Axiory(アキシオリー)にVPSはある?提供状況とおすすめFX運用方法

AXIORY(アキシオリー) 2025.06.23 2025.07.30

Axiory(アキシオリー)は、低スプレッドと安定した約定力で知られる人気の海外FX業者です。

そんなAxioryで「VPSは提供されているのか?」「EA運用に向いているのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、Axioryでは現在、自社によるVPSの無料・有料提供は行っていません。しかし、だからといって自動売買やスキャルピングに不向きというわけではありません。

外部のVPSサービスと組み合わせることで、Axioryの高性能な取引環境を最大限に活かすことが可能です。

本記事では、AxioryのVPS提供状況をはじめ、外部VPSの選び方や導入手順、料金目安、さらにはトラブル対策や他社との比較まで、VPS活用に必要な知識を総まとめ。これからEAやVPS運用を始めたい方にも、すでに使っている方にも役立つ内容をお届けします。

AXIORYで開催中のキャンペーン(2025年11月7日更新)

  • 【終了日未定】入金手数料無料キャンペーンが延長!
    ※銀行・決済会社からお客様へ請求される手数料はお客様負担

2025年10月13日 取引銘柄が大幅拡充(ソフトコモディティCFD、貴金属CFD、バトルCFD)
2025年4月4日 AXIORYポータルから直接Web版MT4取引可能に。

目次

AXIORY(アキシオリー)

AxioryのVPSとは?|基本概要と仕組み

Axiory(アキシオリー)は、透明性の高い取引環境と低スプレッドが魅力の海外FX業者として、多くの日本人トレーダーに利用されています。

しかし、2025年6月時点で、Axioryは自社によるVPS(仮想専用サーバー)の提供を行っていません。

かつては条件付きで無料提供されていた時期もありましたが、現在は廃止されています。

その代わり、Axioryは外部VPSプロバイダーとの併用を前提としたトレード環境の構築を推奨しており、MT4/MT5ユーザーが自身でVPSサービスを契約し、接続することが基本スタイルとなっています。

VPSとは?FXトレーダーにとっての役割

VPS(Virtual Private Server)は、常時オンライン状態を保てる仮想サーバーです。

通常、自動売買(EA)を行う場合、MT4やMT5を自宅のPC上で起動させておく必要があります。

しかし、停電・回線切断・PCの不調などの影響で、EAが停止するリスクがあります。

そのリスクを回避するために用いられるのがVPSです。

VPSにMT4/MT5を設置すれば、24時間365日稼働する安定した取引環境が確保され、自動売買を継続的に行うことができます。

また、VPSサーバーの設置場所をブローカーのデータセンター近くにすることで、約定スピードやPing値の最適化も可能になります。

Axiory公式VPSの提供状況と方針

Axioryは現在、自社VPSサービスを提供していません。

以前は、一定の月間取引量を満たすことで無料利用できるキャンペーンなどがありましたが、現在は公式サイトでも「VPSは提供しておらず、検討中」と明記されています。

ただし、MetaTraderで自動売買を行うトレーダーの需要は高いため、Axioryでは「外部VPS業者との連携を前提としたサポート体制」を整えています。

実際に、MetaTraderのVPSホスティング(MQL5経由)や、Beeks、使えるねっと、ForexVPSなど、サードパーティーのVPSと併用しているユーザーが多いのが現状です。

Axioryは無料VPSはないのね。残念だわ

無料VPSはなくても外部と組み合わせて良い環境は作り出せるのじゃ

どんな人がVPSを活用すべきか?

