XM TradingのVPS無料条件を徹底解説!取引量と口座残高の基準とは

「XMでEAを安定稼働させたい」「スキャルピングで約定スピードを最大化したい」――そんな中・上級者トレーダーにおすすめなのが、XMTradingが提供するVPS(仮想専用サーバー)サービスです。

レバレッジを活かした短期売買やゼロカット対応による資金管理の柔軟さなど、XMの特性を最大限に活かすには、VPSの活用が鍵となります。

月間の取引量や残高の条件を満たせば無料で利用でき、低遅延・高安定の取引環境を構築できます。

本記事では、XMTradingのVPSの特徴から導入手順、EA運用のポイント、トラブル対策、他社との比較、セキュリティ面まで徹底解説。これ1ページでXMのVPSのすべてがわかります。

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目次

XMTrading(エックスエムトレーディング)

XMTradingのVPSとは?特徴とメリットを徹底解説

VPS(Virtual Private Server)は、海外FX業者XMTradingが提供している仮想専用サーバーのことです。

主に自動売買(EA)やスキャルピングなど、高速かつ安定した取引環境を求めるトレーダーに向けて提供されており、XMの条件を満たすことで無料で利用することも可能です。

ここではXMのVPSの仕組みや特徴、利用するメリットについて詳しく解説します。

XMTradingのVPSはどんなサービス?

VPSとは、インターネットを通じてアクセスできる「24時間稼働のWindowsサーバー」をXMが提供してくれるサービスです。

VPSは、あたかも自分専用のパソコンのように扱える環境で、そこにMT4やMT5などの取引プラットフォームをインストールすることで、EA(Expert Advisor)などの自動売買プログラムを24時間365日稼働させることが可能になります。

XMのVPSはロンドンの近郊にあるデータセンターにホスティングされており、XMの取引サーバーと地理的に近いため、レイテンシ(通信遅延)が非常に小さく、注文の約定速度が速くなる点も大きな魅力です。

通常の取引とVPS取引の違い

自宅のパソコンやスマートフォンでMT4/MT5を操作する通常の取引と比べ、VPSを使った取引には以下のような違いがあります。

  • 常時稼働
  • 通信の安定性
  • 注文処理速度

まず、常時稼働ですが、VPSは24時間常に稼働しており、電源を切ることがないため、EAの停止リスクが大幅に減少します。

せっかくEA(自動売買)をしているのに停止してしまっては意味がありませんので、停止リスクを下げることは重要です。

通信の安定性は、自宅回線とは異なり、VPSは高速で安定したネット回線を使用しているため、取引中の回線切断や遅延の影響を受けにくくなります。

注文処理速度は、すべてのFX取引に重要な項目で、XMのVPSはXMの取引サーバーと近接しており、注文の処理速度が非常に速いのが特徴です。

特にスキャルピングなどタイミングが命の取引には最適です。

XMTradingのVPSの主な利用シーン

XMのVPSは次のようなシーンで活躍します。

  • EA(自動売買)の運用
  • スキャルピング・高頻度取引
  • 複数口座・複数EAの同時運用

1. EA(自動売買)の運用
最も代表的な用途がEAの稼働です。自宅パソコンでは停電や再起動、ネット障害などでEAが停止してしまうリスクがありますが、VPSなら常時稼働するため、これらのリスクを回避できます。

2. スキャルピング・高頻度取引
わずかな価格差を狙って素早く注文を出すスキャルピングでは、数ミリ秒の遅延が命取りになることもあります。XM VPSはXM取引サーバーに非常に近く、超低レイテンシでの取引が可能です。

3. 複数口座・複数EAの同時運用
VPS上では複数のMT4/MT5を同時に起動させることができるため、複数口座で異なるEAを同時に運用するような、より高度なトレード戦略にも対応できます。

