XMの最大ロット数と大口取引制限まとめ｜最大ポジション・注意点を徹底解説

XMの最大ロット・最大ポジション数から見る大口取引の制限

• XMの最大ロットとは？スタンダード口座・マイクロ口座では通貨量が違う
• XMで保有できる最大ポジション数は200まで(全口座共通)

XMの最大ロットとは？スタンダード口座・マイクロ口座では通貨量が違う

XMの最大ロットとは、1回の注文で発注できる取引量の上限のことです。

口座タイプごとに「1ロットの通貨量」が異なるため、同じロット数でも実際に取引できる通貨量は大きく変わります。

見かけのロット数はマイクロ口座の方が多いですが、実際の取引量はスタンダード口座の1/50程度となります。

XMの最大ロットは予約注文(指値・逆指値)に関係なく、1ポジション(1注文)の取引量の上限なため、分割注文で最大ロット以上の保有することも可能です。

XMで保有できる最大ポジション数は200まで(全口座共通)

最大ポジション数とは、1つの口座内で同時に保有できるポジション数の上限を意味します。

XMでは、すべての口座タイプで最大200ポジションまで保有できます。

ただし、スキャルピングや自動売買（EA）のように、取引を細かく分割するスタイルでは、この上限に達することもあるため注意が必要です。

【口座タイプ別】XM Tradingの最大ロット数

• スタンダード口座は最大50ロット・200ポジション【初心者〜中ロット向け】
• XMゴールド(XAUUSD)の最大ロット数 【CDFで人気No.1の貴金属】
• KIWAMI口座(極み口座)は最大50ロット200ポジション【中～大ロット向け】
• ゼロ口座は最大50ロット・200ポジション【大口・スキャルピング向け】

XMTtadingでは、以下のように4つの口座タイプがあります。

主要口座と少額口座（マイクロ口座）では最大ロット数や1ロットの通貨価値に違いがあります。

スタンダード口座は最大50ロット・200ポジション【初心者〜中ロット向け】
大口おすすめ度：★★☆☆☆

XMのスタンダード口座は、豪華ボーナスが受け取れることから、初心者や初めて海外FX口座を開設するトレーダーに人気のバランス型口座です。

最大ロット数は50ロットで、1ロット＝10万通貨のため、1回の発注で最大500万通貨まで取引可能です。

スプレッド・ボーナス・取引自由度のバランスが良く、中程度の資金で裁量トレードを行いたい方にとって、最初の実戦口座として最適です。

KIWAMI口座(極み口座)は最大50ロット200ポジション【中～大ロット向け】
大口おすすめ度：★★★★☆

KIWAMI口座は、スプレッドがスタンダード口座よりも狭く、しかも手数料がかからないのが大きな特徴です。

最大ロット数は50ロットで、スタンダード口座と同様に最大500万通貨の取引が可能です。

ボーナスが適用される（入金ボーナスのみ適用）数少ない低スプレッド口座としても注目されており、取引コストを抑えつつ中〜大ロットで運用したいトレーダーに向いています。

ゼロ口座は最大50ロット・200ポジション【大口・スキャルピング向け】
大口おすすめ度：★★★★☆

ゼロ口座は、XMの中で唯一ECN方式を採用した短期売買向けのプロ仕様口座です。

最大ロットは50ロット（＝500万通貨）。スプレッドはほぼゼロに近く、取引ごとに手数料が発生する代わりに、透明性・約定スピード・スリッページ耐性が重視されています。

スキャルピングや高頻度取引を行う大口トレーダー向けで、取引条件は非常に優れていますが、ボーナスは適用されません。

マイクロ口座(micro口座)は最大100ロット・200ポジション【少額・初心者向け】
重要度：★★★☆☆

XMのマイクロ口座は、少額トレード向けに設計された初心者向け口座です。

最大ロット数が100ロットと最も多いように見えますが、1ロット＝1,000通貨と非常に小さい単位での取引になので、最大でも10万通貨（＝100ロット × 1,000通貨）までしか発注できません。

また、理論上は「100ロット × 200ポジション＝2,000万通貨」まで保有可能という計算になりますが、実際にはスプレッドや証拠金、サーバー負荷の観点から、中〜大口取引にはあまり適していません。

【銘柄別】XM Tradingの最大ロット数

• XMのドル円（USDJPY）の最大ロット数【高流動・基軸通貨ペア】
• XMゴールド(XAUUSD)の最大ロット数 【CDFで人気No.1の貴金属】
• XMビットコイン(BTCUSDの)の最大ロット数 【仮想通貨CFDの定番】

