座 ※仮想通貨は手数料無料
  • ドル円・ゴールド・仮想通貨のスプレッドが最狭レベル(最小0.0pips~)
  • 最大レバレッジ1,000倍で実用的

ThreeTraderとRawゼロ口座のデメリット

  • ボーナスがない(全口座タイプ)
  • 日本時間早朝などにスリッページが発生することがある(以前よりかなり改善)
ThreeTraderの口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
Pureスプレッド口座0.6 pips1.5 pips6.2 pips無料
Rawゼロ口座0.0pips(0.4)1.0pips(1.4)6.2 pips4ドル
(※BTCは無料)

※()内は手数料を含む実質コストです

ThreeTraderは、最狭スプレッドを追求する海外FX業者で、実際に両口座ともドル円やゴールドなどの人気銘柄からマイナー通貨ペアまで、非常に狭いスプレッドを提供しています。

中でも「Rawゼロ口座」はスプレッドが極めて狭く、手数料が一律往復4ドル/ロットと業界でも低水準なため、実質コストも非常に安く抑えられます。

さらに、ビットコインなどの仮想通貨は両口座で共通のスプレッドが設定されており、他社と比べてもかなり狭い水準。しかも取引手数料が無料のため、狙い目の銘柄となっています。

また、手数料の計算が不要なシンプルな取引環境を重視する場合は、「Pureスプレッド口座」もおすすめです。STP口座の中ではスプレッドが非常に狭く、コストをわかりやすく管理したい方に適しています。

最狭3位:AXI(アクシ)│プレミアム口座 ※ECN口座
おすすめ度:★★★★☆

axi(アクシ)

AXIのプレミアム・エリート口座で安定した低コスト取引を

ドル円・ゴールドのスプレッドが狭く、約定力も高いぞ!

AXIプレミアム口座の特徴

  • 手数料あり(往復7ドル)の低スプレッド口座 ※FX通貨・貴金属以外は無料
  • ドル円・ゴールドのスプレッドが狭い(最小0.0pips~)
  • VIP条件を満たすと、手数料半額の「エリート口座」を開設できる

AXIプレミアム口座のデメリット

  • 追証なしだが、都度申請が必要(全口座タイプ)
AXIの口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
スタンダード口座1.1pips1.9pips188.3pips無料
プレミアム口座0.3pips(1.00)0.8pips(1.50)188.3pips7ドル
※FX・貴金属以外は無料
エリート口座0.3pips(0.47)0.8pips(0.97)188.3pips3.5ドル
※FX・貴金属以外は無料

※()内は手数料を含む実質コストです

エリート口座開設には、累計25,000ドル入金が必要。毎月の合計取引量約500万通貨(為替ペアで12ロット/日)の維持条件に満たない場合は、プレミアム口座に自動的に移行されます。

AXIは、オーストラリア最大級の海外FX業者で、2022年に日本向けサービスが再開され、スプレッドが狭いことで注目を集めています。

ビットコインを除き、どの口座タイプもスプレッドが狭く、非常に優秀です。

手数料無料の「スタンダード口座」もビットコインを除き、他社の同タイプ口座に比べて、かなり優秀なスプレッドが提供されています。

期間限定でボーナスが実施されていることもあり、初期資金を増やすことも可能です。

全体的にスプレッドが安定しており、特にプレミアム口座は手数料込みでも非常にバランスの良いコスト水準で、日常的な短期売買に適した仕様となっています。

「エリート口座」はさらに手数料が安いですが、厳しい条件を満たす必要があり、億トレーダー向けです。

最狭4位:TitanFX(タイタンFX)│Zeroブレード口座 ※ECN口座
おすすめ度:★★★☆☆

TitanFX(タイタンエフエックス)

高約定力スキャルピング・EAで優秀

自動売買が充実しておるぞ。スプレッドも比較的狭く実用的じゃ!

TitanFXブレード口座の特徴

  • 手数料あり(往復3.5ドル~)
  • 最小0.0pips~の低スプレッド口座
  • 無料で自動売買(EA)やコピートレードが使える

TitanFXブレード口座のデメリット

  • ボーナスがない(全口座タイプ)
  • スプレッドは上位の最狭業者より少し劣る
TitanFXの口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
スタンダード口座1.33pips2.23pips247.4pips無料
Zeroブレード口座0.3pips(1.0)2.14pips(2.20)247.4pipsFXペア:7ドル
貴金属:0.6ドル
仮想通貨:無料
マイクロ口座
※少額専用
1.53pips2.71pips無料

※()内は手数料を含む実質コストです

TitanFX(タイタンFX)は、約定力の高さと安定した環境を兼ね備え、無料の自動売買ソフト(EA)やコピートレード、インジケーター、VPS(条件付き無料)など、多彩なツールを提供する珍しい海外FX業者です。

海外FX最狭スプレッドに一歩及ばないものの、「ブレード口座」は十分狭くて実用的なスプレッドなので、スキャルピングや自動売買(EA)、コピートレードをするトレーダーにおすすめです。

最狭5位:AXIORY(アキシオリー)│ナノ口座・テラ口座 ※ECN口座
おすすめ度:★★★☆☆

AXIORY(アキシオリー)