XMTradingのVPSの無料条件と申請方法

XMでは、高速かつ安定した取引環境を実現できるVPSを、一定条件を満たしたトレーダーに対して無料で提供しています。

EAやスキャルピングにとって極めて有用なこのサービスを、費用をかけずに活用するためには、事前に知っておくべき条件や申請方法があります。

このセクションでは、無料でXMのVPSを利用するための基準、申請手順、審査・提供までの流れについて詳しく解説します。

無料で使うための入金・取引条件

XMのVPSは、以下の2つの条件をすべて満たしている場合に「無料」で提供されます。

無料で使うための条件

  1. 最低1,000ドル以上の残高を保有していること
  2. 月に最低5ロット以上の取引があること

条件①:最低1,000ドル以上の残高を保有していること
XMのリアル口座の残高が1,000USD相当以上(約15万円以上)である必要があります。

これは一括入金でなくても、複数回に分けた入金で合算して1,000ドル以上であれば問題ありません。

条件②:月に最低5ロット以上の取引があること
1か月あたりの取引量が5スタンダードロット以上必要です(マイクロ口座の場合は500マイクロロット)。

この取引量はすべての口座の合計ではなく、対象の1口座に対して必要な条件となる点に注意が必要です。

口座残高は証拠金ではなく「残高」であるため、含み損益は考慮されません。また、ボーナスは残高に含まれないため、純粋な入金額のみが対象です。

条件を満たした後の申請手順

XMでVPSの無料提供を希望する場合、条件を満たした後にユーザー側で申請を行う必要があります。

条件を満たしていれば、スプレッドの変動や通貨ペアの選択に応じた戦略的EA運用を低コストで実現できます。

自動的に付与されるわけではないため、以下のステップで確実に申請しましょう。

1.XMの会員ページ(マイアカウント)にログイン

2.メニューから「取引ツール」→「VPS」を選択

VPSを選択

3.「VPSをリクエストする」をクリックして、「確定」をクリック

VPSをリクエストする

VPSのリクエストが完了してから24時間以内にBeeks社からリクエスト完了のメールが届きます。

Beeks社からのメール

申請はとてもシンプルで、VPS専用フォームの入力や複雑な手続きは必要ありません。

条件を満たしていれば、XM側の審査を経て数分以内にVPSのログイン情報が送られてきます。

承認後にVPSが使えるまでの流れ

VPSの申請が承認されると、Beeks社から以下の情報がメールで送付されます。

メールで送られてくる情報

  • VPSのIPアドレス
  • ユーザー名(通常「Administrator」)
  • 初期パスワード
  • リモートデスクトップ接続の案内

この情報を元に、WindowsまたはMacのリモートデスクトップ機能を使ってVPSへ接続すれば、すぐにMT4/MT5のインストールとEA稼働が可能です。

【補足】

VPSの利用開始時には、ログイン後すぐにWindowsの初期設定が必要な場合があります。初回のみ少し時間がかかることがありますが、その後は常時稼働の快適な環境となります。

条件未達成時の利用は有料に

XMのVPSは条件を満たしていれば無料ですが、万が一「月5ロット以上の取引」または「残高1,000ドル以上」を満たさなくなった場合、月額28ドル(約4,000円)の利用料が発生します。

この金額はXMの口座残高から自動的に差し引かれるため、取引量が少ない月があった場合などは事前に注意が必要です。

なお、VPSを一時的に停止したい場合は、マイアカウントのページから解約も可能です。

5ロットの基準はどの銘柄でもいいのかしら?

通貨ペアやCFDなど、スタンダードロットでの計算であれば銘柄を問わないんじゃ。ゴールドや株価指数なども取引量としてカウントされるんじゃよ。

ふくろう詳しいわね。口座はどの口座でもいいのよね?

どの口座でもいいんじゃが、対象は1つのリアル口座ごとに判断されるんじゃ。複数口座を持っていても、条件を満たした口座単体で判断されるから注意が必要じゃぞ

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XMTradingのVPSのスペックと他社VPSとの比較

XMのVPSは、MT4やMT5による自動売買(EA)運用を想定して設計された、FXトレーダー向けの専用サーバー環境です。

安定性や通信速度を重視する中・上級者にとって、VPSのスペックは重要な判断基準となります。

ここでは、XMが提供するVPSのスペックを具体的に解説し、Beeks VPSやお名前.com VPSなど他社サービスとの比較を通して、XM VPSの優位点・弱点を客観的に評価していきます。