VPSの活用がとくに有効なのは、次のようなトレーダーです。

  • EA(自動売買ソフト)を24時間稼働させたい人
  • スキャルピングなど高速約定を必要とする人
  • 複数のMT4/MT5を同時に安定稼働させたい人

たとえば、夜間もポジションを保持しているトレーダーや、外出中でもトレードを継続させたい人にとって、VPSはほぼ必須のツールです。

Axioryの取引環境はECN寄りの低レイテンシー設計になっており、VPSとの組み合わせによって、その特性を最大限に活かすことができます。

AxioryでEAを始める

利用条件|AxioryのVPSを使うための基準

Axioryでは2025年時点で、公式としてのVPS提供は行っていません。

そのため、他社ブローカーのように「月間取引ロット数〇以上で無料提供」というような条件付きのVPS申請はできない状態です。

ただし、Axioryをメイン口座として使いつつ、外部VPSを活用するスタイルは十分に実用的であり、現在も多くのユーザーがこの方法を採用しています。

この章では、Axioryを使う際にVPSを有効活用するための実質的な条件必要環境について詳しく解説します。

口座タイプと最低入金額の条件

Axioryでは「ナノ口座」「テラ口座」「スタンダード口座」など複数の口座タイプがありますが、いずれの口座タイプにおいても、VPS利用の可否に制限はありません。

つまり、VPSの利用はどの口座タイプでも可能です。

ただし、実際にVPSを使ってEAやスキャルピングを行うには、それなりの資金が必要です。
理由は以下の通りです。

  • 複数ポジションを持つための証拠金確保
  • VPS利用にかかる月額コスト(おおよそ1,500円〜5,000円程度)
  • 一時的なドローダウンにも耐えられる口座残高の維持

そのため、最低でも300〜500ドル程度の入金がないと、実運用でのVPS活用は難しいのが実情です。

ナノ口座やテラ口座はスプレッドが狭く、EAとの相性が良いため、VPS利用者からの人気も高い傾向があります。

取引量(月間ロット数)の条件

Axiory自体はVPSの提供をしていないため、「月間〇ロット以上で無料」といった直接的な条件は存在しません。

ただし、VPS業者側での無料化条件を満たすには、ある程度の取引ボリュームが必要になるケースもあります。

たとえば、外部VPS業者がブローカーと提携している場合、「Axioryの口座で1ヶ月に10ロット以上の取引があれば無料」などの条件が提示されることがあります。

このようなキャンペーンは限定的ですが、利用するVPS会社がパートナープログラムを実施しているかどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。

また、EAを常時稼働させている場合、自然と月10〜30ロット以上の取引になるケースが多く、こうした条件を無理なく満たせるトレーダーであれば、VPSのコストを実質無料化できるチャンスもあります。

無料対象者と有料プランの違い

Axioryでは無料VPSプランが存在しないため、実際の選択肢は以下のいずれかになります:

  • 月額課金型のVPSを自腹で契約(Beeks、使えるねっと、ForexVPSなど)
  • 他社ブローカーが提供する条件付き無料VPSを活用(併用)
  • MQL5経由での「MetaTrader VPS」をMT5内から契約

費用感としては、VPSのスペックや立地により異なりますが、安価なプランでは月額$10〜15(約1,500円〜2,000円)、高性能プラン:月額$30〜(複数EA稼働や低Ping重視)が相場となります。

なお、MetaTraderプラットフォーム内から契約できる「MQL5 VPS」は、AxioryのMT5と接続可能であり、初期設定が簡単というメリットがあります。

ただし、日本語サポートやPing値の選択ができないというデメリットもあるため、用途に応じて選ぶことが重要です。

現在のAxioryではVPSの公式提供がないため、「VPSを利用したい=外部サービスと併用する」という前提になります。

ただし、Axioryの取引環境はEAとの相性が良く、特にナノ口座やテラ口座はVPS利用トレーダーにとって最適なスペックを備えています。

VPSを活用する際には、最低入金額・月間取引量・VPS業者との契約条件をあらかじめ確認し、EAの安定運用を実現できる環境を整えることが重要です。

VPSスペック詳細|Axioryの提供環境を徹底分析

Axioryでは現在、自社VPSの提供は行われていませんが、外部VPSサービスと組み合わせることで、安定かつ高速な取引環境を構築することが可能です。

その際に重要になるのが「VPSのスペック(性能)」です。

ここでは、Axioryユーザーが外部VPSを選定する際に押さえておくべきCPUやメモリ、ストレージ容量などのスペック面を詳しく解説し、自動売買やスキャルピングに最適な環境条件を整理します。

CPU・メモリ・ディスク容量の仕様

VPSを使ってMetaTrader(MT4/MT5)で自動売買を行う場合、最低限必要なスペックは以下の通りです。

  • CPU:2コア以上(EAが複数なら4コア以上推奨)
  • メモリ(RAM):2GB〜4GB(複数EA+MT5なら8GB以上)
  • ストレージ:SSD 40GB〜(高速アクセスのためHDDは避ける)

CPU性能は、EAの種類や同時実行数によって大きく左右されます。

軽量なインジケーター系EAであれば低スペックでも対応可能ですが、ロジックが複雑で頻繁に処理が発生するEAを動かす場合は、処理落ち=約定遅延の原因にもなり得ます。

また、RAM容量も見逃せない要素です。複数ターミナルを同時起動する場合や、バックテストを行う場合は最低でも4GB以上が現実的な目安です。

OSの種類(Windows Serverのバージョン)

ほとんどのVPS業者は、以下のようなWindows Serverを提供しています。

  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022(最新)