資産の安全性と高約定力

AXIORYナノ口座・テラ口座の特徴

  • 手数料あり(往復3.5ドル~)の低スプレッド口座
  • ドル円・ゴールドのスプレッドが比較的狭め
  • 顧客資金の安全性が高い(信託保全に近い資金管理)
  • 他社以上の大口取引が可能(最大1,000ロット/ポジション無制限)

AXIORYナノ口座・テラ口座のデメリット

  • ボーナスがない(全口座タイプ)
  • スプレッドは上位の最狭業者より少し劣る
  • 仮想通貨の取引ができない(全口座タイプ)
AXIORYの口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
スタンダード口座1.4pips4.9pips無料
マックス口座2.9pips4.9pips無料
ナノ口座(MT4)
テラ口座(MT5)
0.5pips(1.1)1.5pips(2.1)FX通貨・金:6ドル
ゼロ口座0.0pips(0.99)ドル円:9.9ドル
※銘柄で異なる
アルファ口座
※現物株式・ETF専用
無料

※()内は手数料を含む実質コストです

AXIORY(アキシオリー)は、信託保全に近いシステムで資産の安全性の高さで、日本人にも人気のある海外FX業者です。大口取引にも対応した安定サーバーで、約定力にも定評があります。

低スプレッドで使いやすいのは、幅広い銘柄が取引できる「ナノ口座(MT4専用)」「テラ口座(MT5専用)」です。MT4・MT5にこだわりがなければ「テラ口座」で良いと思います。(株式CFDを取引したい場合はMT5のみ)

ドル円などの為替のみであれば、ゼロスプレッドを提供する「ゼロ口座」の方がわずかに狭いこともありますが、実質コストの違いはわずかです。

スキャルピングなどで、ゼロスプレッドの方がコスト管理しやすい場合は「ゼロ口座」を選ぶのも良いです。

また、AXIORYは仮想通貨の取り扱いがありません。

最狭6位:XM Trading(エックスエムトレーディング)│KIWAMI口座(極み口座) ※STP口座
おすすめ度:★★☆☆☆

XMTrading(エックスエムトレーディング)

日本人人気No.1

日本人人気No.1業者ですわ!手数料無料×ボーナスは魅力ね。

XMTrading KIWAMI口座(極み口座)の特徴

  • 手数料無料のSTP口座
  • スタンダード口座よりスプレッドが狭い(最小0.6pips~)
  • 口座開設ボーナス(13,000円相当)がもらえる

XMTrading KIWAMI口座(極み口座)のデメリット

  • 入金ボーナスが適用されない(スタンダード口座・マイクロ口座のみ)
  • 実質スプレッドが上位の最狭業者より少し劣る
  • 法人口座を開設することができない(全口座タイプ)
XMTradingの口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
スタンダード口座2.6pips3.5pips946.9pips無料
KIWAMI口座
(極み口座)
1.1pips2.2pips731.7pips無料
ゼロ口座0.2pips(1.2)1.4pips(2.4)10ドル
マイクロ口座
※少額専用
2.6pips3.5pips無料

XMTrading(エックスエムトレーディング)は、初心者の定番で、豪華ボーナスをもらえる、比較的安定した総合バランスの良い海外FX業者です。

「KIWAMI口座(極み口座)」は手数料無料のSTP口座ながら、ECN口座にも匹敵するほど実質スプレッドが狭く、口座開設ボーナス(13,000円相当)も適用されます。

ドル円やゴールドは実用的なスプレッドですが、その反面。ビットコインは広めの設定です。

また、おすすめはKIWAMI口座ですが、ECN口座の「ゼロ口座」の方がで約定力が高く、実質スプレッドが狭くなることもあるので、XMでスキャルピングや自動売買(EA)をしたい場合はこちらも候補に入れると良いです。(ただし、レバレッジは最大500倍)

また、XMは個人向けで、法人口座を開設することはできません。

最狭7位:FXGT.com(エフエックスジーティ)│プロ口座 ※STP口座
おすすめ度:★★☆☆☆

FXGT.com(エフエックスジーティ)

FXと仮想通貨のハイブリッド

手数料無料でスワップフリーも活用じゃ!

FXGTプロ口座の特徴

  • 手数料無料のSTP口座
  • スタンダード口座よりスプレッドが狭い(最小0.6pips~)
  • ゴールドが2日のスワップフリー(持越し手数料なし)

プロ口座のデメリット

  • 実質スプレッドが上位の最狭業者より少し劣る
  • ボーナスが適用されない(スタンダード口座、CriptMax口座、ミニ口座では適用)
  • 日本時間早朝や重要指標などにスリッページが発生することがある
FXGTの口座タイプ別スプレッド比較
口座タイプ平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
スタンダード口座2.4pips3.8pips186.8pips無料
オプティマス口座
※最大5,000倍
1.4pips
※スワップフリー2日間
2.4pips
※スワップフリー2日間
149.5pips
※スワップフリー2日間
無料
プロ口座1.2pips2.3pips
※スワップフリー3日間
103.2pips無料
ECNゼロ口座0.5pips(1.1)1.8pips(2.3)
※スワップフリー3日間
13.5pips(9,013.5pips)FXペア:6ドル
金ドル:5ドル
仮想通貨:0.1%
CriptMax口座
(クリプトマックス)
※仮想通貨専用
186.8pips無料
ミニ口座
※少額専用
2.6pips2.71pips187.1pips無料