提供されるXMのVPSサーバーの基本スペック

XMのVPSは、ロンドンにあるデータセンターから提供されるWindowsベースの仮想専用サーバーです。以下が標準提供されている構成です。

項目内容
OSWindows Server 2022
CPU1 vCPU(Intel Xeon 2.6GHz)
メモリ2.5GB RAM
ストレージ30GB SSD
接続方式リモートデスクトップ(RDP)
サーバー場所イギリス・ロンドン(XM取引サーバーと約1.5kmの距離)
通信レイテンシ非常に低く、約定スピードが向上(ping値:約5.96ms)
利用条件月末時点で口座残高1,000ドル以上、かつ月間取引量5ロット以上で無料提供
運営会社Beeks Financial Cloud Group PLC(XM公式VPSパートナー)
所在地英国スコットランド・グラスゴー(登記本社)
VPS提供元Trading Point (Seychelles) Limited(XM Trading運営会社)

このスペックは、1~3個程度のMT4/MT5インスタンスを動かすEAトレーダーにとっては十分であり、無駄なオーバースペックもなく必要十分の内容と言えるくらいのスペックです。

ローカルPCとVPSのパフォーマンス比較

EAを自宅PCで稼働させている場合とXMのVPSを使った場合では、以下のような違いが見られます。

比較項目ローカルPCXMのVPS(Beeks社)
稼働の安定性電源オフ・再起動・停電のリスクあり24時間常時稼働、再起動不要
ネット接続家庭用回線で不安定な場合あり高速・安定したデータセンター接続
約定スピード数十~数百msの遅延あり数msの超低レイテンシで高速注文
操作性直接操作で快適RDP経由の遠隔操作

EAを24時間稼働させるには、自宅PCよりもVPSのほうが遥かに信頼性が高く、XMのVPSはその中でも「XMサーバーに最も近い」ことから、約定スピードでの優位性が際立ちます。

他社とのスペック差

以下は、XMのVPSと、代表的な他社VPSの基本プランを比較した表です。

他社VPSとの比較表
項目XM VPSさくらのVPS for Windowsお名前.com(Win1)
月額費用無料(条件あり)/28ドル約2,750円〜約1,650円〜
CPU1 vCPU2 vCPU2 vCPU
メモリ2.5 GB2 GB1.5 GB
ストレージ30 GB SSD100 GB SSD100 GB SSD
サーバー場所英国ロンドン(XMサーバー近接)日本国内(東京・石狩など)日本国内
接続方式リモートデスクトップ(RDP)RDPRDP
特徴XMと最適接続、低レイテンシ自由度が高くサポート充実低価格・日本語UIで扱いやすい

XMのVPSは、XMの取引サーバーと同一地域(ロンドン)に配置されているため、最速で注文を処理できるメリットがあります。

他社VPSでは、接続先までの距離やルートが異なるため、若干の遅延が発生します。

また、XMは条件を満たせば無料でVPSを利用することができるため、取引量が多い中上級者にとってはXMのVPSの方が圧倒的に経済的です。

仮にXMのVPSの無料利用条件(月5ロット以上の取引)を月1回満たすと仮定した場合、28ドル(約4,000円)のコストが不要になるため、年間で約48,000円のVPS利用料が無料になる計算です。

他社VPSでは最低でも月額1,500~2,500円程度の費用が発生するため、XMのVPSは条件を満たせるトレーダーにとっては「最もコスパの良いVPS」と言えるでしょう。

XMTradingのVPSのセキュリティ対策と安全性

VPS(仮想専用サーバー)は、24時間稼働し続ける特性上、セキュリティ管理が極めて重要です。
XMのVPSはBeeks社のインフラ上に構築されており、信頼性の高い環境が提供されています。

また、XM TradingはFSAFSCの海外金融ライセンスを取得し、国際的な基準に基づいて運営されています。

日本の金融監督機関である金融庁も、投資家保護と健全な金融マーケットの維持を目的に、
適切なリスク管理と情報開示を推奨しています。

XMもその方針に沿い、透明性の高い運営と個人情報保護に努めています。

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XMTradingのVPSがおすすめな理由と向いているトレーダーの特徴

XMのVPSは、他社と比較して無料条件が緩く、高性能なBeeks社のVPSを利用できる点で優れています。
ここでは、なぜXMのVPSが多くのトレーダーに選ばれているのか、その具体的な理由と、特にVPS利用が効果的なトレーダーのタイプについて詳しく解説します。