「XMの最大ロットは50ロット」と説明しましたが、銘柄により最大ロットは異なります。

XMのドル円（USDJPY）の最大ロット数【高流動・基軸通貨ペア】
大口おすすめ度：★★★★★

※最小ロットは共通して0.01ロットです

スタンダード口座・KIWAMI口座・ゼロ口座の最大ロットドル円取引

XMでは、ドル円の最大ロット数は「スタンダード口座」「KIWAMI口座」「ゼロ口座」で共通して最大50ロット（＝500万通貨）までとなっています。

1ロットあたり100,000通貨の仕様により、1回の注文で約5億円相当の建玉が可能です。

ドル円は世界で最も取引量が多い基軸通貨ペアであり、XMでもスプレッドの安定性と約定スピードの高さが特徴です。

最大ロットまでの発注でも、約定遅延や滑りが生じにくく、スキャルピングから中長期保有まで快適な取引が可能です。

マイクロ口座（micro）の最大ロットドル円取引

「マイクロ口座」では、1ロット＝1,000通貨としてドル円を取引でき、1注文で最大100ロット＝10万通貨（約1,000万円相当）まで発注できます。

スタンダード口座に比べると、1ロットあたりの通貨量は1/100ですが、最大ロットで見れば「スタンダード口座の1ロット相当」の建玉を持つことができます。

スプレッドも比較的安定しており、ロット単位の微調整が効くため、少額でのロット運用シミュレーションや、EAの負荷検証などに向いています。

ただ、本格的な大口取引には対応しきれないため、実戦用としてはスタンダード口座などの活用が前提となります。

XMゴールド(XAUUSD)の最大ロット数 【CDFで人気No.1の貴金属】
大口おすすめ度：★★★★★

※1オンス=約3,000ドル換算
※最小ロットは共通して0.01ロットです

スタンダード口座・KIWAMI口座・ゼロ口座の最大ロットゴールド取引

XMでは、ゴールド（XAUUSD）の最大ロット数は、スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座のいずれも50ロット（＝5,000オンス）までに設定されています。

1ロット＝100オンスの計算となるため、最大ロットでは1度に約1.5億円相当の注文が可能で、個人トレーダーでも大口取引をすることができます。

ゴールドはボラティリティが非常に大きく、1オンスあたり数十ドル単位で価格が動くことも珍しくないため、少ないロットでも利益・損失が大きくなりやすい中・上級者向けのCFD銘柄です。

XMでは、スプレッドが狭めの「KIWAMI口座」や「ゼロ口座」を活用することで、スキャルピングや短期売買に適した低コスト環境でゴールド取引が可能です。

マイクロ口座(micro口座)の最大ロットゴールド取引

「マイクロ口座」では1ロット＝1オンスとして取引され、1注文で最大100ロット＝100オンス（約30〜40万円相当）まで発注することができます。

スタンダード口座の1ロットが100オンスであるのに対し、マイクロ口座の最大ロットはスタンダード口座の1ロット相当です。

取引金額が抑えられるぶん、価格変動の大きいゴールドを安全に試したい方や、EAのテスト・調整段階でロット管理を細かく行いたい場面に向いています。

ただし、100オンスを超える本格的な取引には限界があるため、実戦レベルでのゴールド運用を考えるなら、スタンダード口座やKIWAMI口座、ゼロ口座の活用が基本となります。