※ECNゼロ口座の仮想通貨手数料は、往復 現在価格0.1%/ロットです。
BTCUSD=約90,000ドルとして実質コストを計算しています。

FXGTは仮想通貨銘柄が多く、仮想通貨に適用されるレバレッジが最大1,000倍(他社は100〜500倍程度)で有名な海外FX業者です。

業界では珍しくスワップフリー日数も設定されているので、日を持ち越すトレード戦略にも柔軟です。

手数料無料のSTP方式「プロ口座」は、主要銘柄が比較的安定した低スプレッドで使いやすくおすすめですが、ボーナスがもらえません。

また、デイトレーダーなら「オプティマス口座(Optimus口座)」もハイレバかつ長いスワップフリー日数でおすすめです。わずかにプロ口座より広いものの、最大レバレッジ5000倍(他口座タイプは最大1,000倍)やオプティマス口座専用ボーナスを活用することができます。

スキャルピングならFXGT唯一のECN口座「ECNゼロ口座」もありですが、ビットコインは価格高騰のため、往復0.1%の手数料が高額になるのがデメリットです。

通貨ペアのスプレッドが狭い海外FX業者

通貨ペアの最狭スプレッド

各海外FX業者のおすすめ最狭口座の中から、メジャー通貨と日本人に人気のクロス円である「ドル円(USDJPY)」「ユーロドル(EURUSD)」「ポンド円(GBPJPY)」をピックアップし、平均スプレッド(実質コスト)・手数料を比較しました。

海外FXドル円(USDJPY)の最狭スプレッド比較
重要度:★★★★★

ドル円はExnessとThreeTraderが超狭いですわ!!

ドル円(USDJPY)の平均スプレッド(実質コスト)
海外FX口座平均スプレッド
(USDJPY)
手数料
(往復/1ロット)
Exness
ゼロ口座
0.00pips(0.35)
※ほぼ固定
3.5ドル
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.0pips(0.4)4ドル
Axi
プレミアム口座
0.3pips(1.0)7ドル
TitanFX
Zeroブレード口座
0.3pips(1.0)7ドル(720円)
AXIORY
ナノ口座 / テラ口座
0.5pips(1.1)6ドル
XMTrading
KIWAMI口座 (極み口座)
1.1pips無料
FXGT.com
プロ口座
1.2pips無料

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

ドル円では「Exnessゼロ口座」と「ThreeTrader Rawゼロ口座」でゼロスプレッドが提供されており、スキャルピングなどでもコスト計算がしやすく、戦略的にも大きなメリットとなります。両者は手数料込みでも実質0.4pips前後と、海外FXの中でも非常に狭い水準を実現しています。

また、「TitanFXブレード口座」「Axiプレミアム口座」「AXIORYナノ・テラ口座」のECN系口座も、実質1.0pips程度と十分に低コストです。

手数料無料の「XMTrading KIWAMI口座」や「FXGTプロ口座」も、STP口座ながらECN口座に近い低スプレッドを実現していますが、約定力では若干劣るため、取引スタイルや重視するポイントに応じて使い分けると良いでしょう。

海外FXユーロドル(EURUSD)の最狭スプレッド比較
重要度:★★★☆☆

ユーロドルはExnessとThreeTraderが2トップじゃのう。

ユーロドル(EURUSD)の平均スプレッド(実質コスト)
海外FX口座平均スプレッド
(EURUSD)
手数料
(往復/1ロット)
Exness
ゼロ口座
0.00pips(0.35)
※ほぼ固定
3.5ドル
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.0pips(0.4)4ドル
FXGT.com
プロ口座
0.7pips無料
Axi
プレミアム口座
0.2pips(0.90)7ドル
AXIORY
ナノ口座 / テラ口座
0.3pips(0.9)6ドル
TitanFX
Zeroブレード口座
0.1pips(0.8)7ドル(720円)
XMTrading
KIWAMI口座 (極み口座)
1.2pips無料

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

ユーロドルでも、「Exnessゼロ口座」と「ThreeTrader Rawゼロ口座」が、手数料込みで実質0.4pips前後と、トップクラスの低コストで取引できます。

「TitanFXブレード口座」「Axiプレミアム口座」や「AXIORYナノ・テラ口座」も実質コストは業界的にも狭く、取引コストを意識するトレーダーにも十分向いています。

手数料無料の「FXGTプロ口座」が意外にもECN口座と同レベルの狭さで、「XMTradingのKIWAMI口座」もSTP口座の中では低スプレッドの部類です。

海外FXポンド円(GBPJPY)の最狭スプレッド比較
重要度:★★★☆☆

狭い海外FX業者だと1pips以内で取引できるぞ。

ポンド円(GBPJPY)の平均スプレッド(実質コスト)
海外FX口座平均スプレッド
(GBPJPY)
手数料
(往復/1ロット)
Exness
ゼロ口座
0.00pips(0.75)
※ほぼ固定
7.5ドル
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.5pips(0.9)4ドル
Axi
プレミアム口座
0.3pips(1.00)7ドル
AXIORY
ナノ口座 / テラ口座
0.9pips(1.5)6ドル
FXGT.com
プロ口座
1.6pips無料
TitanFX
Zeroブレード口座
1.45pips(2.15)7ドル(720円)
XMTrading
KIWAMI口座 (極み口座)
3.3pips無料