XMのVPSをおすすめする3つの理由

XMのVPSは、他の海外FX業者や有料VPSサービスと比較して、以下の点で優れています。

1. 無料条件が達成しやすい
他社では口座残高5,000ドル以上や月10ロット以上といった厳しい条件が設定されていることが多いですが、XMは口座残高1,000ドル+月5ロットという比較的緩い条件です。

スキャルピングやデイトレードを行うトレーダーであれば、無理なく達成できる水準と言えます。条件を満たせば年間約48,000円(月額28ドル×12か月)のVPS費用が無料になるため、コストパフォーマンスは抜群です。

2. XMサーバーとの近接性による超低レイテンシ
XMのVPSはロンドンのデータセンターに設置されており、XMの取引サーバーからわずか1.5kmの距離にあります。
このため、ping値は約5~7ms程度と非常に低く、日本から直接接続する場合(200~300ms程度)と比較して約40分の1のスピードで約定が可能です。

スキャルピングや指標トレードなど、わずかな価格差を狙う取引において、この速度差は大きなアドバンテージとなります。

3. 信頼性の高いBeeks社のVPSを採用
XMが提供するVPSは、FX自動売買用VPSとして世界最大級のBeeks社が運営しています。
2011年創業の老舗企業で、50社以上のFXブローカーと提携しており、稼働率99.9%以上の高い安定性を誇ります。

日本語サポートも平日9時~22時まで対応しているため、初心者でも安心して利用できます。

XMのVPSはこんな人に特におすすめ

EA(自動売買)を24時間稼働させたい人
自宅PCでEAを動かし続けると、停電やWindows Updateによる再起動、ネット回線の不具合などでEAが停止するリスクがあります。

XMのVPSなら24時間365日安定稼働するため、機会損失を防げます。
また、PCの電気代や負担も軽減できるため、長期的なEA運用には最適です。

スキャルピング・高頻度取引を行う人
わずか数pipsの利益を狙うスキャルピングでは、約定スピードが収益に直結します。
XMのVPSを使えば、超低レイテンシでの注文執行が可能となり、スリッページを最小限に抑えられます。

実際のユーザーからも「VPS内で裁量トレードしたいくらい約定が速い」という高評価の声が多数寄せられています。

MacユーザーでMT4/MT5をフル機能で使いたい人
macOS Catalina以降ではMT4/MT5のネイティブ対応が終了していますが、VPSを使えばMacからリモート接続してWindows版のMT4/MT5を完全な状態で利用できます。

また、複数のMT4/MT5を同時起動して複数口座や複数EAを並行運用したい上級者にもおすすめです。

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XMTradingのVPSの使い方と設定方法、MT4/MT5のインストール手順

VPSは、自動売買(EA)やスキャルピングを安定的に行うために非常に有効なツールです。

XMのVPSでは、1日中ポジションを監視する必要がなくなり、初心者でも安心してEAを任せられる環境が整います。

VPSの利用が初めてでも、基本的な設定とMT4/MT5のインストールさえ覚えておけば、すぐに実運用を始められます。

また、XMのVPSは1ヶ月単位で利用できるため、長期契約が不要で柔軟な使い方ができるのも利点です。

この章では、XMのVPSへの接続方法からMT4/MT5のセットアップ、EA稼働までの手順をわかりやすく解説します。

VPSへリモート接続する方法(Windows/Mac別)

まずXMのVPSへの接続には、リモートデスクトップ接続(RDP)を使用します。これはWindowsにもMacにも標準または無料で導入できる仕組みです。

Windowsの場合(標準機能でOK)

  1. Windowsの検索バーに「リモートデスクトップ接続」と入力し、アプリを起動
  2. XMから送られてきたVPSの「IPアドレス」を入力
  3. 「ユーザー名(通常はAdministrator)」と「初期パスワード」を入力
  4. 「接続」をクリックすると、VPS上のWindowsが起動する

Macの場合(Microsoft公式アプリ使用)

  1. App Storeで「Microsoft Remote Desktop」をインストール
  2. アプリを開き、[コンピューター] からVPSのIPアドレスを追加
  3. 「User account」にXMから送られてきたログイン情報を入力
  4. 「Start」をクリックして接続

初回接続時はセキュリティ証明書に関する警告が出ることがありますが、「はい」を選択すれば問題なく進めます。

Windowsの場合の手順を画像で見てみましょう。

Windowsの検索バーに「リモートデスクトップ接続」と入力し、アプリを起動
Windowsの検索バーにリモートデスクトップと入力すると、リモートデスクトップ接続というアプリが出てきますので、そこをクリックします。