XMビットコイン(BTCUSDの)の最大ロット数 【仮想通貨CFDの定番】
大口おすすめ度：★★☆☆☆

※仮想通貨は変動が激しいため、相場は激しく上下します
※最小ロットは共通して0.01ロットです

スタンダード口座・KIWAMI口座・ゼロ口座の最大ロットBTC取引

XMでは、ビットコイン（BTCUSD）の最大ロット数は、スタンダード口座・KIWAMI口座・ゼロ口座のいずれも50ロット（＝50BTC）までに設定されています。

1ロット＝1BTCというシンプルな構成で、1BTCが500万円〜200万円台を推移することを考えると、1注文での最大取引額は約1億円相当にもなります。

ビットコインはボラティリティが非常に大きく、1日で10％以上動くことも珍しくありません。

そのため、大ロットを扱う場合はスリッページや証拠金維持率の管理も重要で、口座選びはコスト面だけでなく執行力・安定性も加味する必要があります。

ただし、仮想通貨CFDは、海外FX業者によりスプレッドが大きく異なるので、短期トレードや高頻度売買の場合はスプレッドを確認することをおすすめします。

マイクロ口座（micro）の最大ロットBTC取引

マイクロ口座では、1ロット＝0.01BTCとして取引でき、最大100ロット＝1BTC（約100万円〜200万円相当）まで保有可能です。

ビットコインはわずか0.01BTCでも大きく価格が動くため、マイクロ口座の最大ロットでも日によっては数万円単位の値幅が出ることもあります。

そのため、マイクロ口座は単なる練習用にとどまらず、相場に慣れながら実践的に価格変動へ対応する力を身につけたい人に向いています。

また、仮想通貨EAや自動売買ツールの検証においても、少ない証拠金で最大ロットに近い取引負荷を再現できるため、テスト環境としても有効です。

ただし、本格的に複数BTCを動かす場合や、短期間で大きな収益を狙う戦略を採る場合は、スタンダード・KIWAMI・ゼロのいずれかの口座を前提とした運用が基本となります。

XMの1ロット・最大ロットの損益計算シミュレーション

• スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座の1ロット・最大ロット損益計算
• マイクロ口座(micro口座)の1ロット・最大ロット損益計算

XMでは口座タイプによって1ロットの価値が異なり、「1pipsでいくら動くか」は銘柄・ロット数によって損益は大きく変わります。

ここでは、代表的な3銘柄（ドル円・ゴールド・ビットコイン）について、各口座ごとの1pipsあたりの損益額（1ロット／最大ロット）をまとめました。

この算出方法に基づいて、計算しました。

スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座の1ロット・最大ロット損益計算

※1pips＝0.01の値動きとした場合の目安
※1pips＝0.01、ドル円=150円、ゴールド=2,000ドル、BTC=500万円で計算

スタンダード口座・KIWAMI口座・ゼロ口座では、1ロットの取引量は共通で設定されており、1pipsの値動きごとの損益も同一です。

スタンダード系の口座では、1ロット＝10万通貨（ドル円）・100オンス（ゴールド）・1BTC（ビットコイン）という大きな取引単位のため、わずか数pipsの値動きでも損益額が大きくなりやすいのが特徴です。

たとえばドル円の場合、1pips動くだけで1ロットあたり約1,000円、最大ロットの50ロットでは5万円が一気に動くことになります。

10pipsであれば、50ロット保有時に約50万円の利益または損失が出る計算です。100pips動いた場合は、その10倍の約500万円の損益が発生するため、エントリータイミングや資金管理には特に注意が必要です。

さらにゴールドやビットコインのように、価格変動が激しい銘柄では、エントリー直後に20〜50pipsほど上下に動くことも珍しくなく、ロット数が多いほどそのぶん収益チャンスが広がる一方、損失リスクも大きくなります。

マイクロ口座(micro口座)の1ロット・最大ロット損益計算

※1pips＝0.01の値動きとした場合の目安
※1pips＝0.01、ドル円=150円、ゴールド=2,000ドル、BTC=500万円で計算

マイクロ口座では、1回に最大100ロットまで注文できます。

例えばドル円なら「約10円 × 100ロット＝約1,000円」、ゴールドなら「約1.5円 × 100ロット＝約150円」といった具合に、最大ロットであっても損益は小さめに抑えられるのが特徴です。

利益が少ない反面、損失リスクも限定されるため、少額での取引や検証に適しています。

ただし、たとえ100pipsほど大きく動いたとしても、ドル円1ロットあたりの利益は約1,000円、最大ロット（100ロット）でも約10万円程度にとどまるため、本格的な利益を狙うトレードにはあまり向いていません。

XMの1ロット・最大ロット取引したときの必要証拠金の目安

• スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座の1ロット・最大ロット必要証拠金
• マイクロ口座(micro口座)の1ロット・最大ロット必要証拠金

XMでは、取引するロット数に応じて必要な証拠金が変わります。

スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座（共通仕様）と、マイクロ口座それぞれについて、代表的な3銘柄（ドル円・ゴールド・ビットコイン）を使った証拠金目安と損益変動のシミュレーションをしてみました。

スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座の1ロット・最大ロット必要証拠金

スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座では、取引する銘柄やロット数に応じて、必要証拠金の目安が大きく異なります。

