ThreeTrader(スリートレーダー)の最大ロット・最大ポジション解説│大口取引の注意点も

ThreeTrader(スリートレーダー)は、狭いスプレッドで支持される海外FX業者ですが、中〜大口トレーダーにとっては「どれだけ大きな取引ができるか」「細かく分けてポジションを持てるか」などの柔軟性も重要な判断材料です。

スプレッドだけじゃなく、大口や分割ポジションも大切ですわ!

ThreeTraderなら、工夫次第でかなり自由に攻められるぞ。

この記事では、口座別・銘柄別の最大ロットやポジション上限、大口取引のレバレッジ制限や証拠金の目安、上限を超えて運用する実践的な方法まで、具体的に解説していきます。

最狭スプレッドで大口取引

この記事を先読み

  • ThreeTraderは最大80ロット・最大200ポジションで大口・分割注文に対応
  • ThreeTraderは口座タイプ銘柄に関わらずロット・ポジション制限は同じ
  • 有効証拠金残高・時間帯のレバレッジ制限で必要証拠金が変動する(大口取引の注意点

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目次

ThreeTrader(スリートレーダー)の最大ロット・最大ポジションとは?

ThreeTrader口座タイプ別の最大ロット・最大ポジション数
口座タイプ1ロット価値
(lot)
最大ロット数
(1注文)
最大ポジション数適しているトレーダー層
Pureスプレッド口座
(PureSpread口座)
100,000通貨80ロット200ポジション中〜大口の裁量取引
Rawゼロ口座
(RawZero口座)
100,000通貨80ロット200ポジション中〜大口の高頻度・スキャルピング

※入金前の口座変更OK・追加口座開設OK

ThreeTraderの最大ロット数は80ロット|1ロット=10万通貨

最大ロットは「1回に注文できる上限」のことですわ!

ThreeTrader(スリートレーダー)では、1ロット=10万通貨(100,000通貨)が基本単位で、これは多くの海外FX業者と共通した仕様です。

ThreeTraderの最大ロット数と最大通貨量

  • Rawゼロ口座: 最大80ロット(=800万通貨)/1注文
  • Pureスプレッド口座:最大80ロット(=800万通貨)/1注文

1回の注文で発注できる最大ロット数が「80ロット」、1注文あたり最大800万通貨までの取引が可能で、大口取引やEA(自動売買)にも十分対応できるスペックです。

最大ロット注文の例(できる例/できない例)

  • 成行80ロット
  • 成行80ロット + 指値80ロット + 逆指値80ロット
    ※合計240ロットでも、それぞれ80ロット以内なのでOK
  • 成行85ロット(1注文の上限を超えるためNG)

また、成行や予約注文(指値・逆指値)を問わず各注文ごとに80ロット以内であれば、複数回に分けて発注することもできます。

ThreeTraderの最大ポジション数は200ポジションまで

最大ポジションは「同時に保有できる注文数の上限」じゃ。

ThreeTraderの最大ポジション数

  • Pureスプレッド口座・Rawゼロ口座:最大200ポジション

ThreeTraderでは、同時に200ポジションまで保有することが可能なので、手法に応じた分割エントリーはもちろん、最大で「80ロット × 200ポジション=16,000ロット(16億通貨)」まで発注することができます。

この200ポジションの上限を超えると新たなポジションは建てられないため、スキャルピングや高頻度取引、自動売買(ナンピン系EAなど)を行う場合は、現在の保有数を常に把握しておくことが重要です。

最狭スプレッドで大口取引

【口座タイプ別】ThreeTrader(スリートレーダー)の最大ロット数と大口取引制限

threetrader口座別最大ロット

Pureスプレッド口座|中~大口の裁量取引向け(手数料無料)
大口おすすめ度:★★★★☆

ThreeTraderPureスプレッド口座の大口取引制限
項目内容
1ロット価値100,000通貨
最大ロット数(1注文)80ロット
最大通貨量(1注文)最大800万通貨
(ドル円で約12億円)
最大ポジション数200ロット

※1ドル=150円として計算

ThreeTraderPureスプレッド口座の特徴

  • 手数料無料
  • スプレッドがやや狭め(Rawゼロ口座よりは広い)
  • 注文方法がECN方式(高速約定)

ThreeTraderの「Pureスプレッド口座」は、1注文あたり最大80ロット・最大200ポジションまで対応しており、中〜大口トレーダーの基本的な戦略にも十分対応できるスペックとなっています。