MetaTraderは基本的にどのバージョンにも対応していますが、安定性と長期サポートの観点では「Windows Server 2019」または「Windows Server 2022」がおすすめです。

古いOSはセキュリティ更新が終了しているケースもあるため、MT4/MT5の長期運用には不向きです。

一方、OSの選択肢が限られている格安VPSサービスもあるため、事前に提供バージョンを確認しておくことが重要です。Axiory側ではOSの指定や干渉はないため、ユーザーが自由に選択可能です。

EA稼働に適した性能レベルとは

EAを稼働させる目的でVPSを導入する場合、選定基準は以下のように分けられます。

EAの特性推奨スペック
単一EA・低頻度売買CPU:1〜2コア / RAM:2GB
複数EA・中程度の頻度CPU:2〜4コア / RAM:4〜8GB
高頻度スキャル系・複数口座CPU:4コア以上 / RAM:8GB以上 / SSD必須

スキャルピングEAや、ティック単位で反応するEAは、処理スピードの遅延がそのまま成績に直結します。

これらのEAを活用する場合は、サーバーの性能だけでなく、物理的ロケーション(東京・ロンドンなど)も重視する必要があります。

なお、VPSスペックが足りないと、EAが停止したり、サーバー再起動後にMTが自動起動しなかったりといった不具合が起こりやすくなります。

Axioryは公式にVPSを提供していない分、外部VPSサービスの選定がトレードの安定性を大きく左右すると言えます。

その際に重要となるのが、VPS自体のスペック(CPU・メモリ・OS)と、EAの要求スペックとの適合性です。

初心者であれば、月額2,000円前後のエントリーモデルでも十分に使えますが、中級〜上級者、あるいはEAを複数走らせるトレーダーには、4コア・8GB以上の構成+東京サーバーのVPSが推奨されます。

VPSは“ただ契約すればOK”ではなく、用途とEA性能に合わせて選ぶことが、損益を左右する大きなポイントとなります。

VPSの設置場所と接続環境|遅延やPing値への影響は?

VPSを活用したFX自動売買において、見落とされがちなのが「サーバーの設置場所(ロケーション)」「ブローカーとの接続環境」です。

どんなに高性能なVPSでも、物理的にブローカーのサーバーと離れていると、通信遅延(Ping値)が大きくなり、注文の約定スピードや成績に悪影響を及ぼします。

Axioryでは、取引サーバーを世界各地の金融都市に設置しており、日本人向けには東京サーバー(Equinix TY3)が主に使われています。

そのため、VPSを選ぶ際も、できるだけ東京に設置されたVPSを選ぶのが理想です。

サーバーの物理的ロケーションが約定力に与える影響

FXの注文は、トレーダーの端末からブローカーのサーバーまで通信し、そこでマッチング・執行されます。

この際にかかる通信の片道時間が「Ping(ピング)」と呼ばれる値で、単位はms(ミリ秒)です。

たとえば、東京のVPSから東京のAxioryサーバーへ接続する場合、Pingはおおむね1〜5ms程度。対して、ニューヨークやロンドンのVPSから東京にアクセスすると、150〜250ms以上かかることも珍しくありません。

この差は一見小さいようで、スキャルピングや高頻度のEAにとっては致命的です。
注文の遅れがすべってスリッページとなり、利確や損切りがズレる原因になるため、遅延はトレードの勝率そのものに影響すると言っても過言ではありません。

MT4/MT5との接続スピードを改善する方法

Ping値を下げるには、以下のようなアプローチが有効です。

  • 東京設置のVPSを選ぶ(例:使えるねっと、Beeks Tokyo、ABLENETなど)
  • VPS内でMetaTraderを軽量化する(余計なインジケーターや他ソフトを減らす)
  • 複数のブローカーでPingを比較し、より近いサーバーのブローカーを選ぶ

また、VPSのネットワーク回線そのものも重要です。

共有回線の安価なプランでは、他ユーザーのアクセスによって通信が混雑する時間帯があります。回線保証(帯域確保)ありのVPSプランを選ぶことで、より安定したPingが得られます。

VPS接続トラブル時のチェックポイント

いざVPSを契約しても、実際に「MT4が落ちる」「接続できない」「異常にPingが高い」といったトラブルに直面することがあります。そうした場合は以下の項目を確認してください:

VPS接続トラブル時のチェックポイント

  • VPSの設置場所は本当に東京か? → 一部VPS業者では、東京と見せかけてアジアの別都市にあることも
  • MetaTraderのログにエラーが出ていないか? → “Invalid account”や“no connection”などのログを確認
  • ファイアウォールやアンチウイルスの干渉 → VPSのWindows Defenderなどがポートブロックしていることも
  • 時間帯によるPing変動 → 深夜や欧州時間の混雑時は回線遅延が増えるケースあり