リモートデスクトップ検索

アプリを開き、[コンピューター] からVPSのIPアドレスを追加
XMのVPSをリクエストした後に、Beeks社から届くメールの中にIPアドレスが記載されているので、IPアドレスを入力します。

IPアドレスを入力

セキュリティ証明書に関する警告が出てきますが、「はい」をクリックすれば問題ありません。

「ユーザー名(通常はAdministrator)」と「初期パスワード」を入力
リモートデスクトップへの接続画面が出てきますので、左下にユーザーネームを選択するところがありますので、「Administrator」をクリックします。

その後、真ん中のユーザーネームがAdministratorに変わったのを確認してから、パスワードを入力します。

リモートデスクトップ接続

「接続」をクリックすると、VPS上のWindowsが起動する
「接続」をクリックするとVPS上のWindowsが起動します。これでVPSへの接続は以上です。

初めてやってみたけど手順通りにやれば簡単ね

お嬢が簡単っていうくらいすっごく簡単じゃな

初回ログイン時の注意点

VPSに初めてログインした際、以下のような準備が必要です。

  • Windows Serverの初期設定(画面サイズ調整、時刻設定など)
  • 言語やキーボード配列の確認(日本語IMEがない場合はインストールも可能)
  • Windows Updateの確認(アップデートによる自動再起動を防ぐため、無効化する設定も検討)

これらを済ませておけば、MT4/MT5の操作時にも快適に利用できます。

MT4/MT5のインストールと設定手順

VPSは通常のWindowsパソコンと同様に扱えるため、MT4やMT5も同じ手順でインストールできます。

EAやMT4の操作に不慣れな初心者でも、XM VPSであれば1日中安定して自動売買が可能な環境を整えることができます。

【インストール手順】

  1. XMの公式サイトにアクセス
  2. 「MT4」または「MT5」のダウンロードページからインストーラ(.exe)を保存
  3. ダウンロード完了後、ダブルクリックしてインストール開始
  4. インストール先はデフォルト(C:\Program Files)で問題なし
  5. 起動後に取引サーバー(例:XMTrading-Real 25など)を選択
  6. 自分の取引口座のIDとパスワードでログイン

複数のMT4/MT5を同時に使いたい場合は、インストール時に「インストール先フォルダ名」を変えることで複数起動が可能になります。

複数口座・複数EAの運用設定方法

XMのVPSは、メモリ2.5GB・SSD 30GBの構成で、MT4なら2〜3つ同時起動+軽量EA複数は十分可能です。

以下のように運用すると効率的です。

【おすすめ運用方法】

  • 口座ごとにMT4/MT5をインストールして独立管理
  • EAのファイル(.ex4や.ex5)は「MQL4/Experts」フォルダにコピー
  • チャートを開き、EAをドラッグ&ドロップ
  • 「自動売買」をONにして動作確認

効率的な運用方法ですが注意が必要なこともあります。

まず、VPSのスペックには限界があるため、重いEAや大量起動は不向きです。

EAで忘れてはいけないことが、EA稼働中はMT4/MT5を必ず開いたままにするということです。

チャートの表示数は必要最小限に抑えると安定性はUPするんじゃ

ファイルのやりとり方法(VPS ⇔ ローカルPC)

EAファイルやテンプレートをVPSに移すには、以下の方法があります。

  • リモートデスクトップの「クリップボード経由」:コピー&ペーストが可能
  • Google DriveやDropboxを使う:VPSにブラウザ経由でDL
  • メールに添付してVPS上で受信する:簡単な方法だがセキュリティ注意

