Exnessスプレッド一覧と比較│プロ口座・ゼロ口座・ロースプレッド口座や広がる時間帯を検証

Exness(エクスネス) 2025.02.14 2025.10.14

Exness(エクスネス)は、スプレッドが狭い海外FX業者として人気ですが、「本当に低スプレッド?」「どの銘柄が狭い?」「時間帯によって広がる?」などが気になるところです。

他社と比べても本当に低スプレッドですの?

手数料を含む実質コストや、銘柄別のスプレッドも確認したいな。

本記事では、「プロ口座」「ゼロ口座」「ロースプレッド口座」など、全口座タイプ・全銘柄のスプレッドと手数料を一覧化し、実質コストを比較しました。

また、ドル円・ゴールド・仮想通貨(ビットコイン)などの人気銘柄を他社と比較し、時間帯ごとのスプレッドの広がりについても詳しく解説しています。

Exnessと他社を比較したい場合は、「海外FXのスプレッド比較」の記事を参考にしてください。

レバレッジ無制限×狭いスプレッド

2024年12月中旬より、公式の日本語サイトが非表示となっています。申込みフォームは英語表記ですが、通常通り口座開設が可能です。 (※2024年2月にも数ヶ月の非表示期間あり)
ログイン後のマイページは日本語で、サポートも日本語対応です。
(関連記事:「Exnessから日本語が消えた!?」)

目次

Exness(エクスネス)のスプレッドは本当に狭い!ただし注意点も

Exness(エクスネス)は数ある海外FXブローカーの中でも、特に「低スプレッド」と高い評価を受けています。

特徴や注意点を知った上で、Exnessのメリットを活かすポイントをまとめました。

Exnessはドル円・ゴールドなど10銘柄が固定で低スプレッド・仮想通貨も狭い

主要なドル円やゴールド、さらには仮想通貨のスプレッドが非常に狭いことで知られていますが、Exnessでは人気10銘柄が、ほぼすべての時間帯で固定スプレッド、それ以外の銘柄は変動スプレッドという特徴があります。

ドル円やゴールドなら、スプレッドがほぼ固定で安心ですわ!!

固定の低スプレッド人気10銘柄

  • メジャー通貨ペア:
    USDJPY(米ドル/円)、EURUSD(ユーロ/米ドル)、AUDUSD(豪ドル/米ドル)、GBPUSD(ポンド/米ドル)、USDCAD(米ドル/カナダドル)、USDCHF(米ドル/スイスフラン)
  • マイナー通貨ペア:
    EURGBP(ユーロ/ポンド)、EURJPY (ユーロ/円)、GBPJPY(ポンド/円)
  • 貴金属(メタル):
    XAUUSD(ゴールド/米ドル)

特に「ゼロ口座」では、ドル円やゴールド(XAUUSD)など固定スプレッド銘柄すべてをゼロスプレッドで取引することができるため、手数料を加味しても実質コストが業界トップクラスの安さです。

※「ロースプレッド口座」もドル円など一部固定銘柄で0pips設定

固定スプレッドでは、必要以上にスプレッド変動を気にすることなく取引することができ、コストが安定して損益計算が容易、トレード戦略が立てやすいというメリットもあります。

また、固定ではありませんが、仮想通貨のスプレッドも狭く、特にBTCUSD(ビットコイン・ドル)やETHUSD(イーサリアム・ドル)などの流動性が高い銘柄では、他社と比較しても狭いスプレッドが提供されています。

Exness「プロ口座・ゼロ口座・ロースプレッド口座」のスプレッドが圧倒的に狭い

人気銘柄がゼロスプレッドの「ゼロ口座」が最強よ!!

手数料無料「プロ口座」はメジャー通貨に強いぞ。

他社の同タイプの口座と比較しても、「プロ口座」「ゼロ口座」「ロースプレッド口座」はスプレッドがかなり狭い方に位置づけられます。

プロ口座(手数料無料)

  • スタンダード口座より低スプレッド
  • メジャー通貨ペアは、他社の手数料無料口座と比較しても低スプレッド

ゼロ口座(手数料あり)

  • 0pips~の超低スプレッド
  • ドル円、ゴールドドルなど、人気銘柄の多くがゼロスプレッド固定
  • 主要銘柄の実質コストが海外FX業者の中でも安い

ロースプレッド口座(手数料あり)