このような接続トラブルを最小限に抑えるには、事前に無料体験が可能なVPS業者を選び、Ping値をテストしておくのが確実です。

VPSはスペックだけでなく、どこに設置されているか(ロケーション)がトレードの安定性に大きく影響します。

Axioryの場合、取引サーバーの多くは東京(Equinix TY3)にあるため、VPSも東京設置を選ぶのがベストです。

スキャルピングやEAの自動売買で利益を最大化するには、Ping値1桁台の高速通信環境が理想です。

VPS業者選びの際は「設置場所」「回線品質」「Ping値の実測」を重視し、見た目の安さより実効性能を重視することが、結果的に成績の差につながります。

ステップ1:VPSサービスの契約と初期設定

まず最初に行うのが、VPSサービスを提供している外部業者との契約です。

Axiory自体はVPS業者を指定していませんが、EA運用者に人気のある主要なVPS業者は以下の通りです。

  • 使えるねっと(日本語対応、東京設置)
  • Beeks VPS(低Ping、金融専用)
  • ABLENET(価格重視、東京設置)
  • ForexVPS(MetaTrader特化)

業者のWebサイト上で希望スペックや料金プランを選択し、申し込むと、数時間〜1営業日以内にVPSの「IPアドレス」「ユーザー名」「パスワード」が発行されます。

通常はWindows Serverが初期OSとしてインストールされており、デスクトップ型の操作が可能です。

初めての人は、OSバージョンが Windows Server 2019 か 2022 のVPSを選ぶと、セキュリティや互換性の面でも安心です。

ステップ2:VPSへの接続とMT4/MT5のインストール

VPSのログイン情報が届いたら、次は自分のPCからVPSに接続します。

Windowsユーザーであれば、「リモートデスクトップ接続(mstsc)」を起動し、IPアドレスを入力 → ユーザー名とパスワードを入れて接続するだけです。

Macユーザーの場合は、Microsoft公式の「Remote Desktop」アプリを使えば同様の接続が可能です。

接続後は、VPS内にMetaTrader(MT4/MT5)をインストールします。以下の手順で進めましょう。

  1. Axioryの公式サイトからMT4/MT5をダウンロード(または口座開設時のメールリンクから)
  2. VPS内のブラウザでインストーラーを起動
  3. デフォルト設定のままインストール(複数インストールも可)

インストール後は、ログイン情報(口座番号、パスワード、サーバー名)を入力して取引口座に接続できるようになります。

ステップ3:EAやインジケーターの導入と自動稼働の確認

MetaTraderの準備が整ったら、EAや独自インジケーターを導入します。

これらのファイル(.ex4, .mq4など)を、VPS内のMT4フォルダにコピーし、以下の手順で設定します。

  1. MT4を起動し、「ファイル」→「データフォルダを開く」
  2. MQL4/Experts フォルダ内にEAファイルを設置
  3. MetaTraderを再起動すると、ナビゲーター内にEAが反映される
  4. EAをチャート上にドラッグ&ドロップし、「自動売買を許可する」にチェックを入れることで稼働開始

さらに、VPS上での自動起動設定も重要です。以下を設定しておくと、VPSが再起動してもEAが自動で稼働を再開できます。

  1. タスクスケジューラでMT4/MT5を起動時に自動実行
  2. EA内部の「OnInit」関数によるエラーハンドリング
  3. 最後に、MT4画面右下の「回線状態(緑・赤)」や「Ping値」が安定しているかを確認

取引環境に問題がなければ完了です。

AxioryではVPSの公式提供はないものの、外部VPSを活用することで、安定した自動売買環境を自力で構築することが可能です。導入の流れはシンプルで、①外部VPSを契約して接続情報を受け取る、②VPSにリモート接続してMT4/MT5をインストール、③EAなどを設定して自動売買を開始という3ステップで完了します。

とくにスキャルピングや夜間稼働のEAを運用する方にとって、VPSの導入はトレードの「信頼性・安全性」を大きく高める鍵になります。

今後、Axiory側でVPS提供が再開される可能性もありますが、現時点では外部活用が最も現実的な選択肢と言えるでしょう。

AxioryでEAを始める

費用・料金体系|Axiory VPSは本当に無料か?