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

クロス円で人気のポンド円でも、ドル円・ユーロドルと同様に「Exnessゼロ口座」「ThreeTrader Rawゼロ口座」、そして「Axiプレミアム口座」がコスト面で有利です。

スプレッドと手数料を含めても、実質的に1pips以内に収まっており、スキャルピングにも適しています。

その他の口座も海外FX業者としては比較的狭いスプレッドを提供していますが、これら3社と比べるとやや広めです。

特に「XMTrading KIWAMI口座(極み口座)」は、メジャー通貨ペア以外ではスプレッドが広がる傾向があり、ECN口座との違いが目立ちます。

ゴールド(GOLD)のスプレッドが狭い海外FX業者
重要度:★★★★★

ゴールドの最狭スプレッド

Exnessゼロ口座がスキャルピング最強ですわ!!

大口取引なら法人OKのThreeTraderやAxiがおすすめじゃ。

ゴールド(XAUUSD)の平均スプレッド(実質コスト)
海外FX口座平均スプレッド
(XAUUSD)
手数料
(往復/1ロット)
Exness
ゼロ口座
0.00pips(0.55)
※ほぼ固定
5.5ドル
ThreeTrader
Rawゼロ口座
1.0pips(1.4)4ドル
Axi
プレミアム口座
0.8pips(1.50)7ドル
AXIORY
ナノ口座 / テラ口座
1.5pips(2.1)6ドル
TitanFX
Zeroブレード口座
2.14pips(2.20)0.6ドル(72円)
XMTrading
KIWAMI口座 (極み口座)
2.2pips無料
FXGT.com
プロ口座
2.3pips
※スワップフリー3日間
無料

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

ゴールド取引は、高いボラティリティを活かして大きな利益を狙いたい中上級者に人気があり、スキャルピングにも適しています。

「Exnessゼロ口座」は、手数料込みでも実質0.55pipsと比較した中で最も狭いスプレッドとなっており、スキャルピングやコスト重視の取引を考えるなら、まず注目したい口座です。

「ThreeTrader Rawゼロ口座」や「Axiプレミアム口座」も、実質1.4〜1.5pipsと比較的狭い水準で、実用的なスプレッドを提供しています。

その他の口座は、比べるとやや広めのスプレッドとなるため、取引コストを重視する場合は注意が必要です。

また、「XMTrading KIWAMI口座」や「FXGTプロ口座」は手数料無料でコスト計算がしやすい反面、STP口座のため、価格変動が激しいゴールドのスキャルピングでは約定力に注意する必要があります。

ビットコイン(仮想通貨)のスプレッドが狭い海外FX業者
重要度:★★★★★

ビットコインの最狭スプレッド

仮想通貨FX目的なら、ThreeTraderかExnessですわ!

高頻度な取引じゃないなら、他社も検討すると良いぞ。

ビットコイン(BTCUSD)の平均スプレッド(実質コスト)
海外FX口座平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
ThreeTrader
Rawゼロ口座
6.2 pips無料
Exness
ゼロ口座
14.00pips(14.8)8ドル
FXGT.com
プロ口座
103.2pips無料
Axi
プレミアム口座
188.3pips無料
TitanFX
Zeroブレード口座
247.4pips無料
XMTrading
KIWAMI口座 (極み口座)
731.7pips無料
AXIORY
ナノ口座 / テラ口座

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

ビットコインFX(仮想通貨FX)では、ほとんどの海外FX業者が取引手数料を無料としており、スプレッドのみがコストに直結する仕組みになっています。

中でも「ThreeTrader Rawゼロ口座」は断トツで狭いスプレッドを提供しており、手数料が発生するものの「Exnessゼロ口座」も実質スプレッドが抑えられているため、取引頻度が高い場合にはこれらの口座が有力な選択肢となります。

その他の海外FX業者では、スプレッドが100〜700pips以上に広がっており、2社と比べるとコスト面で大きな差が生じます。

高頻度取引でなければ、「FXGTプロ口座」や「Axiプレミアム口座」、「TitanFXブレード口座」なども、比較的実用的な水準に収まっています。

また、AXIORYは仮想通貨自体の取り扱いがありません。

手数料無料STP口座でスプレッドが狭い海外FX業者
重要度:★★★☆☆

手数料無料口座の最狭スプレッド

手数料無料でコスト計算のしやすいSTP口座の中から、各海外FXで狭い口座タイプを選び、平均スプレッドを比較しました。

手数料無料STP口座の平均スプレッド(実質コスト)
海外FX口座平均スプレッド
(USDJPY)
平均スプレッド
(XAUUSD)
平均スプレッド
(BTCUSD)
手数料
(往復/1ロット)
Exness
プロ口座
0.7pips11.20pips201.60pips無料
ThreeTrader
Pureスプレッド口座
0.6pips1.5pips6.2pips無料
Axi
スタンダード口座
1.1pips1.9pips188.3pips無料
TitanFX
スタンダード口座
1.33pips2.23pips247.4pips無料
XMTrading
KIWAMI口座 (極み口座)
1.1pips2.2pips731.7pips無料
FXGT.com
プロ口座
1.2pips2.3pips
※スワップフリー3日間
103.2pips無料
AXIORY
スタンダード口座
1.4pips4.9pips無料