  • 0pips~の超低スプレッド
  • ドル円など、人気の一部銘柄がゼロスプレッド固定
  • マイナー銘柄も幅広く低スプレッド

Exnessにはスタンダード口座などを含め複数の口座タイプが存在しますが、メジャーな銘柄を狭いスプレッドで取引したいのであれば、「ゼロ口座」がおすすめです。

先にも説明した通り、「ゼロ口座」は人気のドル円やゴールドなどのスプレッドが0pips固定で、手数料を含めても非常に低いコストで取引することができます。

「ロースプレッド口座」もドル円などがゼロスプレッドですが、ゼロ口座より対象銘柄が少ないため、マイナー銘柄なども幅広く取引したい人向けです。

「プロ口座」も手数料無料の口座としては、海外FX業界全体と比較しても低スプレッドなので、初心者・中級者や取引量がそこまで多くないトレーダーに最適です。

Exnessは他社より低スプレッドだが法人口座が作れない(個人口座向け)

他社と比べても低スプレッドを提供し、無制限レバレッジや安定した約定力などで人気のExnessですが、日本居住者は法人口座を開設することができません。

2023年6月までは開設できましたが、今のところ再開の目処もありません。

年間利益が900~1,000万円を超える場合は、法人化して法人口座で取引をした方が節税できるため、法人口座が開設できる海外FX業者の方がメリットを得られます。

海外FXの法人口座を検討している人は、下記の記事を参考にしてみてください。

Exness(エクスネス)のFX通貨ペアの平均スプレッド一覧・手数料

ドル円をはじめとする為替銘柄の平均スプレッドと取引手数料の一覧です。

メジャー通貨ペア(ドル円・ユーロドルなど)の平均スプレッド・手数料

ゼロ口座は、ほとんどの銘柄がゼロスプレッド固定で取引しやすいわ!!

プロ口座のドル円も、手数料無料口座としては圧倒的な低スプレッドじゃ。

Exnessメジャー通貨ペアの平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessメジャー通貨ペアのスプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座スタンダードセント口座
(少額口座)
USDJPY※
(米ドル/円)
1.00pips0.70pips0.00pips+3.5ドル0.00pips+3.5ドル1.00pips
EURUSD※
(ユーロ/米ドル)
0.90pips0.60pips0.00pips+3.5ドル0.00pips+3.5ドル0.90pips
AUDUSD※
(豪ドル/米ドル)
0.90pips0.60pips0.00pips+3.5ドル0.00pips+3.5ドル0.90pips
GBPUSD※
(ポンド/米ドル)
1.10pips0.70pips0.00pips+4.5ドル0.00pips+3.5ドル1.10pips
USDCAD※
(米ドル/カナダドル)
1.80pips1.20pips0.00pips+4ドル0.10pips+3.5ドル1.80pips
USDCHF※
(米ドル/スイスフラン)
1.30pips0.90pips0.00pips+4.5ドル0.20pips+3.5ドル1.30pips
NZDUSD
(NZドル/米ドル)
1.80pips1.20pips0.00pips+6.5ドル0.40pips+3.5ドル1.80pips
DXY
(米ドル指数)
6.00pips4.20pips1.80pips+7.75ドル2.70pips+3ドル

※実質コスト:1ロットあたりの取引手数料1ドル=0.1pips

※USDJPY、EURUSD、AUDUSD、GBPUSD、USDCAD、USDCHFはほとんどの時間帯で固定スプレッドです

メジャー通貨ペアは、流動性が高く、スプレッドが狭いため、安定した取引がしやすい銘柄です。

特に「ゼロ口座」と「ロースプレッド口座」では、人気のメジャー通貨ペアでスプレッド0pipsが実現されており、手数料を考慮しても 実質コストを非常に低く抑えることができます。

また、「スタンダード口座」「プロ口座」「スタンダードセント口座(少額ロット取引専用)」は取引手数料が無料です。

後述しますが、「プロ口座」のドル円は、他社の手数料無効口座より狭いスプレッドが提供されています。

マイナー通貨の平均スプレッドと手数料

Exnessマイナー通貨ペアの平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessマイナー通貨ペアのスプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座スタンダードセント口座
AUDCAD
(豪ドル/カナダドル)
2.20pips1.60pips0.10pips+4.5ドル0.40pips+3.5ドル2.20pips
AUDCHF
(豪ドル/スイスフラン)
0.90pips0.70pips0.00pips+4.5ドル0.00pips+3.5ドル0.90pips
AUDJPY
(豪ドル/円)
1.90pips1.30pips0.00pips+4.5ドル0.20pips+3.5ドル1.90pips
AUDNZD
(豪ドル/NZドル)
2.00pips1.40pips0.00pips+4ドル0.10pips+3.5ドル2.00pips