「Axiory VPSは無料で使えるの?」という質問は、VPSを初めて検討するトレーダーの間でよく見られます。

しかし、結論から言えば、Axioryは2025年現在、VPSの無料提供を行っていません。

以前は条件付きの無料キャンペーンが存在したこともありますが、現在は撤廃されており、VPSを使いたい場合は外部サービスを契約する必要があります。

ただし、外部VPSには無料枠や条件付き割引がある場合もあり、取引スタイルやボリュームに応じてコストを最小限に抑える方法もあります。このセクションでは、Axiory×VPSの費用に関する現状と選択肢を整理します。

無料対象の基準(月間取引条件など)はある?

Axioryには現在、「月間〇ロット以上で無料提供」といったVPS条件付き提供はありません。そのため、VPSを利用したい場合はユーザー自身がVPS業者と契約し、費用を支払う必要があります。

他社ブローカーでは、以下のような条件付き無料提供を実施していることがあります:

Exness:月30ロット以上の取引で無料VPS提供

TitanFX:プロ口座ユーザー限定で無料VPS

FXGT:特定口座+残高要件達成で無料VPS

Axioryが将来的にこうした条件付き無料プログラムを再開する可能性はありますが、現時点では「外部サービスの自費利用」が前提です。

条件未達時の月額料金と支払い方法

VPSサービスの料金は、業者やプランによって異なりますが、おおむね以下のような価格帯で提供されています。

プラン月額料金(円換算)主なスペック
エントリープラン約1,500〜2,000円CPU:1コア / RAM:1〜2GB / SSD:30GB〜
ミドルプラン約2,500〜3,500円CPU:2コア / RAM:4GB / SSD:50GB〜
上位プラン約4,000〜7,000円CPU:4コア以上 / RAM:8GB以上 / SSD高速

支払いは、クレジットカード・PayPal・銀行振込・仮想通貨などが対応している業者が多く、契約は月単位または年契約が基本です。

使えるねっと、Beeks VPS、ABLENET、ForeXVPSなどは、MetaTraderとの相性が良く、金融特化・日本語サポート対応などの点で安心感が高いのが特徴です。

他社VPSとの料金比較|安さだけで選んで大丈夫?

「とにかく安いVPSを使いたい」と考えるトレーダーも多いですが、VPSは単に料金だけで選ぶと、かえってトレード成績に悪影響を及ぼすことがあります。

以下は、料金だけで選んだ場合に起こりやすい問題です。

  • ロケーションが東京以外でPingが高い
  • 回線品質が不安定で通信断が頻発
  • サポートが英語のみでトラブル時に対応困難
  • サーバースペックが足りずEAが動作不良

VPSの費用は「ランニングコスト」ですが、遅延やEA停止で発生する損失の方が高額になるリスクを忘れてはいけません。

とくにスキャルピングEAやナイトセッション対応EAなど、約定スピードが命のトレードでは、1msの遅延がスプレッド拡大や滑りに繋がり、結果的に損益を左右することになります。

そのため、費用面では「月額2,000〜3,000円程度」のミドルプランが、コストパフォーマンスと性能のバランスが良く、Axioryユーザーに最も現実的な選択肢となっています。

コストを最小限に抑えたいなら、月間ロット数の条件を満たして他社VPSで無料化を狙うか、AxioryとVPS業者の併用による最適なトレード環境を整えることをおすすめします。

月2,000円くらいなら取引環境のことを優先で考えた方が良さそうね

取引環境が良くなるなら2,000円なんてあっという間に回収できてしまうぞよ

たしかに遅延とかですぐ2,000円くらい取り返せそうね

EA運用との相性|VPSでの自動売買は安定する?

VPSの主な目的の一つが、EA(Expert Advisor)による自動売買の安定稼働です。

特にAxioryを利用しているトレーダーの多くは、ナノ口座やテラ口座の低スプレッド環境を活かして、スキャルピング系やロジック重視のEAを運用しています。

この章では、EAとVPSを組み合わせることで得られる安定性や効果、そして導入時の注意点について解説します。

VPS環境でのEA安定稼働のメリット

EAは、MetaTrader上で自動的に売買シグナルを発信し、エントリーや決済を行うトレードアルゴリズムです。

通常、自宅PCでEAを稼働させる場合、PCを24時間つけっぱなしにする必要がありますが、次のようなリスクが伴います。

  • 停電やネット障害によるEA停止
  • Windows Updateや誤作動によるMT4強制終了
  • PCの発熱・劣化によるハードウェアトラブル

VPSを使えば、これらのリスクを回避し、EAを365日24時間安定して稼働させることができます。

さらに、サーバー自体がデータセンター内に設置されているため、通信も高速かつ安定しています。

取引中のPCオフ・ネット切断に強い理由

VPSはユーザーのPCとは完全に独立した環境で稼働しているため、自分のPCの電源がオフでも、VPS内のMT4/MT5は止まらず動き続けます。この特性は、特に次のようなケースで大きな効果を発揮します。