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です

手数料無料かつ低スプレッドを重視するなら、「ThreeTrader Pureスプレッド口座」が全体的にバランスがよく、ドル円・ゴールド・ビットコインのいずれも安定した取引コストでおすすめです。

「Exnessプロ口座」も、ドル円などの通貨ペアではスプレッドが狭く、幅広いFX銘柄を取引したい人に向いていますが、ゴールドやビットコインについては、ややスプレッドが広がる傾向があるため、取引頻度やスタイルに応じた使い分けが重要です。

「Axiスタンダード口座」「XMTrading KIWAMI口座」「TitanFXブレード口座」「FXGTプロ口座」「AXIORYプロ口座」なども、比較的低スプレッドなので、取引条件次第では十分に実用的です。

また、口座開設ボーナスを活用して取引を始めたい場合は、「XMTrading KIWAMI口座」ですが、ビットコインはスプレッドがかなり広いため、仮想通貨なら他社の方が良さそうです。

海外FXでスプレッドが広がる時間帯と影響

スプレッドは、市場の流動性(ボラティリティ)が低い時間帯や、相場が急変するタイミングに大きく広がることがあります。

特に海外FXの通貨ペアは変動スプレッドが一般的なため、スプレッドの拡大=実質コストの増加につながりやすく、スキャルピングなど短期トレードでは特に注意が必要です。

スプレッドが広がりやすい時間帯

  • 日本時間の早朝(夏時間:6~8時頃/冬時間:7~9時頃)
  • 重要な経済指標発表時(例:米CPI、雇用統計、FOMCなど)
  • 週明け(月曜の朝)や週末(金曜深夜〜週明け)

スプレッド拡大時の対策

  • 拡大しやすい時間帯はエントリーを厳選し無駄な取引を避ける
  • 指標前後はストップ幅やロットを調整して備える
  • 早朝・週明けは成行より指値注文を活用する

スプレッドの拡大は一時的であっても、頻繁に取引する場合は大きなコスト増になるため、相場の流動性や時間帯を意識して、スプレッドが安定しているタイミングを狙うことが基本です。

経済指標や週明けの窓開けを狙う「イベントトレード」や「ブレイクアウト戦略」もありますが、スリッページ(滑り)やリクオート(約定拒否)のリスクを踏まえ、ストップロス(損切り注文)は狩られにくい範囲に余裕を持たせつつ、取引ロット数でリスク調整することや、約定力の高い業者を選ぶようにしましょう。

日本時間早朝や週明けのリアルタイムスプレッド変動

日本時間の早朝(夏時間:6〜8時頃/冬時間:7〜9時頃)や、週明けの月曜朝は、海外FXでスプレッドが大きく広がりやすい時間帯です。

この時間帯は米国市場が閉まったばかりで流動性が一時的に低下しており、欧州や東京市場の本格的な始動前でもあるため、市場全体が不安定になりやすい特徴があります。

また、月曜の朝は“窓開け”や週末中のニュースの影響によって価格がギャップを伴ってスタートすることが多く、スプレッドも大きく拡大する傾向があります。

実際にスプレッドの広がりも多く報告されており、短期取引における損切りや約定リスクに影響する場面も見られます。

経済指標発表時のリアルタイムスプレッド変動

米CPI(消費者物価指数)や雇用統計など、重要な経済指標のタイミングでは、市場が一時的に荒れ、スプレッドが急激に拡大する場面が見られます。

特に発表直前はトレーダーが様子見に入り、発表直後は売買注文が一気に集中するため、数秒〜数分間でスプレッドが跳ね上がることもあります。

このような局面では、スリッページ(滑り)やリクオート(約定拒否)の発生リスクも高まるため、短期売買では慎重な対応が求められます。

一方で、こうした時間帯をあえて狙う「指標トレード(イベントトレード)」を行うトレーダーもおり、大きな利益を得ている人も少なくありません。

このケースはXMとFXGTですが、指標発表時は業者ごとにスプレッドの開き方に差があることもあるので、複数の海外FX業者を使い分けている人も多いです。

CPI発表時にExnessのスプレッドが1.6pipsで安定していたという報告があり、指標スキャルピングを考えるうえで有益な参考例となります。

海外FXをスプレッド重視で選ぶ5つの注意点

スプレッドの狭さを重視して業者や口座を選ぶ際には、ボーナス制度や口座タイプによる違いに注意が必要です。

スプレッドが狭くても、手数料で実質コストが高くなる

手数料を含めた「実質コスト」でスプレッドを比較しなさい!!