注目したいのは、この口座がECN方式でありながら、取引手数料が無料という点です。

そのため、スプレッドも比較的狭く、裁量でロット調整しながら取引したい方や、中期的にポジションを保有しやすい仕様になっています。

大きな取引量でもコスト計算しやすく、資金管理のしやすさもメリットです。

ただし、スプレッドはRawゼロ口座のほうがやや狭いため、取引コストを極力抑えたいEAやスキャルピングトレーダーには、Rawゼロ口座のほうが有利となることがあります。

Rawゼロ口座|中~大口の高頻度取引・スキャルピング向け
大口おすすめ度:★★★★☆

ThreeTraderRawゼロ口座の大口取引制限
項目内容
1ロット価値100,000通貨
最大ロット数(1注文)80ロット
最大通貨量(1注文)最大800万通貨
(ドル円で約12億円)
最大ポジション数200ロット

※1ドル=150円として計算

ThreeTraderスタンダード口座の特徴

  • 手数料:片道4ドル/1ロット(ビットコインは無料)
  • スプレッドが非常に狭い(0.0pips~)
  • 注文方法がECN方式(高速約定)

ThreeTraderの「Rawゼロ口座」は、1注文あたり最大80ロット・最大200ポジションまで保有可能で、「Pureスプレッド口座と同じく、大きなポジションを複数回に分けてエントリーする戦略にも対応できます。

違いは、0.0pips〜という極狭スプレッドと、往復4ドルの明確な手数料です。

ドル円やユーロドル、豪ドルなどでゼロスプレッド(ほとんどの時間帯)、ゴールドなど他の銘柄もスプレッドが非常に狭くなります。

手数料を含めても「Pureスプレッド口座」より実質スプレッドが狭いので、高頻度の短期売買の繰り返しでも取引コストを最小限に抑えることができます。

また、ECN方式のため、約定スピードが速く、スリッページも少ないため、EAや高頻度のスキャルピングにもおすすめです。

最狭スプレッドで大口取引

【銘柄別】ThreeTrader(エクスネス)の最大ロット数・最大ポジション制限

銘柄別最大ロット

銘柄によって、最大80ロットじゃないこともありますわ!

ロット制限が時間で変わらないのはありがたいのう。

ThreeTrader通貨ペア(ドル円など)の最大ロット・最大ポジション
大口おすすめ度:★★★★★

ThreeTrader通貨ペアの最大ロットと最大ポジション
銘柄1ロット価値最大ロット数最大ポジション数
ドル円(USDJPY)100,000通貨80ロット200ポジション
ユーロドル(EURUSD)100,000通貨80ロット200ポジション
ポンド円(GBPJPY)100,000通貨80ロット200ポジション

※上記以外の通貨ペアも同条件
※すべての通貨ペアで最小ロットは0.01ロット

ThreeTraderで取り扱う通貨ペアは、すべて1ロット=10万通貨で統一されており、ドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)などの主要銘柄でも一律で1注文あたり最大80ロット(800万通貨)まで発注可能です。

例えばドル円であれば、最大12億円相当(1ドル=150円換算)のポジションを1回の発注でまとめて構築できるため、ロット単位で資金を大きく動かすトレーダーにとっては非常に扱いやすい仕様です。

通貨ペアは流動性が高く、執行も安定しているため、スリッページや約定拒否のリスクを抑えつつ、大ロットでもスムーズな執行がしやすいため、裁量・スキャル・EA問わず、通貨ペアを基軸に据えた大口運用戦略との相性が良いです。

ThreeTrader貴金属CFD(ゴールドなど)の最大ロット・最大ポジション
大口おすすめ度:★★★★☆

ThreeTrader貴金属の最大ロットと最大ポジション
銘柄1ロット価値最大ロット数最大ポジション数
ゴールド(XAUUSD)100オンス80ロット200ポジション
シルバー(XAGUSD)1,000オンス80ロット200ポジション
プラチナ(XPTUSD)100オンス80ロット200ポジション

※すべての貴金属CFDで最小ロットは0.01ロット

ゴールド(XAUUSD)やシルバー(XAGUSD)などの貴金属CFDは、1ロットあたりの価格変動幅が大きく、少ないロットでも損益が大きく動きやすいのが特徴です。

ThreeTraderでは、1注文最大80ロット(ゴールドなら最大8,000オンス)、最大200ポジションまで保有可能なため、短期勝負でしっかりロットを張りたい中〜大口トレーダーにとって十分な取引余力があります。

特にゴールドはボラティリティ(価格変動)が高く、経済指標や要人発言をきっかけに一気に利幅を狙う戦略とも相性がよく、スキャルピングや高ロットの裁量トレードで利用されることが多いです。