  • 夜間にEAを稼働させながらPCはシャットダウンして休息
  • 外出先や出張中でも、VPS経由で稼働状況を確認できる
  • 一時的にインターネットが切れても取引には影響なし

また、VPSはデータセンターの商用回線を使用しているため、自宅のWi-Fiよりも格段に安定した通信環境が確保されています。

特に約定のタイミングが命となるスキャルピングEAでは、ネット遅延や切断は致命的となるため、VPSの導入は大きなメリットとなります。

バックテスト・検証ツールの同時利用

EAを運用するうえで、パフォーマンスの定期的な見直しや、新規ロジックの検証も重要です。VPSは本番稼働用だけでなく、以下のような使い方も可能です。

  • 1台のVPSに複数のMT4/MT5をインストールし、別口座でのバックテスト運用
  • Trade ExplorerやMyfxbookなどの外部ツールと連携し、VPS内で自動レポート作成
  • Tick Data Suiteなど重いバックテストソフトをVPSに設置し、自宅PCの負荷を軽減

また、VPS上の環境を複製したり、スナップショットをとっておくことで、環境復元やトラブル時の迅速な対応も可能になります。

ただし、VPSのスペックが低すぎると、EAの挙動が不安定になったり、バックテストが異常終了することもあるため、運用目的に合った性能のプランを選ぶことが必須です。

EAの自動売買を安定して運用したいなら、VPSの導入は非常に有効です。

とくにAxioryのような低スプレッド・高速約定のブローカーと組み合わせることで、EAの実力を最大限に引き出す環境が整います。

PCオフでも稼働する常時運用環境、安定したPing値による約定スピードの最適化、バックテストや多口座運用にも対応可能な柔軟性これらの要素を踏まえると、EAを本格的に活用したい中級者以上のトレーダーにとって、VPSは「コスト」ではなく「戦略投資」と言えるでしょう。

AxioryでEAを始める

よくあるトラブルと対処法

VPSを使ったMT4/MT5の自動売買は非常に安定した環境を提供してくれますが、それでも予期しないトラブルが発生することはあります。

特に初めてVPSを導入するトレーダーにとっては、接続できない、EAが動かない、サーバーが再起動してしまうなど、パニックになりやすいシーンもあるでしょう。

この章では、Axioryユーザーに多いVPS関連のトラブルとその対処法を、代表的な3パターンに分けて解説します。

VPSに接続できない時の確認ポイント

最も基本的なトラブルが「VPS自体に接続できない」というものです。これは主に以下のような原因が考えられます。

  • IPアドレスやログイン情報の誤入力
  • ファイアウォールやセキュリティソフトによるブロック
  • VPS業者側のメンテナンスやサーバーダウン
  • 通信回線の断絶(自宅のネット不調など)

まずは、VPS契約時に送られてきた「接続情報メール」を再確認し、IP・ユーザー名・パスワードに誤りがないかチェックしましょう。

特にIPのコピー貼り付けで「スペースが混入していた」などの初歩的なミスも多く報告されています。

また、ルーター再起動や他の端末からの接続テストを行えば、自宅側のネット問題かどうかも切り分けられます。

EAが停止してしまう主な原因

EAがVPS上で正常に動いていたにもかかわらず、突然止まってしまった…というのもよくあるトラブルです。これにはいくつかの原因が存在します。

  • MT4/MT5がクラッシュまたは手動終了された
  • Windows UpdateによりVPSが自動再起動された
  • EAのエラー処理不足で処理が強制停止された
  • 取引サーバーとの接続切れ

まずはMetaTraderを再起動し、右下の接続ステータスが「接続中」「無効」になっていないかを確認します。

そのうえで、ターミナルの「エキスパート」タブを開き、ラーコードや停止ログをチェックします。

Array out of range や OrderSend error 131 などがあれば、EA側に問題がある可能性もあります。

また、Windowsの自動再起動対策としては、以下の設定をしておくと安心です。

  • 自動更新をオフまたは「再起動の通知のみ」に変更
  • タスクスケジューラでMT4を自動起動するタスクを設定
  • VPSを長時間放置せず、定期的に稼働チェックを行う