※1pips＝0.01の値動きとした場合の目安
※1pips＝0.01、ドル円=150円、ゴールド=2,000ドル、BTC=500万円で計算

スタンダード系口座では、ロット数が大きくなるほど必要証拠金も急激に増加します。

例えばゴールドを最大ロットで取引する場合、約150万円の証拠金を確保しておく必要があるため、資金に余裕がある中〜上級者向けの取引スタイルといえます。

逆に1ロットから始めれば、ドル円なら約15,000円程度の証拠金で取引が可能です。ロットを調整することで、比較的少ない資金からでも取引をスタートできます。

マイクロ口座(micro口座)の1ロット・最大ロット必要証拠金

少額専用のマイクロ口座でも、銘柄ごとに必要な証拠金は異なるため、ロット数に応じた目安を押さえておきましょう。

※1pips＝0.01の値動きとした場合の目安
※1pips＝0.01、ドル円=150円、ゴールド=2,000ドル、BTC=500万円で計算

マイクロ口座は、1ロットあたりの取引量が小さいため、最大100ロットを取っても必要証拠金は数万円台に収まるのが特長です。

たとえば、ゴールドを最大ロットで運用しても必要証拠金は約3万円程度なので、少額で試してみたいトレーダーやEAの動作確認にも最適です。

XM Tradingで最大ロット・最大ポジション制限を超える方法

XMでは、スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座で「1注文あたり最大50ロット」「最大200ポジション」（マイクロ口座は最大100ロット・200ポジション）が基本制限となっています。

ただし、以下の方法を活用すれば、禁止事項に抵触することなく、より大きなロット数やポジション数を実質的に運用することが可能です。

• 最大ロットを超える「分割注文」
• 別口座に分けて発注【最大8口座まで保有可能】
• 最大ロットを超える「複数ポジションの保有」

XMでは最大ロットを超える「分割注文」が可能

最大50ロットの制限は、「保有中ロット」＋「未約定の予約注文ロット」の合計なので、それを超えなければ、同じ銘柄に対して複数回に分けて注文を出すことが可能です。

このように、発注中の注文（成行・予約含む）の合計が50ロット以内である限りは、分割発注による大口対応が可能です。

ただし、指値・逆指値などの予約注文もロット制限に含まれるため、予約注文を出したまま追加で大きなロットを発注すると、制限超過と見なされて注文が拒否されることがあります。

XMでは別口座に分けて発注できる【最大8口座まで保有可能】

XMでは、1ユーザーあたり最大8つのリアル口座を開設することができます。

このため、複数の口座に取引を分散することで、実質的に最大ロット制限（1口座あたり50ロット）を超えて取引することが可能です。

例のように、複数口座にポジションを分散すれば、事実上ロット上限を超えて取引することが可能です。

ただし、口座間での両建ては禁止されており、同一銘柄の反対売買を別口座で行うと規約違反になる場合があるので注意しましょう。

XMでは最大ロットを超える「複数ポジションの保有」が可能

XMでは、1注文あたりの最大ロットは50ロットまでですが、最大200ポジションまで保有できるため、ロットを分けて複数ポジションでの大口保有が可能です。

このように、「1注文＝最大50ロット」の制限はあるものの、保有ポジション数を分ければ、同一銘柄で合計100ロットや200ロット相当を持つことも可能です。

ただし、約定タイミングのズレで平均価格が変わったり、損切り・利確の管理が煩雑になるといった注意点もあるため、リスク管理をしっかり行った上で活用するのがポイントです。

XMの注文方式別に見たロット制限の注意点(成行・指値・EA)

XMの「1注文あたり最大50ロット」「最大200ポジションまで」の制限は、注文方式によって実務的な影響が異なります。

裁量トレード・自動売買（EA）のどちらでも、事前に把握しておくことで無駄なトラブルを防げます。

成行・指値で50ロットは約定分割の可能性あり

成行注文や指値注文で50ロットを出すことは可能ですが、成行では流動性次第で分割約定・スリッページが発生する可能性があります。

また、指値注文も板の状況次第では希望価格で全量が一括約定しないケースもあり、大口取引では特に注意が必要です。

50ロット以上の取引を行う場合は、10ロット×5ポジションなどの分割注文でカバーできます。

そのぶん手間や管理の煩雑さも増しますが、分割して約定されてしまうリスクを抑えることができます。

自動売買(EA)は最大200ポジション以内に抑える設計でリスク回避

XMでは、1口座あたり最大200ポジションまでしか保有できません。EA（自動売買）を使う場合、この上限に達しないように設計段階での制御が重要です。

特に、ナンピンやマーチンゲールのようにポジションを積み上げていくEAでは、短時間でポジションが急増しやすく、制限オーバーに陥る可能性があります。

EAを稼働させる際は、最大ポジション数の上限設定や、発注間隔・頻度の調整など、XMの仕様に対応したロジック設計が欠かせません。

ポジション数が多すぎると強制決済・サーバー負荷に注意

EAの運用や分割注文を多用する戦略では、100〜150ポジションを超えたあたりから、次のようなリスクが現れはじめます。

単に「たくさんポジションを持っている」状態を超えて、取引そのものの安定性や安全性が損なわれるため、注意が必要です。

EAを使う場合は、通貨ペア数を絞る、取引ロットや頻度を調整する、VPSのスペックを見直すなど、環境と設計の両面からの対策が重要になります。

XM Tradingの最大ロット・最大ポジション制限を他社と比較

プロや大口トレーダーが利用する海外FX業者の最大ロットと最大ポジション数を比較表にまとめました。

• スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座の最大ロット・ポジションの他社比較
• 少額マイクロ口座(micro)の最大ロット・ポジションの他社比較