XMTradingのVPSの利用における注意点とトラブル対処法

XMのVPSは、EAやスキャルピングトレードを安定して行うための理想的な環境ですが、完全にトラブルフリーというわけではありません。

実際にVPSを使用する際には、いくつかの注意点と想定される問題が存在します。

XMでVPSを使ううえでの重要な注意点や、よくあるトラブルとその対処法について、実践的な視点で解説します。

VPSが切断される原因と対策

XMのVPSにログインしている最中に、接続が突然切れるケースがあります。以下は主な原因とその対処法です。

■ 原因1:一定時間操作がないと自動切断される

リモートデスクトップ接続にはセッションタイムアウトがあります。

VPS自体は稼働し続けていても、ユーザーが接続していない間にセッションが切れることがあります。

対策:
接続切れは「画面の操作ができなくなるだけ」であり、EAやMT4はVPS内で稼働し続けています。

心配は不要です。

長時間接続したまま作業したい場合は、VPS内の電源オプションで「スリープ・休止状態にならない」設定にしておくと良いでしょう。

■ 原因2:ネット回線の不安定さ

自宅や外出先のネット回線が不安定だと、RDPセッションが切断されやすくなります。

対策:
Wi-Fiではなく有線LANを使う、モバイル回線での利用時は通信制限に注意しましょう。

接続できない場合のチェックリスト

VPSにログインできないという相談もよくあります。以下のようなポイントを確認してください。

チェック項目内容
IPアドレスが正しいか桁やピリオドに間違いがないか再確認
ユーザー名が「Administrator」か名前が変わっていないか確認
パスワードが合っているか大文字・小文字や記号に注意
VPSが起動しているか稀にメンテナンス等で一時停止中のこともあり

それでも解決しない場合は、XMサポートに連絡すると再発行や状況確認を行ってもらえます。

現在では多くのEAユーザーがVPS環境を法人化(会社名義)して、長期的な投資体制を構築しています。

EAが止まっていた時の原因と対応方法

EAが突然停止してしまった場合、主に以下のような原因が考えられます。

■ 原因1:MT4/MT5が強制終了していた

VPSの一時的な負荷上昇や、WindowsアップデートによりMT4が終了していた可能性があります。

対策としては、VPS内の「タスクスケジューラ」でMT4/MT5の自動再起動を設定する、またはWindows Updateを手動に切り替えておくなどがあります。

■ 原因2:「自動売買」ボタンがオフになっていた

ログイン後、EAが動作していないことに気づいた場合は、MT4画面上の「自動売買」ボタンがオフになっているケースがあります。

対策として、VPS接続後、毎回チェックするクセをつけるという自分で気を付ける方法やEA側にアラート設定を組み込むなど自動で知らせてくれる設定をする方法があります。

パフォーマンス低下時の改善策

XMのVPSは基本的にMT4/MT5を2~3本まで安定して稼働できるスペックですが、次のような状況では動作が重くなることがあります。

  • MT4のチャート表示数が多すぎる
  • EAのログが蓄積している

MT4のチャート表示数が多すぎる時にはパフォーマンスが低下してしまう可能性があります。

多数のチャートやインジケーターを開いていると、VPSのCPUとRAMに大きな負荷がかかります。

不要なチャートやインジケーターは閉じたり、表示更新のない通貨ペアのチャートは最小化または削除するなどしておきましょう。

EAのログが蓄積しているとPCに負荷がかかるためパフォーマンス低下の一要因となります。

MT4/MT5はログを大量に出力します。これが溜まりすぎると、起動や動作が遅くなる原因になります。

「MQL4/Logs」や「Terminal Logs」フォルダを定期的に削除したり、月1回のメンテナンスで快適性を保つようにしましょう。

自動再起動・復旧対策のすすめ

VPSは非常に安定していますが、完全に落ちないとは限りません。

そのため、万が一の再起動時に自動で復旧する仕組みを整えておくと安心です。

おすすめ設定

  • Windowsの「スタートアップ」フォルダにMT4/MT5のショートカットを登録
  • タスクスケジューラで毎朝自動起動を設定
  • EAに「初回起動時は再同期する」設定を組み込む
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XMTradingのVPSの料金体系とコストパフォーマンス

VPSは、高速な注文処理やEAの安定稼働を実現するための重要なインフラです。

注目すべきは、そのVPSが条件を満たせば無料で使えるという点にあります。

では、どのような条件をクリアすれば無料となるのか?有料になるケースは?そして他社VPSと比較して本当にお得なのか?