VPS停止・契約切れの対応手順

意外と多いのが、「VPSの契約更新を忘れて停止してしまった」というケースです。

外部VPSサービスの多くは月額課金制で、支払い期限を過ぎると自動的に停止、一定期間を過ぎるとデータも削除されてしまいます。

以下の点に注意しておくと、突然の停止を防げます:

  • 約更新の自動課金設定を有効にする(クレカやPayPal)
  • 有効期限が近づいたらリマインダーを設定しておく
  • 定期的にVPS業者の管理画面をチェック

また、停止後に復旧する場合は、VPS業者によってはバックアップからのリストアを有料で受け付けてくれることもあります。

完全な削除前であれば、MetaTrader設定やEAファイルも元通りに戻せる可能性があります。

それでも不安がある場合は、VPSのスナップショット(イメージバックアップ)機能を使って、月1回など定期的にバックアップを取っておくのがおすすめです。

VPSは非常に安定した取引環境を提供してくれる一方で、「放置すれば完璧」ではなく、最低限のメンテナンスと理解が必要です。

  • 接続できない → ログイン情報、回線、VPS稼働状況を確認
  • EAが止まる → MT再起動とログ確認、Windows自動再起動に注意
  • 契約切れ → 自動更新やリマインダー設定で対策

これらのトラブルは、事前に対策しておけばほとんどが回避可能です。VPSの導入は“導入して終わり”ではなく、“継続的に安定運用する仕組みを作ること”が、EAトレーダーとしての重要なリスク管理手段になります。

他社VPSとの比較|Axioryと外部サービスはどちらが得?

Axioryでは現在、自社提供のVPSサービスが存在しないため、ユーザーは外部のVPSサービスを自由に選び、MetaTraderとの組み合わせで自動売買環境を構築することになります。

しかし、他の海外FX業者では「条件付きでVPS無料提供」を行っているところもあり、「Axioryを使い続けるより、他社を使った方が得では?」という疑問が生じるのも自然です。

この章では、Axioryで外部VPSを使う場合と、他社で無料VPSを活用する場合のコスト・性能・自由度の観点から比較していきます。

有名外部VPS(Beeks・使えるねっと等)との比較

Axioryで外部VPSを使う場合、候補となる主要VPS業者には以下のようなものがあります。

VPS業者名拠点月額費用特徴
Beeks VPS東京・ロンドン他約3,000円〜金融機関も利用、超低Ping、FX専用設計
使えるねっと東京約1,500円〜日本語サポートあり、コスパ良好
ABLENET東京約1,200円〜安価、MT4用に十分な最低構成あり
ForexVPS米・欧中心約3,000円〜MT4/5プリインストール、海外対応力が強み

これらはいずれもAxioryのMT4/MT5と問題なく接続でき、スキャルピングやEA運用においても実績のある業者です。

費用はかかりますが、スペックやPingの選択が自由で、サポートや安定性を重視するなら十分に価値があります。

Axiory口座との連携面でのメリット

AxioryでVPSを運用するメリットは、何より「取引環境そのものの質が高いこと」にあります。

  • ナノ口座やテラ口座では、スプレッドが極めて狭く、ECNに近い透明性を実現
  • 約定スピードや取引サーバーの安定性に優れており、VPSとの併用で極めて低遅延な環境が構築可能
  • NDDモデルによるリクオートなしのダイレクト約定により、EAとの相性も良好

つまり、VPS側の性能やロケーションが同じでも、ブローカーの約定品質が低ければ全体のパフォーマンスが下がってしまうのです。

Axioryは「VPSそのものの提供はない」ものの、「EAが本来の実力を発揮できるトレード環境」を持っている点が最大の強みです。

費用と通信環境のトータルバランス

他社FX業者がVPSを無料提供している場合でも、以下のような注意点があります。

  • 無料提供の条件が厳しい(月間30〜50ロット以上)
  • スタンダード口座限定など、VPS対象口座が制限されている
  • 無料VPSのスペックが非常に低く、EAが重いと不安定
  • サーバーが欧州や中東にあり、日本からのPingが高い

一方、Axiory+外部VPSであれば、費用こそかかるものの、

  • VPSのロケーション(東京)を選べる
  • スペックも自由に選べる(2GB〜16GBなど柔軟)
  • ブローカー側の口座スペックやレイテンシ性能も高水準

つまり、「無料=お得」とは限らず、「自分の取引スタイルに合わせて選べる柔軟性」こそが外部VPSの魅力と言えるでしょう。

AxioryではVPSを無料で提供していないため、一見すると他社ブローカーのほうが有利に見えるかもしれません。

しかし、実際には「無料VPS=低性能・制限あり」のケースが多く、特に本格的なEA運用をするトレーダーにとっては不向きな場合もあります。

Axioryの強みは、VPSこそ提供していないものの、低スプレッド・高速約定・透明性の高いトレード環境にあります。

そして、その強みを最大限に引き出すためには、自由度の高い外部VPSの併用が最適解となるのです。

外部VPSの費用は月額2,000〜3,000円程度と決して安くはありませんが、安定性や結果への影響を考えれば、「必要経費」ではなく「投資価値のあるツール」として捉えるべきでしょう。

Axiory VPSはどんなトレーダーにおすすめか?