ThreeTraderエネルギーCFD(原油・天然ガスなど)の最大ロット・最大ポジション
大口おすすめ度:★★★☆☆

ThreeTraderエネルギーCFDの最大ロットと最大ポジション
銘柄1ロット価値最大ロット数最大ポジション数
WTI原油(XTIUSD)100バレル80ロット200ポジション
ブレント原油(XBRUSD)100バレル80ロット200ポジション

※すべてのエネルギーCFDで最小ロットは0.01ロット

原油やブレント原油などのエネルギーCFDは、相場の変動要因が多く、短期的に大きく値が動くのが特徴です。

ThreeTraderでは、1注文あたり最大80ロット(=8,000バレル)まで発注可能で、200ポジションまで同時に保有できます。

経済指標・災害・戦争・在庫統計などによる急変動を狙うトレーダーにとって、短期間で利益を狙う大ロット戦略と非常に相性が良い市場です。

ただし、原油は他銘柄に比べてボラティリティが高く、レバレッジをかけすぎると証拠金維持が難しくなる場面もあるため、ロット設計は慎重に行う必要があります。

中〜大口トレーダーで「ゴールドや通貨ペアと違った動きをする資産クラスを組み込みたい」と考える方にとって、原油は戦略の幅を広げる選択肢として有効です。

ThreeTrader仮想通貨CFD(ビットコインなど)の最大ロット・最大ポジション
大口おすすめ度:★★★★☆

ThreeTrader仮想通貨CFDの最大ロットと最大ポジション
銘柄1ロット価値最大ロット数最大ポジション数
ビットコイン(BTCUSD)1BTC80ロット200ポジション
ビットコインキャッシュ(BCHUSD)1BCH80ロット200ポジション
イーサリアム(ETHUSD)1ETH80ロット200ポジション
ライトコイン(LTCUSD)1LTC80ロット200ポジション
リップル(XRPUSD)100XRP80ロット200ポジション

※すべての仮想通貨CFDで最小ロットは0.01ロット

ThreeTraderでは、ビットコイン(BTCUSD)やイーサリアム(ETHUSD)などをはじめ、多数の仮想通貨CFDを取り扱っており、すべての仮想通貨銘柄で最大80ロット・最大200ポジションまで保有可能です。

仮想通貨はボラティリティが非常に高く、1ロットの変動幅も大きいため、短時間で含み損益が大きく動くハイリスク・ハイリターンな市場です。

そのため、自動売買(EA)や手動スキャルピングを行う場合には、発注タイミングやストップ設定も含めて、他銘柄以上に精密なロット設計とポジション管理が求められます。

特に大ロットでの取引を前提とする場合、滑り(スリッページ)や価格の急変動による約定ずれにも注意が必要です。

また、通貨ペアやコモディティとは異なり、土日や深夜も取引可能なため、常時ポジションを動かしたいトレーダーにとってはメリットとなります。

ThreeTrader株価指数CFD(日経225・ダウ30など)の最大ロット・最大ポジション
大口おすすめ度:★★☆☆☆

ThreeTrader株価指数CFDの最大ロットと最大ポジション
銘柄1ロット価値最大ロット数最大ポジション数
日経225(JPN225)180ロット200ポジション
ダウ平均株価(US30)180ロット200ポジション
S&P500(US500)180ロット200ポジション
ナスダック100(NAS100)180ロット200ポジション
ユーロストック50(EUSTX50)180ロット200ポジション
イギリス100(UK100)180ロット200ポジション
ドイツ40(GER40)180ロット200ポジション
フランス40(FRA40)180ロット200ポジション
オーストラリア200(AUS200)180ロット200ポジション
中国A50(CHCUSD)180ロット200ポジション
香港ハンセン(HK50)180ロット200ポジション
ハンセン中国企業指数(HSCHKD)180ロット200ポジション
インド50(IND50)180ロット200ポジション
オランダ25(NETH25)180ロット200ポジション
シンガポール30(SGCSGD)180ロット200ポジション
スイス20(SWI20)180ロット200ポジション
台湾加権指数(TW88)180ロット200ポジション

※日経225、香港ハンセン、ハンセン中国企業指数、シンガポール30、中国A50は最小1ロット、その他の株価指数CFDは最小0.01ロット

株価指数CFDは、通貨ペアや仮想通貨に比べて値動きが比較的穏やかで、経済全体や特定国の株式市場の動きを反映する特徴があります。

ThreeTraderでは、すべての株価指数銘柄で最大80ロット・最大200ポジションまでの取引が可能です。

取引時間は銘柄ごとに異なりますが、日中~深夜まで広く対応しており、特にNY時間を中心にしたトレードがしやすい傾向があります。

中〜大口トレーダーにとっては、急激な変動よりもポジションの分散や、テーマごとの指数を使い分けて運用したい場面で活用しやすい商品です。

また、一部の指数では最小ロットが1ロットからとなっており、少額での細かい調整にはやや不向きな側面もあるため、あらかじめロットサイズの制限を把握しておくことが重要です。

最狭スプレッドで大口取引

ThreeTraderの1ロット・最大ロットで損益計算シミュレーション

大口取引における損益計算シミュレーション

1ロットでどれくらい動くのか、すぐ知りたいわね!