XMのVPSの料金体系とコストパフォーマンスを詳細に解説します。

XMのVPSの料金体系:無料条件と有料時の費用

XMでのVPSの利用は、「無料」と「有料」の2パターンがあります。

どちらになるかは、毎月の取引実績と口座残高によって決まります。

【無料利用の条件】

以下の2つの条件を同時に満たすと、XMでVPSは無料で提供されます。

  • 口座残高が月末時点で1,000ドル(または相当額)以上あること
  • 月間の取引量が5ロット(スタンダードロット)以上あること

※マイクロ口座の場合は500マイクロロットで1ロット換算。

この条件は、EAトレーダーやデイトレーダーであれば無理なく達成できる水準と言えるでしょう。

上記条件を満たしていない月には、VPSの利用に28ドル/月(約4,000円前後)の利用料が発生します。

料金はXMの取引口座から自動的に引き落とされます。

条件を継続的にクリアするためのポイント

無料利用を継続するには、以下のような工夫が有効です。

■ 残高を一時的に増やす
ボーナス込みではなく、純粋な証拠金残高で1,000ドル以上必要です。取引前に追加入金することで条件をクリアしやすくなります。

■ 複数ポジションで取引量を稼ぐ
1回あたりのロット数が少なくても、複数回に分けることで、1日単位で取引するタイプのトレーダーも条件達成が見込めます。

1日数回のエントリーでも継続すれば、十分に無料条件を達成できる可能性があります。

スキャルピングや短期売買をしている場合、自然に達成できるケースが多いです。

XMTradingのVPSのセキュリティ対策と安全性

VPS(仮想専用サーバー)は、24時間稼働し続ける特性上、セキュリティ管理が極めて重要です。

XMのVPSはBeeks社のインフラ上に構築されており、信頼性の高い環境が提供されていますが、それでもユーザー自身が一定のセキュリティ対策を講じておくことが安全な取引環境の維持につながります。

この章では、XM VPSのセキュリティレベルと、ユーザーが実施すべき具体的な対策について解説します。

VPSのセキュリティは大丈夫?

XMのVPSの基盤となっているBeeks Financial Cloudは、世界中の金融機関やトレーダーにVPSを提供している大手インフラ企業です。

データセンターはロンドンのEquinix LD4に位置しており、以下のようなハード・ソフト両面のセキュリティが確保されています。

物理セキュリティ

  • データセンターは24時間体制で監視されており、入退室も制限付き
  • 停電・火災対策も完備された堅牢な施設

通信セキュリティ

  • RDP接続は暗号化されており、通信内容の盗聴リスクは極めて低い
  • VPS同士は隔離されており、他ユーザーからの不正アクセスは不可能

サーバー安定性

  • 稼働率99.9%以上の高可用性を維持
  • MT4/MT5の自動再起動にも対応できる高信頼のOS環境(Windows Server 2022)

自分で行うべきセキュリティ対策

いくらVPS自体が安全でも、ユーザー側の使い方次第でリスクは発生します。

以下のポイントを最低限守ることで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

強力なパスワードへの変更
XMのVPSの初期パスワードは、メールで通知されるものです。ログイン後はすぐに自分で複雑なパスワードへ変更しましょう。

英大文字+英小文字+数字+記号を入れるようにするといいんじゃ

Windowsの自動アップデートを制御
Windowsの自動アップデートによって再起動が起こると、EAが停止するリスクがあります。

アップデートは手動設定に切り替え、定期メンテナンス時に実施するのが理想です。

不要なソフトはインストールしない
VPSはMT4/MT5など取引関連の用途に限定して使うべきです。

Webブラウジングやメール受信、フリーソフトのインストールは非推奨です。

ウイルス対策ソフトは必要?

XMのVPSでは、基本的に第三者からの侵入やマルウェア感染リスクは極めて低いとされています。しかし、以下のようなケースでは軽量のウイルス対策ソフトの導入が検討されることもあります。

対策が推奨されるケース

  • VPS上でメールを受信する
  • 外部からファイルを頻繁に取り込む(例:外部EA開発者の提供品)
  • 不正な通信がないか監視したい

推奨される軽量ウイルス対策例

  • Windows Defender(標準)
  • ESET(低負荷・MT4との相性◎)
  • ClamWin(無料・シンプル)

高機能なセキュリティソフト(例:Norton、McAfeeなど)はVPSに過剰な負荷をかける可能性があるため、EAの動作に影響を与えることがあります。

データのバックアップ方法

XMのVPSは安定稼働が前提ですが、万が一に備えた取引環境のバックアップはトレーダーの自己責任となります。

バックアップすべきデータ

  • EAファイル(.ex4 / .mq4 など)
  • 設定ファイル(テンプレート・インジケーター)
  • ログファイル(取引ログ・EAログ)