ここまで、AxioryでVPSを活用する際の基本知識から、導入手順、費用感、他社比較まで幅広く解説してきました。

結論として、Axioryは現時点で公式にVPSを提供しているわけではありませんが、VPSとの組み合わせ次第で非常に高品質な自動売買環境を構築できるブローカーであることは間違いありません。

では実際に、どういったトレーダーにとって「Axiory × 外部VPS」は最適な選択肢となるのでしょうか?この章では、ペルソナ別にそのポイントを整理します。

スキャルピング系トレーダー向け

スキャルピングをメインにしているトレーダーにとって、約定スピードとPing値の安定性は成績に直結します。

Axioryはナノ口座やテラ口座で0.0pips台の狭いスプレッドとNDDによる高速約定を提供しており、東京設置のVPSと組み合わせれば、Pingは1〜5ms前後と非常に低く抑えられます。

また、取引制限が緩やかであるため、1日数百回のスキャルでも問題なく実行可能。他社ではリミットがかかるような高頻度売買でも安心して実行できる点も、Axioryの大きな強みです。

そのため、成績のブレを最小限に抑えたいスキャル系ユーザーにとっては、AxioryとVPSの組み合わせは非常に高相性といえます。

EA自動売買に集中したい人向け

Axioryは自動売買に対して非常に寛容な方針を取っており、独自のEA開発やバックテスト、複数口座での同時運用なども柔軟に対応可能です。

また、約定拒否・リクオートがないため、EAによる取引の安定性が高く、スリッページのばらつきも小さめです。

さらに、VPS側でMT4/MT5を常時起動し、自宅PCの電源を落としても取引を継続できる点は、24時間体制でEAを稼働させるトレーダーにとって必須条件とも言えます。

EAが重くなっても対応できるよう、VPSスペックを自由に調整できるのも外部VPSの強みです。MT4を3〜4つ同時起動したいトレーダーにも十分対応できます。

無料VPSに縛られたくない中〜上級者向け

多くのブローカーでは「VPS無料条件」がある反面、条件が厳しかったり、対応口座が限定されていたりするケースがあります。

特に、取引ロット数が安定しない月や、EAの停止期間がある場合、無料条件を満たせずにVPSが停止するリスクもあります。

AxioryではVPSの提供自体がない分、外部VPSと完全に独立して契約できるため、“条件に縛られない運用”が可能です。

自分で費用を払いながら、必要な時だけ使い、VPS業者も自分で選ぶという柔軟さは、戦略的に取引環境をコントロールしたい中級者〜上級者トレーダーに向いています。

この自由度の高さこそが、「トレードスタイルに合わせて選ぶべき環境」という考え方にマッチするAxioryの強みでもあります。

AxioryはVPSを提供していない分、自分で外部VPSを契約する必要がありますが、それがデメリットになるとは限りません。むしろ、VPSを「自分で選べる」ことで、以下のようなメリットがあります。

  • 取引スタイルに応じてVPSスペックや業者を柔軟に選択可能
  • 条件に縛られず、安定した稼働環境を自力で構築できる
  • Axioryの高い約定性能や狭スプレッドを最大限活かせる

「無料VPSの制約」よりも「自由な設計」を重視したいトレーダーには、Axiory × 外部VPSという組み合わせは非常に高いパフォーマンスを発揮する構成と言えるでしょう。

AxioryのVPSについてまとめ

Axioryは自社でVPSの提供を行っていませんが、外部VPSサービスと組み合わせることで、安定した自動売買環境を構築できます。

MT4/MT5との接続もスムーズで、東京サーバーを選べば低Pingでの高速約定も実現可能です。費用は月額2,000~3,000円程度が目安ですが、EAの安定稼働やスキャルピングの精度を高めたいトレーダーにとっては、十分に価値のある投資といえます。

VPSの導入手順やトラブル対策も把握しておけば、初心者でも運用可能です。条件に縛られない自由な構成を求める中上級者に特におすすめの組み合わせです。

AxioryでEAを始める