実際の金額で見れば、1pipsの重みがハッキリわかるぞい。

損益額の計算方法

損益額(円)= 1ロット取引量 × 値動き(pips)

※ドル建て銘柄は(× 円換算レート)が必要

※計算例は 1pips=0.01、ドル円=150円、ゴールド=2,000ドル、BTC=500万円で仮定

Pureスプレッド口座・Rawゼロ口座の損益計算(ドル円・ゴールド・ビットコイン)

ThreeTraderの「Pureスプレッド口座」と「Rawゼロ口座」は、どちらも1ロットあたりの取引数量(価値)が共通しているため、損益の大小は銘柄の特性と価格水準によって異なります。

Pureスプレッド口座・Rawゼロ口座の1pips損益目安(1ロット)
銘柄1ロット取引量1pips損益10pips損益100pips損益
ドル円(USDJPY)100,000通貨約1,000円約10,000円約100,000円
ゴールド(XAUUSD)100オンス約150円約1,500円約15,000円
ビットコイン
(BTCUSD)
1BTC約3,000円約30,000円約300,000円

※ドル円:1pips=0.01円、ゴールド・ビットコイン:0.01ドルの値動きが基準
※ドル円=150円、ゴールド=2,000ドル、ビットコイン=50,000ドルで計算

最大80ロット保有した場合の損益目安

  • ドル円:約1,000円×80ロット = 1pipsあたり約8万円の損益
  • ゴールド:約150円 × 80ロット = 1pipsあたり約1万2,000円の損益
  • ビットコイン:約3,000円 × 80ロット = 1pipsあたり約24万円の損益

ThreeTraderでは、最大80ロットまでの大口ポジションが許容されているため、わずか1pipsの値動きでも数万円〜数十万円規模の損益が発生する可能性があります。

ドル円・ゴールド・ビットコインの損益感覚

  • ドル円(USDJPY):
    1pipsあたりの損益が大きく、少ない値動きでも効率よく利益を出しやすい。相場変動幅は比較的安定しているため、コツコツと利確を重ねたい人向け。
  • ゴールド(XAUUSD):
    ドル円よりもpips単価は低いが、ボラティリティが高く、短期間で10〜20pips以上動くことも多いため、スキャルピングや短期売買との相性が抜群。利益の振れ幅が中程度で、リスクと収益のバランスがとれた銘柄。
  • ビットコイン(BTCUSD):1pipsあたりの損益は小さいが、1日に1,000pips以上動くことも珍しくなく、短期間で大きく稼げるチャンスがある。レバレッジを抑えた少額ロットでも十分な収益を狙える。

ただし、特にゴールドやビットコインのような高ボラティリティ銘柄では、「保有ロット数 × 値動き幅 × 1pips単価」の計算を誤ると、一瞬の急変で証拠金維持率を割り込み、ロスカットに直結するリスクもあるので、しっかりと損益の構造を理解したうえでポジションを管理することが重要です。

最狭スプレッドで大口取引

ThreeTraderで大口取引するための必要証拠金の目安

大口取引における必要証拠金の目安

証拠金をいくら用意すれば取引できるのかしら?

銘柄によって違うが、レバレッジが大きいほど必要証拠金は少なくて済むぞ。

必要証拠金の計算式

必要証拠金(円) = 1ロット取引量 × 市場価格 ÷ レバレッジ

※ドル建て銘柄は(× 円換算レート)が必要

※計算例は最大レバレッジ、1ドル=150円、ゴールド1オンス=2,000ドル、ビットコイン1BTC=100,000ドルで仮定

Pureスプレッド口座・Rawゼロ口座の1ロット・最大ロット必要証拠金(ドル円・ゴールド・ビットコイン)

ThreeTraderでは、2口座共に最大ロット数・最大レバレッジが共通なため、必要証拠金も同条件下で共通です。

下記の表では、各銘柄の1ロットおよび最大ロット(80ロット)を保有した場合に必要となる証拠金の目安を示しています。

Pureスプレッド口座・Rawゼロ口座の必要証拠金目安
銘柄1ロット取引量最大レバレッジ1ロット証拠金80ロット証拠金
ドル円
(USDJPY)
100,000通貨1,000倍約15,000円約150万円
ゴールド
(XAUUSD)
100オンス1,000倍約30,000円約240万円
ビットコイン
(BTCUSD)
1BTC200倍約75,000円約600万円