何かいいバックアップ方法はあるのかしら

推奨バックアップ方法としては、以下のような方法があります。

  • Google Drive / Dropboxで自動同期
  • 外付けHDDやUSBへの定期保存(手動)
  • VPS画面でZIP化して一括ダウンロード

セッション乗っ取りのリスクと防止策

リモートデスクトップ接続は安全ですが、第三者にID・パスワードが知られてしまった場合にはセッション乗っ取りの危険性があります。

防止策として、VPSへの接続は信頼できる自宅回線のみで行うようにして、カフェや公共Wi-Fiからのアクセスは避けましょう。

XMのVPSは、セキュリティ面でも高水準の保護がなされており、適切に運用すれば非常に安全な環境です。

ただし、実際にEAを24時間稼働させるためには、ユーザー自身が「余計な操作をしない」「必要な保護だけを施す」ことが大切です。

特に初回ログイン後のパスワード変更、Windows Updateの設定、そして定期的なバックアップ体制の構築は、安定稼働の3本柱です。

安全性に不安がある方も、基本をしっかり押さえておけば、XMTradingのVPSを安心して使いこなすことができるでしょう。

XMTradingのVPSに関するよくある質問(FAQ)

XM TradingのVPSはandroidやiPhoneからも使えますか?
XM TradingのVPSはデスクトップ環境だけでなく、スマートフォン(android・iPhone)からもリモート接続が可能です。
Microsoft Remote Desktopアプリを使えば、外出先からでもEAの稼働状況を確認できます。
XM TradingのVPSの提供元BeeksFXとはどんな会社ですか?
BeeksFXはイギリスのロンドンに本社を置く金融インフラ企業で、世界中のFXブローカーや投資家向けにサーバーを提供しています。
金融商品取引に特化したVPSを扱い、XMの正式パートナーとして高い信頼性を誇ります。
XM TradingのVPSのセキュリティや個人情報保護は安全ですか?
XMのVPSは、BeeksFXのデータセンターで厳格なライセンス管理と暗号化通信を採用しています。
XMの個人情報保護ポリシーおよびクッキー使用方針に準拠しており、安心して取引データを保管できます。
VPSを使うメリットは経験の浅い投資家にもありますか?
はい、あります。EAの設定に慣れていない投資家でも、VPSなら自動売買を安定稼働できるため、操作ミスや通信トラブルを避けられます。
XMのマイページにはデモ環境の設定ガイドやウェビナーも用意されており、初心者のステップアップにも最適です。
どんな金融商品や取引戦略にXMのVPSは向いていますか?
XMのVPSは、FX通貨ペアのほか、株式・指数・コモディティなど多様な金融商品に対応しています。
特にスキャルピング、指標トレード、スワップポイント狙いの中長期運用など、約定スピードや安定性が求められる戦略に向いています。
XMのVPS利用条件はなんですか?
XMのVPSを無料で利用するには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

口座残高:1,000ドル相当以上(約15万円以上)を維持
月間取引量:往復5スタンダードロット以上(500,000通貨以上)の取引

この条件を満たせば、通常月額28ドルのVPS利用料が無料になります。条件を満たさない場合は、月額28ドルの費用が口座から自動的に引き落とされます。
なお、VPS申請時に条件を満たしていることが確認されると、無料で利用開始できます。

XMTradingのVPSの条件・使い方まとめ

XMのVPSは、EAやスキャルピングを24時間安定して稼働させたいトレーダーにとって、非常に高コストパフォーマンスなサービスです。

月5ロット以上の通貨ペアの取引と1,000ドル以上の口座残高という条件を満たせば無料で使えるうえ、ロンドンのデータセンターから超低レイテンシでXMサーバーに接続できる環境は、約定スピードにも直結します。

設定も簡単で、MT4/MT5のインストールやEAの導入も通常のWindows操作と同様です。

接続の安定性やセキュリティ面も高く、パスワード管理やWindowsアップデートの制御など基本対策を施せば、安全に長期稼働が可能です。

EA稼働の効率とコストを両立させたい中上級者にとって、XMTradingのVPSは導入する価値の高い環境といえるでしょう。