※実質コスト:1ロットあたりの取引手数料1ドル=0.1pips

マイナー通貨ペアのポイント

マイナー通貨ペアの実質コスト(平均スプレッド+取引手数料)一覧です。

メジャー通貨より取引量が少ないため、他通貨に比べてやや広めのスプレッドになります。

エキゾチック通貨の平均スプレッド・手数料

Exnessエキゾチック通貨ペアの平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessエキゾチック通貨ペアのスプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座スタンダードセント口座
(少額口座)
AUDDKK (豪ドル/デンマーククローネ)571.80pips400.30pips248.20pips+32.5ドル289.90pips+3.5ドル
AUDMXN (豪ドル/メキシコペソ)102.20pips71.50pips0.00pips+45ドル72.60pips+3.5ドル
AUDNOK (豪ドル/ノルウェークローネ)439.80pips307.90pips210.70pips+14ドル234.50pips+3.5ドル
AUDPLN (豪ドル/ポーランドズロチ)259.10pips181.40pips
AUDSEK (豪ドル/スウェーデンクローナ)526.80pips368.80pips0.00pips+160ドル321.90pips+3.5ドル
AUDSGD (豪ドル/シンガポールドル)5.10pips3.60pips2.80pips+9ドル4.30pips+3.5ドル
AUDZAR (豪ドル/南アランド)280.80pips196.60pips0.00pips+50ドル164.60pips+3.5ドル
CADMXN (カナダドル/メキシコペソ)1,334.00pips933.80pips
CADNOK (カナダドル/ノルウェークローネ)992.10pips694.50pips
CADPLN (カナダドル/ポーランドズロチ)286.70pips200.70pips

※実質コスト:1ロットあたりの取引手数料1ドル=0.1pips

エキゾチック通貨ペアのポイント

エキゾチック通貨ペアの実質コスト(平均スプレッド+取引手数料)一覧です。

流動性が低くスプレッドが広いため、中上級者向けです。

Exnessの貴金属の平均スプレッド一覧・手数料(ゴールド・シルバーなど)

メタルで人気なのはボラティリティのゴールド(XAUUSD)よ!!

「ゼロ口座」がゼロスプレッドで実質コストも非常に低いぞ。

貴金属(メタル)の平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessの貴金属スプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座
XAUUSD (金/米ドル)16.00pips11.20pips0.00pips+5.5ドル3.70pips+3.5ドル
XAUEUR (金/ユーロ)329.20pips230.40pips140.50pips+15.5ドル163.60pips+3.5ドル
XAUAUD (金/豪ドル)454.00pips317.80pips164.70pips+24ドル230.60pips+3.5ドル
XAGUSD (銀/米ドル)4.20pips2.90pips0.50pips+50ドル2.40pips+3.5ドル
XPTUSD (プラチナ/米ドル)61.10pips42.60pips2.90pips+171.25ドル37.00pips+0.5ドル
XPDUSD (パラジウム/米ドル)153.50pips107.00pips0.00pips+585.5ドル98.60pips+0.5ドル

コモディティCFDにあたる、貴金属(メタル)関連の銘柄です。

ゴールド(XAUUSD)の場合、1ロット=100オンスなので取引手数料は「1ロットあたり1ドル=1pips」です。

ゴールド取引のポイント

ボラティリティ(価格変動)が大きく短期で稼げる人気のゴールドは、「ゼロ口座」でスプレッド0固定で、手数料も片道5.5ドル/ロットを加算しても実質コストが非常に低いです。

逆に、手数料無料の「スタンダード口座」や「プロ口座」はスプレッドが広めで、他社と比較してもゴールドなどの実質コストはあまり低くありません。

Exnessの仮想通貨の平均スプレッド一覧・手数料(ビットコインなど)

仮想通貨(ビットコインなど)の平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessの仮想通貨スプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座
BTCUSD (ビットコイン/米ドル)288.00pips201.60pips14.00pips+8ドル134.00pips+2ドル
BTCJPY (ビットコイン/円)712.20pips498.60pips232.30pips+5ドル278.70pips+3.5ドル
ETHUSD (イーサリアム/米ドル)18.10pips12.60pips0.00pips+1.5ドル4.00pips+0.5ドル