※1ドル=150円、ゴールド1オンス=2,000ドル、ビットコイン1BTC=100,000ドルで計算

ドル円・ゴールド・ビットコインの各銘柄ごとに、最大レバレッジを適用した場合の必要証拠金の目安を算出しました。

レバレッジが高いほど少ない証拠金で取引できるため、同じ取引量でも銘柄ごとのレバレッジ設定や価格水準によって証拠金の負担には大きな差が生じます。

ドル円(USDJPY)の必要証拠金(最大ロット・最大レバレッジ)

  • 最大ロット:100,000通貨 × 80ロット
  • 為替レート(仮):1ドル=150円
  • 最大レバレッジ:1,000倍
  • 計算式:100,000通貨 × 80ロット × 150円 ÷ 1,000倍 = 約120万円の証拠金が必要

ドル円は低価格かつ高レバレッジで最も証拠金効率が良好

ゴールド(XAUUSD)の必要証拠金(最大ロット・最大レバレッジ)

  • 最大ロット:100オンス × 80ロット
  • ゴールド価格(仮):1オンス=2,000ドル
  • 為替レート(仮):1ドル=150円
  • 最大レバレッジ:1,000倍
  • 計算式:100オンス × 80ロット × 2,000ドル × 150円 ÷ 1,000倍 = 約240万円の証拠金が必要

ビットコイン(BTCUSD)の必要証拠金(最大ロット・最大レバレッジ)

  • 最大ロット:1BTC × 80ロット
  • ビットコイン価格(仮):1BTC = 50,000ドル
  • 為替レート(仮):1ドル=150円
  • 最大レバレッジ:200倍
  • 計算式:1BTC × 80ロット × 100,000ドル × 150円 ÷ 200倍 = 約600万円の証拠金が必要

ただし、ThreeTraderでは有効証拠金残高に応じてレバレッジが段階的に制限されるため、上記の数値はあくまで最大レバレッジを適用した場合の理論値に過ぎません。

実際に大口取引を行う際には、より現実的なレバレッジ水準での必要証拠金の目安を把握しておくことが重要です。

次の項目では、その具体的な基準を解説します。

ThreeTraderでは大口取引はいくらから?レバレッジ制限から逆算シミュレーション

ThreeTraderでは、有効証拠金(口座残高+保有ポジション)が5,000ドルを超えるとレバレッジ上限が引き下げられる銘柄が多く、特にFX通貨ペア・ゴールドなどはレバレッジが半分になる点に注意が必要です。

で、結局どれくらい大きな取引ができますの?

現実的に発注できるロット数と証拠金を見てみよう。

ドル円(USDJPY)・ゴールド(XAUUSD)・ビットコイン(BTCUSD)について、実用的なレバレッジ倍率とロット数の上限値、その場合の必要証拠金の目安をまとめました。

【ロット別】ドル円(USDJPY)に必要な証拠金目安
取引ロット数通貨量レバレッジ必要証拠金
1ロット100,000通貨1,000倍約15,000円
5ロット500,000通貨1,000倍約75,500円
10ロット1,000,000通貨500倍約300,000円
50ロット5,000,000通貨500倍約1,500,000円
80ロット8,000,000通貨500倍約2,400,000円

※ドル円=150円で計算

※ドル円は最大1,000倍、有効証拠金が5,000ドル以下(約75万円以下)で最大500倍

ドル円はレバレッジ1,000倍〜500倍まで適用されるため、比較的少額の証拠金から大口取引が可能です。

10ロットでも30万円程度で可能なため、ある程度まとまった証拠金があれば中〜大口取引も現実的です。

また、有効証拠金が5,000ドル(約75万円以下)を超えた時点で最大レバレッジが500倍の制限がかかり、必要証拠金が増えるので、大口取引時には注意が必要です。

【ロット別】ゴールド(XAUUSD)に必要な証拠金目安
取引ロット数通貨量レバレッジ必要証拠金
1ロット100オンス1,000倍約300,000円
5ロット500オンス500倍約1,500,000円
10ロット1,000オンス500倍約3,000,000円
50ロット5,000オンス500倍約15,000,000円
80ロット10,000オンス500倍約30,000,000円