スタンダード・KIWAMI・ゼロ口座の最大ロット・ポジションの他社比較

他社と比較すると、XMの「1注文あたり最大50ロット」という制限はやや控えめです。

特にAxiory（1,000ロット）やExness（200ロット）と比べると、大口注文への対応余力は少ない印象です。

とはいっても、実際に1注文で500万通貨＝約5億円相当を発注する個人トレーダーは多くはなく、スキャルピングや分割エントリーを前提とすれば、XMの50ロット上限でも実用面で不足はほとんどありません。

ただし、自動売買（EA）や複数銘柄を同時に運用をする場合は、最大200ポジションの上限にも注意が必要です。

特にナンピン系EAを複数通貨ペアで動かすケースでは、ポジション数がすぐに積み上がるため、想定より早く制限に到達することもあります。

そのため、ワンクリックで大口をまとめて出したいトレーダーや、高頻度・多ポジションのEAを運用するトレーダーにとっては、AxioryやExnessのようなロット・ポジション上限に余裕のある業者との併用が現実的です。

少額マイクロ口座(micro)の最大ロット・ポジションの他社比較

※1ロットの取引量は、FX通貨ペア(USDJPYなど)が基準

XMでは、1ロット＝1,000通貨で取引できる「マイクロ口座」が用意されており、少額から裁量トレードやEA検証を始めたいトレーダーにとって使いやすい口座タイプです。

他の海外FX業者にも少額取引に対応した専用口座がありますが、「最大ロット数」や「ポジション数の上限」だけでなく、「1ロットあたりの取引単位（ロット価値）」も業者によって異なるため、仕様の違いを正しく理解して選ぶことが大切です。

たとえば、XMやExnessでは1ロット＝1,000通貨ですが、TitanFXやFXGTのミニ口座では1ロット＝10,000通貨となっており、同じ100ロットでも実際に取引する通貨量に大きな差が生じます。

一覧を見比べると、XMとTitanFXはいずれも「最大100ロット・200ポジション」で共通していますが、通貨量ベースで見ると、TitanFXの方が大きなポジションを保有できる仕様です。一方、ナンピンEAや通貨ペア分散など、より多くのポジションを同時に保有したいトレーダーには、FXGT（合計500ロット）やExness（MT5口座で最大10,000ポジション）のような制限の緩い環境が適しています。

とはいえ、XMのマイクロ口座は、ロット調整がしやすく、最大200ポジションという上限も裁量・自動売買ともに十分なスペック。無理なく少額運用を始めたいトレーダーにとっては、非常にバランスの取れた口座タイプです。

XM Tradingの最大ロット・最大ポジションなど大口取引でよくある質問

XM Tradingの大口取引制限(最大ロット)まとめ

XMでは、スタンダード口座・KIWAMI口座・ゼロ口座すべてで「1注文あたり最大50ロット」「最大200ポジション」という上限が設けられています。

対象銘柄には、ドル円やユーロドルなどの通貨ペアに加え、ゴールド（XAUUSD）やビットコイン（BTCUSD）などのCFDも含まれており、最大ロット時には億単位のポジションも保有できます。

また、マイクロ口座では1ロット＝1,000通貨（または1オンス・0.01BTC）として最大100ロットまで注文可能なため、少額からの取引やEAの検証にも向いています。

他社と比べて制限がやや控えめに見える場面もありますが、複数ポジションでの分割取引や用途に応じた口座選びにより、大口取引にも十分対応可能です。

一見すると、XMの最大ロット制限は他社より控えめに見えるかもしれませんが、複数ポジションによる分散運用や、銘柄・戦略に応じた口座選択によって、大口取引にも十分対応可能です。

大口取引でも、取引コストと約定力を重視するならゼロ口座、手数料ゼロとスプレッド重視ならKIWAMI口座、ボーナスを活かした運用ならスタンダード口座、少額から始めたいならマイクロ口座と、トレードスタイルに応じてステップアップしていけるのがXMの強みです。