スプレッドがゼロスプレッド(0.0pips)や極小でも、ECN口座のように取引手数料が別途発生する口座タイプでは、トータルの取引コストがかえって割高になることがあります。

特にスキャルピングや高頻度取引を前提とするトレーダーにとっては、1回の取引ごとのコストが積み重なりやすく、手数料がスプレッドのメリットを相殺するケースも少なくありません。

そのため、スプレッドの狭さだけでなく、「往復手数料を含めた実質コスト」を比較することが、実戦的な口座選びには欠かせません。

最小・平均スプレッドは目安で、リアルスプレッドは大きく変動する

スプレッド一覧だけ見ても、実際の取引コストは見えてこないぞ。

最小スプレッドは、理想的な市場環境でしか実現しない数値で、より現実的な水準を知るには平均スプレッドが参考になりますが、それもあくまで一定期間の目安にすぎません。

海外FXでは多くの業者が「変動スプレッド制」を採用しており、スプレッドは時間帯や市場の状況によって大きく変動します。

たとえば、先ほど紹介したように、経済指標の発表前後や時間帯により、スプレッドが急に広がることもあります。

そのため、スプレッドの安定性や実質コストを把握するには、まず少額でもリアル口座でリアルタイムスプレッドを確認してみるのが確実です。

約定力が低いと、スリッページでコストが高くなる

高い約定力を求めるなら、手数料ありのECN口座ですわ。

どれだけスプレッドが狭くても、注文価格と実際の約定価格にズレ(スリッページ)が発生すれば、取引コストはかえって高くなってしまいます。

特に指標トレードや短期売買では、ミリ秒単位での正確な約定が求められるため、約定スピードやサーバー反応の速さが重要です。

この点で優れているのが、ECN方式を採用した高速約定・低スプレッドの口座タイプです。

高約定力・低スプレッドのECN口座

  • Exness「ゼロ口座」「ロースプレッド口座」
  • ThreeTrader「Rawゼロ口座」
  • AXI「プロ口座」「エリート口座(VIP専用)」
  • TitanFX「ブレード口座」
  • AXIORY「ナノ口座・テラ口座」「ゼロ口座」

また、サーバー環境に力を入れており、約定速度やスリッページの少なさに定評のある海外FX業者もあり、STP口座でも比較的安定した取引ができます。

約定力が高い海外FX業者

  • TitanFX
  • AXIORY

これらを選ぶことで、リスクを最小限に抑えることはできますが、どの海外FX業者・口座タイプでもスリッページを完全に避けることはできないため、取引の際はその点を理解しておきましょう。

銘柄によっては、他社のほうがスプレッドが狭い場合もある

ドル円だけ見て決めるのは早いぞ!他の銘柄も見るんじゃ。

一部の業者では、ドル円(USDJPY)などのメジャー通貨ペアのみスプレッドが極端に狭く設定されていても、ゴールド(XAUUSD)やビットコイン(BTCUSD)といった人気のCFD銘柄では他社のほうがスプレッドが狭い、というケースもあります。

特定の銘柄だけを基準に業者を選んでしまうと、普段取引する他の銘柄で不利な取引をすることになりかねません。

自分が実際にトレードする対象銘柄のスプレッドを比較しておくことが基本です。

ボーナス適用の口座はスプレッド広めが多い

ボーナスにつられて選ぶなんて、コスト感覚が甘すぎますわ。

口座開設ボーナスや入金ボーナスがある口座タイプは、初心者向けに設計されていることが多く、その分、スプレッドが広めに設定されている傾向があります。

一見お得に見えるボーナスですが、スプレッドが広いとそのぶん「1回の取引コスト」が高くなり、トータルで見るとメリットが打ち消されてしまうこともあります。

実際、XMやFXGTでは、スタンダード口座などスプレッドが広めの一般口座で豪華なボーナスを提供しており、取引コストよりも初回の資金増加を重視するトレーダー向きです。

これに対して、ExnessやThreeTraderなどのECN口座や、スプレッドの狭いSTP口座ではボーナスは提供されておらず、実質コスト特化型の中・上級者向け口座となっています。

「スプレッドをできるだけ抑えつつ、ボーナスも受け取りたい」という方にとっては、珍しい例外も存在します。

ボーナスあり・比較的狭いスプレッドの海外FX口座

  • XMTrading「KIWAMI口座(極み口座)」・・・入金ボーナスが適用(初回100%、2回目以降20%)

ただし、こちらの口座も他社のECN口座のスプレッドはやや広めです。

ボーナスを重視するのか、スプレッドの狭さを優先するのか、自身の取引スタイルに応じた判断をしましょう。

海外FXの狭いスプレッドを利用した取引戦略

海外FX業者は、ドル円やユーロドルなどのメジャー通貨に加え、ゴールドや仮想通貨といったCFD銘柄でも非常に狭いスプレッドを提供している場合があります。

この特性を活かすことで、取引コストを最小限に抑えながら利益効率の高い戦略を組み立てることが可能です。

以下では、狭いスプレッドを活用しやすい代表的な戦略を紹介します。

ドル円・ユーロドル・ゴールドのスキャルピング(超短期売買)