※ドル円=150円、ゴールド=2,000ドルで計算
※ゴールドは最大1,000倍、有効証拠金が5,000ドル以下(約75万円以下)で最大500倍

週末前・祝日前の閉場30分前から、最大レバレッジ100倍の制限がかかります。

ゴールドも有効証拠金が5,000ドル(約75万円以下)を超えた時点で、最大レバレッジ500倍の制限がかかります。

また、ゴールドは最低でも1ロット約30万円の証拠金が必要となるため、少額では参入ハードルがやや高めです。

ただし、ボラティリティが高く、値動き次第で大きな利益を狙えるため、スキャルピングや短期トレーダーに適しています。

【ロット別】ビットコイン(BTCUSD)に必要な証拠金目安
取引ロット数通貨量レバレッジ必要証拠金
1ロット1BTC200倍約75,000円
5ロット5BTC200倍約375,000円
10ロット10BTC200倍約750,000円
50ロット50BTC200倍約3,750,000円
80ロット80BTC200倍約6,000,000円

※ドル円=150円、ビットコイン=100,000ドルで計算
※仮想通貨CFDは最大200倍固定

仮想通貨は有効証拠金や時間によるレバレッジ制限がなく、常に最大200倍で取引が可能です。

ビットコインは1ロット(1BTC)の単価が非常に高いため、レバレッジ制限の影響が大きく、わずか数ロットの取引でも必要証拠金は数十万円単位になります。

ただし、ゴールド以上に高いボラティリティと、ほぼ24時間取引(土日祝含む)が可能なので、稼げるチャンスは非常に多いです。

最狭スプレッドで大口取引

ThreeTraderで最大ロット数(80ロット)を超えて注文する方法

最大取引の上限を超える方法

ThreeTraderでは、1注文あたりの最大ロット数は80ロットに制限されています。

「80ロットでは足りない」「もっと大きなポジションを持ちたい」というときも、以下の方法で最大ロット上限以上を注文することが可能です。

最大ロット数(80ロット)を超える2つの方法

  • 複数ポジションに分割して発注する
  • 追加口座を開設して、別口座で注文する

方法1:複数ポジションに分割して発注する

ThreeTraderの「1注文の上限が80ロット」という制限は、「1つの注文につき最大80ロットまで」という意味なので、複数回に分けて発注すれば、合計で80ロットを超える取引も可能です。

分割で「最大ロットを超える」注文例

  1. ドル円で50ロットを発注
  2. ゴールドで30ロットを発注
  3. ゴールドで70ロットを発注・・・合計150ロット保有(OK)
    ※ただし保有ポジション数が200を超えると発注不可になる

この方法を利用すれば、合計で「80ロット×200ポジション=16,000ロット」まで注文することができます。

方法2:追加口座を開設して、別口座で注文する

ThreeTraderでは、1人あたり最大5つの追加口座を開設可能です。初回のメイン口座を含めると、合計で最大6口座まで保有可能となります。

それぞれの口座で最大200ポジションまで保有可能なため、ロット・ポジション数ともに実質的な上限を大きく超えることができます。

複数口座で「最大ロットを超える」注文例

  1. メイン口座で80ロット×200ポジションを発注
  2. サブ口座Aで80ロット×200ポジションを発注
  3. サブ口座Bで80ロット×200ポジションを発注
    ※最大6口座分まで発注可能

同一人物による複数アカウント開設は規約違反となるので注意

そのため、最大で「6口座×200ポジション×80ロット=96,000ロット」まで注文することができます。

追加口座の開設はThreeTraderの会員管理画面から1分程度で完了します。既存口座の認証情報を引き継ぐので手間もかかりません。

また、ThreeTraderは法人口座にも対応しているため、大口トレーダーが税金対策の一環として法人口座を活用するケースも増えています。

最狭スプレッドで大口取引

ThreeTraderと他社の最大ロット・最大ポジションを比較

他社と最大ロット・最大ポジションを比較

ThreeTraderはロット上限もポジション数もバランスがいいぞ!

分割エントリーやEAでも安心して使えますわ。

プロ・大口トレーダー向けの海外FX業者をピックアップし、「最大ロット数」「最大ポジション数」の上限を一覧表にまとめました。

ThreeTraderと他社の最大ロット・最大ポジション数比較
海外FX業者1ロット取引量最大ロット数
(1ポジションあたり)
最大ポジション数
(口座単位)
ThreeTrader100,000通貨80ロット200ポジション
Axiory100,000通貨1,000ロット無制限
Exness100,000通貨200ロットMT4:1000 / MT5:無制限
FXGT100,000通貨60~200ロット合計200ロット
※ポジション無制限
TitanFX100,000通貨100ロット200ポジション
Axi100,000通貨50ロット無制限
XMTrading100,000通貨50ロット200ポジション

※1ロットの取引量は、FX通貨ペア(USDJPYなど)が基準

ThreeTraderは大口取引に十分な設計

  • ポジション最大80ロットの大口発注が可能(全口座共通)
  • 200ポジションまで保有でき、分割エントリーやEAに最適(全口座共通)
  • 最大6口座まで開設可能で、実質的なポジション上限も拡張可

ThreeTraderでは「最大80ロット × 最大200ポジション」という設計に加え、最大5口座までの追加開設(計6口座)が可能です。

これにより、1ユーザーあたり最大1,200ポジションまで運用可能で、大口トレードにおけるポジション制限の悩みを大幅に軽減できます。

多くの海外FX業者が1ポジションあたり50〜100ロット前後の上限を設けている中、ThreeTraderは「80ロット × 200ポジション」まで保有可能なため、1口座だけでもかなりの取引量に対応できます。

ExnessやAXIORYと比べて、1ポジションあたりのロット数やポジション無制限の柔軟性はやや劣るものの、最大6口座の活用により「理論上96,000ロット」までの保有も可能です。

そのため、分割エントリー・ナンピン・複数戦略の同時運用にも柔軟に対応でき、大口トレーダーにとっても十分実用的な環境が整っています。

最狭スプレッドで大口取引

ThreeTrader(エクスネス)で大口取引するときに注意すべきこと

大口取引の注意点

ThreeTraderは大口トレーダーにも十分対応可能なスペックを持っていますが、注文上限とは別に「相場のリスク要因」や「レバレッジ制限」による制約が存在します。

安定した取引のために、以下の点は必ず押さえておきましょう。

また、ThreeTraderのレバレッジ制限については、別記事でも詳しく解説しています。

有効証拠金5,000ドル(約75万円)を超えるとレバレッジ制限がかかる

ThreeTraderでは有効証拠金(口座残高+保有ポジション)に応じて最大レバレッジが段階的に制限されます。

有効証拠金によるレバレッジ制限
銘柄有効証拠金5,000ドル未満有効証拠金5,000ドル以上
主要・マイナー通貨ペア1,000倍500倍
エキゾチック通貨ペア100倍100倍(HUF:50倍)
ゴールド(金)1,000倍500倍
銀(シルバー)・プラチナ200倍100倍
原油200倍100倍
株価指数500倍500倍
仮想通貨200倍200倍

表の通り、口座残高と保有中のポジション価格の合計が5,000ドル(約75万円)を超えると、自動的にレバレッジが引き下げられ、それに伴い必要証拠金が増えます。

それにより、注文したいタイミングで「証拠金不足」になる可能性があります。

対策:1口座の保有資金を減らす

  • 複数口座に分けて発注する
  • ポジションを保有しすぎない

ThreeTraderはレバレッジ制限が1段階だけなので分かりやすい制限ではありますが、いつの間にか保有額をオーバーしてしまわないよう、大口取引では注意しておく必要があります。

週末・祝日前の閉場30分前にレバレッジ制限がかかる

ThreeTraderでは、土日・祝日前の取引終了30分前になると、通常は1,000倍や500倍で取引できる銘柄も、レバレッジが一気に引き下げられ、必要証拠金が約10倍に跳ね上がります。

土日祝日前のレバレッジ制限
銘柄閉場30分前の最大レバレッジ通常の最大レバレッジ
主要・マイナー通貨ペア1,000倍(変更なし)1,000倍
エキゾチック通貨ペア1,000倍(変更なし)1,000倍
ゴールド(金)100倍1,000倍
銀(シルバー)・プラチナ100倍200倍
原油20倍200倍
株価指数100倍500倍
仮想通貨200倍(変更なし)200倍

銘柄により本記事でピックアップしている、ドル円やビットコインには制限がかかりませんが、ゴールドは最大1,000倍から100倍に制限される他、シルバー、プラチナ、原油、株価指数もレバレッジ制限がかかります。

閉場はほとんどの銘柄で、ThreeTraderサーバー時間の23:55頃なので、以下の時間帯は有効証拠金の管理に注意しておきましょう。

レバレッジ制限がかかる時間帯(日本時間)

  • 夏時間(3月~10月):金曜 5:25〜5:55 の30分間
  • 冬時間(11月〜2月):金曜 6:25〜6:55 の30分間

対策:レバレッジ制限を見越した対処

  • 早めにポジション調整をしておく
  • 証拠金に余裕を持たせておく

この時間帯にポジションを保有していると、ロスカットや新規注文の拒否が発生しやすくなるため、特に大口トレーダーは要注意です。

最狭スプレッドで大口取引

ThreeTraderの最大ロット・最大ポジションでよくある質問

ThreeTraderの最大80ロットは1注文あたり?複数に分けて発注できる?