スキャルピングは、数秒〜数分単位で細かい値幅(例:1〜5pips)を狙い、1日に数回~数十回、人によっては100回以上の取引を行う短期トレード手法です。

1回あたりの利幅は小さいものの、スプレッドが狭く・約定が速い口座であれば、実質コストを抑えて効率的に利益を積み上げることができます。

それぞれの銘柄にはスキャルピングにおける特徴があります。

銘柄別スキャルピングの特徴

  • ドル円(USDJPY):スプレッドが安定して狭く、初心者にも扱いやすい。
  • ユーロドル(EURUSD):流動性が高く、欧州時間に動きやすい。
  • ゴールド(XAUUSD):値動きが大きく、短期で大きな利幅も狙えるが中上級者向け。

指標発表後の急変動からの反発を狙う短期トレード

雇用統計やCPI(消費者物価指数)などの経済指標発表では、相場が一方向に急変動したあとに、短時間で逆方向に戻る動き(行ってこい)が起こることがあります。

この一時的な過剰反応からの反転を狙うのが、このトレード手法です。

指標発表直後はスプレッドが一時的に広がるため、素早くスプレッドが戻る業者を選ぶことが、取引コストを抑えるうえで重要です。

指標発表後の反転狙いにおすすめの銘柄

  • ドル円(USDJPY):米国の雇用統計・FOMC(米金融政策会合)で大きく動く
  • ゴールド(XAUUSD):金利やインフレ指標に敏感で反転もしやすい
  • ポンド円(GBPJPY):英国系指標発表時に急変動が起きやすい

ゴールド(XAUUSD)で大きな利益を狙う短期トレード

ゴールドは1日の中で値幅が大きく動くことが多く、数分〜数十分のポジション保有で値幅を取る「短期トレード」に適した銘柄です。

特にロンドン市場やNY市場のオープン時間帯は動きが活発で、10〜30pips前後の利益確定を目指すトレーダーが多く、1日に複数回の取引を行います。

また、戦争や景気の先行き不安が強まると、「有事の金」として買われやすいため、突発的な急騰・急落が起こることもあり、大きな利益を狙うトレーダーも多いです。

狭いスプレッドでゴールドを取引できる口座を選べば、短期でもスリッページや取引コストの負担を最小限に抑えやすくなります。

ゴールド短期トレードの特徴

  • 想定保有時間:5〜30分
  • 想定エントリー回数:1日あたり2〜5回程度
  • 狙い方:指標発表後の反発や、欧米時間帯のトレンドフォロー
  • ポイント:ボラティリティが高いため、狭いスプレッド+損切りルールが必須

ビットコイン(BTCUSD)の急騰・急落を狙う瞬間トレード

ビットコインは突発的な急騰・急落が発生しやすく、5分以内の保有で「瞬間の値動き」を狙う超短期トレードが主流です。

中上級者の中には、ボラティリティの急変に反応して1日1〜2回だけタイミングを見て仕掛けるスタイルもあります。

仮想通貨はスプレッドが広くなりがちですが、狭い時間帯や狭い業者を選ぶことで、一撃勝負のリスクを抑えられます。

ビットコイン瞬間トレードの特徴

  • 想定保有時間:数秒〜5分以内
  • 想定エントリー回数:1日あたり1〜3回(チャンスがあるときだけ)
  • 狙い方:急騰・急落の初動を素早くとらえる「反射的な」トレード
  • ポイント:ボラティリティに乗れる一方、広がったスプレッドでのエントリーは厳禁

海外FXの狭いスプレッド比較│よくある質問

海外FXのスプレッドはなぜ狭いの?国内FXと何が違う?

海外FXのスプレッドが狭いのは、多くの業者が「NDD方式(ディーラーを介さない仕組み)」と「変動スプレッド制」を採用しているからです。

市場の流動性に応じてスプレッドが自動的に変動するため、原則固定の国内FXよりも狭くなる傾向があります。中でもECN口座では、0.0pips〜の超狭スプレッドが実現可能です。

海外FXのスプレッド比較で、最小と平均はどちらを見たほうがいい?

平均スプレッドのほうが、実際のスプレッド感覚に近く、コスト比較に適しています。

最小スプレッドは理想的な場面の数値で、実際の取引ではその水準になるとは限りません。
また、手数料がある場合は、「平均スプレッド+手数料」が実質コストになります。

海外FXでスプレッドが狭い通貨ペア・銘柄は?

ドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)などのメジャー通貨ペアは、どの海外FX業者でも比較的スプレッドが安定して狭めです。

ゴールド(XAUUSD)やポンド円(GBPJPY)もスプレッドが狭い業者はありますが、業者ごとの差が大きいため、銘柄ごとにしっかり比較する必要があります。

海外FXでスプレッドが広い通貨ペア・銘柄は?

一般的に、マイナー通貨ペアやボラティリティの高い銘柄(例:トルコリラ円、南アフリカランド円、仮想通貨CFDなど)はスプレッドが広めに設定されています。

また、ポンド円(GBPJPY)や原油、ゴールドなども相場状況によっては大きく広がることがあるため、取引前にリアルタイムスプレッドの確認が重要です。

海外FXのスプレッドはリアルタイムで確認できますか?