はい、ThreeTraderでは1ポジションあたり最大80ロットまでとなっており、それ以上のロットを取引したい場合は、複数注文に分けて発注することで対応可能です。

ThreeTraderの最大ポジション200は銘柄ごと?口座ごと?

口座単位で200ポジションまでの制限があります。
銘柄にかかわらず、1つの口座で同時に保有できるポジションの合計が200までとなります。

ThreeTraderでは「80ロット × 200ポジション」以上の大口取引はできる?

はい。ThreeTraderでは最大5口座まで追加口座の開設が可能で、合計6口座を使えば最大1,200ポジションの運用が可能です。
分割発注やEA運用にも柔軟に対応できます。

「Pureスプレッド口座」と「Rawゼロ口座」で最大ロットや最大ポジションに違いはある?

いいえ、両口座とも最大ロット80、最大ポジション200までで共通です。口座タイプによって違いがあるのはスプレッドや手数料です。

通貨ペア(ドル円など)では最大どれくらいのロット・ポジションまで保有できる?

ドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)など、すべてのFX通貨ペアにおいて、1ポジション最大80ロット、1口座あたり最大200ポジションまで保有可能です。
そのため、1口座あたり最大16,000ロット(80ロット × 200ポジション)の保有が可能となります。
さらに、ThreeTraderでは最大5口座まで追加開設できるため、合計6口座を活用すれば最大96,000ロット(80ロット × 200ポジション × 6口座)まで拡張することも可能です。

ゴールド(XAUUSD)では最大どれくらいのロット・ポジションまで保有できる?

ゴールドは、1ポジション最大80ロット、1口座で200ポジションまで保有できます。
つまり、最大16,000ロット分の保有が1口座で可能です。
また、追加口座を活用すれば、最大96,000ロット(6口座)までポジションを分散させることができます。
ただし、ゴールドは価格単価が高く、証拠金の負担が大きくなりやすいため、レバレッジ制限にも十分注意が必要です。

ビットコイン(BTCUSD)では最大どれくらいのロット・ポジションまで保有できる?

ビットコインは、最大80ロット × 200ポジション = 16,000ロットの保有が可能です。
加えて、追加口座を含めることで、最大96,000ロット(6口座)の運用にも対応できます。
ビットコインは最大レバレッジが常に200倍固定であるため、1ロットあたりの必要証拠金が高くなりがちですが、土日・祝日の取引や時間帯によるレバレッジ制限がないという点では、柔軟な大口運用にも適しています。

最大レバレッジは常に適用される?

有効証拠金の残高や取引時間帯によって、最大レバレッジには制限がかかる場合があります。
例えば、ドル円(USDJPY)やゴールド(XAUUSD)は、有効証拠金が5,000ドルを超えると、通常の最大1,000倍から500倍に引き下げられます。
さらに、週末や祝日前の取引終了30分前からは、エキゾチック通貨ペア・貴金属・原油など一部の銘柄で一時的なレバレッジ制限が適用され、証拠金が急増するリスクがあるため注意が必要です。
一方、ビットコイン(BTCUSD)は常に一律最大200倍で、有効証拠金や時間帯によるレバレッジ制限の対象外です。

ThreeTraderで大口取引をしたいが、法人口座は開設できる?

はい、ThreeTraderでは法人口座の開設が可能です。
個人口座と同様に、管理画面から申請でき、必要書類(登記簿謄本、法人代表者の本人確認書類など)を提出することで、比較的スムーズに開設できます。
特に大口取引を検討しているトレーダーにとって、法人化による損益通算や節税メリットは大きく、法人口座を利用することで長期的な資金管理や運用計画の自由度が高まります。
ThreeTraderの法人口座について)

ThreeTraderの最大ロット・最大ポジションの大口制限まとめ

ThreeTraderでは、1ポジションあたり最大80ロット、1口座あたり最大200ポジションまでの保有が可能で、大口取引にもしっかり対応できる仕様になっています。

さらに、最大5つまで追加口座の開設が可能なため、理論上は最大96,000ロットまで拡張することも可能です。

ただし、レバレッジは有効証拠金の残高や取引時間帯によって制限がかかるため、ゴールドや通貨ペアでは取引量に応じた資金管理が重要です。

特に週末や祝日前の閉場30分前にはレバレッジが大幅に引き下げられる銘柄もあるため、大口で運用する場合はリスク管理を徹底しましょう。

最大ロット・最大ポジションを活用した効率的な取引を行うためにも、取引ルールや制限を正しく把握したうえで戦略的に運用することがポイントです。

最狭スプレッドで大口取引