MT4やMT5の「気配値表示」から、リアルタイムスプレッドを確認可能です。

海外FX業者の公式サイトでもリアルタイムデータを公開しているところがありますが、実際にリアル口座での確認が最も正確です。

海外FXでスキャルピングに適したスプレッドの目安は?

通貨ペアによりますが、ドル円であれば0.1~0.3pips+手数料程度が理想です。

「Exnessのゼロ口座」や「ThreeTraderのRawゼロ口座」など、ECN環境+高速約定の組み合わせがスキャルピング向きです。

スプレッド比較ランキングで上位にいる業者は本当におすすめ?

ランキングは参考になりますが、スプレッドの数値だけで判断するのは不十分です。

本記事のランキングでは、ドル円・ゴールド・ビットコインの平均スプレッド(手数料込み)を比較し、総合的にスプレッドが狭い海外FX口座を上位に掲載しています。

ただし、実際の取引コストには約定力やサーバーの安定性も影響します。
例えば、TitanFXやAXIORYは滑りにくく約定力に定評があるため、コスト面でも安定した取引がしやすい業者です。

海外FXはすべて変動スプレッドなの?

多くの海外FX業者は変動スプレッド制を採用しています。

例外で、Exnessは人気10銘柄(ドル円・ゴールドなど)でゼロスプレッドを提供しており、約9割の時間帯でスプレッドが実質的に固定に近い水準を維持しているのが特長です。

このため、他社に比べてスリッページの影響を受けにくい点も評価されています。

ゴールド(XAUUSD)のスプレッドはどの業者が狭い?

ゴールドは、業者によってスプレッドの差が大きい銘柄の一つです。

なかでもExnessの「ゼロ口座」は、ほとんどの時間帯でゼロスプレッドが維持されており、手数料を含めても取引コストが非常に低く抑えられます。

また、ThreeTraderの「Rawゼロ口座」やAxiの「プレミアム口座」「エリート口座(VIP専用)」でも、ゴールドを比較的狭いスプレッドで取引できます。

海外FXでビットコイン(BTCUSD)のスプレッドも狭いの?

ビットコインは価格変動が大きいため、通貨ペアに比べてスプレッドが広がりやすい銘柄です。

ただし、「ThreeTrader Rawゼロ口座」や「Exnessゼロ口座」などでは、平均スプレッドが比較的狭めに抑えられており、仮想通貨取引にも対応しやすい水準です。

また、FXGTやTitanFXなども仮想通貨スプレッドを抑える傾向があり、業者によって取引コストには大きな差があります。

なお、BinanceやBybitなどの仮想通貨取引所と比べた場合、海外FX業者はスプレッドがやや広い傾向にありますが、最大レバレッジの高さ(例:Exnessは最大400倍、FXGTは最大1,000倍)やゼロカット対応、MT4/MT5での取引環境などを含めて総合的に見ると、中〜上級トレーダーには使い勝手が良い場面もあります。

海外FXの狭いスプレッド比較まとめ

海外FXでは変動スプレッド制が採用されており、ドル円やゴールドなどで「0.0pips〜」という非常に狭いスプレッドで取引できる口座もあります。そのため、スキャルピング派やコスト重視の中上級者に特に人気です。

中でも「Exnessのゼロ口座」は、ドル円やゴールドがほぼ固定のゼロスプレッドで取引できる時間帯が多く、「ThreeTraderのRawゼロ口座」も手数料込みで実質コストがかなり抑えられます。

ただし、スプレッドはリアルタイムで変動するため、比較する際は銘柄ごとの傾向や約定力なども含めて判断することが大切です。

特に、ビットコインやゴールドのようにボラティリティが高い銘柄は、スプレッドの変動幅も大きく、業者によって取引条件が大きく異なります。

ランキングはあくまで目安なので、自分の取引スタイルや扱う銘柄に合った業者を選ぶようにしましょう。

海外FXの最狭スプレッド比較
(実質コスト/往復ロット)
業者USDJPY
平均スプレッド
XAUUSD
平均スプレッド
BTCUSD
平均スプレッド
公式サイト
exness(エクスネス)ゼロ口座0.00pips(0.35)0.00pips(0.55)14.00pips(14.8)公式サイトへ
Three Trader(スリートレーダー)Rawゼロ口座0.0pips(0.4)1.0pips(1.4)6.2pips公式サイトへ
AXI(アクシー)プレミアム口座0.3pips(1.00)0.8pips(1.50)188.3pips公式サイトへ
TITAN FX(タイタン エフエックス)ブレード口座0.3pips(1.0)2.14pips(2.20)247.4pips公式サイトへ
AXIORY(アキシオリー)ナノ・テラ口座0.5pips(1.1)1.5pips(2.1)公式サイトへ
XM Trading(エックスエムトレーディング)KIWAMI口座1.1pips2.2pips731.7pips公式サイトへ
FXGT.com(エフエックスジーティー ドットコム)プロ口座1.2pips2.3pips
※スワップフリー3日間
103.2pips公式サイトへ

※()内は手数料を含む実質コスト(往復/ロット)です