仮想通貨取引のポイント

銘柄数は9と少なめですが、ビットコイン・ドル(BTCUSD)やクロス円のビットコイン・円などが揃い、スプレッドは比較的狭く、取引コストを抑えやすいのが特徴です。

また、「1ロット(1BTC)あたりの取引手数料は1ドル=1pips」です。「0.01ロットの取引手数料は1ドル=100pips」となり、取引ロット数によりコストが変わるので注意しましょう。

特にゼロ口座やロースプレッド口座では、スプレッドを抑えつつも手数料が発生するため、頻繁に取引するトレーダーは スプレッド+手数料の合計コスト を考慮する必要があります。

一方で、プロ口座は手数料が無料な分、スプレッドがやや広めですが、シンプルなコスト計算で取引できるメリットがあります。

Exnessのエネルギーの平均スプレッド一覧・手数料(原油・天然ガスなど)

原油・天然ガスの平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessのエネルギースプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座
UKOIL (ブレント原油/米ドル)10.30pips7.20pips0.00pips+32.5ドル5.70pips+3.5ドル
USOIL (WTI原油/米ドル)1.70pips1.20pips0.00pips+6.25ドル0.40pips+3.5ドル
XNGUSD (天然ガス/米ドル)43.70pips30.60pips18.10pips+35ドル24.40pips+3.5ドル

エネルギー取引のポイント

原油・天然ガスのスプレッドは、通貨ペアと比べると広めですが、ゼロ口座やロースプレッド口座を活用することで取引コストを抑えることが可能です。

特にゼロ口座では、原油のスプレッドが0pipsに設定される一方、取引手数料が発生するため、スプレッド+手数料の合計コストを考慮する必要があります。

Exnessの株式の平均スプレッド一覧・手数料(NYダウ・ナスダック・日経225など)

株式の平均スプレッド+取引手数料(片道/ロット)

Exnessの株式スプレッド一覧
口座タイプスタンダード口座プロ口座ゼロ口座ロースプレッド口座
AUS200m (オーストラリアS&P ASX 200指数)69.70pips48.70pips15.80pips+0.65ドル20.60pips+0.5ドル
DE30m (ドイツDAX 30指数)7.60pips5.30pips0.00pips+2.25ドル0.50pips+2ドル
JP225m (日経225指数)14.70pips10.30pips0.00pips+0.05ドル0.00pips+0.05ドル
US30m (米国ダウ30指数)2.70pips1.90pips0.00pips+2ドル0.10pips+1ドル
USTECm (米国ナスダック100指数)19.10pips13.40pips0.00pips+1.25ドル0.80pips+0.63ドル

株式取引のポイント

Exnessでは、NYダウ(US30m)、ナスダック(USTECm)、日経225(JP225m) を含む主要な株価指数を低スプレッドで取引できます。

Exnessと他社のスプレッド比較・実質コスト比較

実質コスト比較

他の海外FX会社と比べて低スプレッドなのかを、人気のドル円(USDJPY)、ゴールド(XAUUSD)、ビットコイン(BTCUSD)の取引手数料を含めた実質コストで比較しました。

「プロ口座・スタンダード口座」実質コスト(手数料込みスプレッド)の他社比較

Exnessの「プロ口座」と「スタンダード口座」はどちらも手数料無料ですが、プロ口座はスタンダード口座より低スプレッドで取引が可能です。

スタンダード口座は最低入金額が低く、初心者向けの設計となっています。一方、プロ口座は少額取引から対応でき、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに適した口座タイプとしておすすめです。

他社の手数料無料タイプの口座と比較しましたわ!

プロ口座・スタンダード口座と他社の実質コスト(平均スプレッド+手数料)比較

Exnessと他社のスプレッド比較
口座タイプドル円(USDJPY)ゴールド(XAUUSD)ビットコイン(BTCUSD)
Exness (プロ口座)0.7pips11.2pips201.6pips
Exness (スタンダード口座)1.0pips16.0pips288.0pips
FXGT.com (プロ口座)0.8pips2.2pips831.0pips
ThreeTrader (Pureスプレッド口座)0.5pips1.5pips4.2pips
XMTrading (KIWAMI極口座)1.1pips2.2pips731.7pips
AXIORY (スタンダード口座)1.5pips3.5pips
TitanFX (スタンダード口座)1.3pips1.20pips424.5pips
AXI (スタンダード口座)1.1pips1.9pips180.1pips

Exnessの「プロ口座」は、手数料無料ながら比較的低スプレッドで、シンプルな取引コストで運用できるのが魅力です。

特にドル円(USDJPY)に強く、他社の手数料無料タイプの口座と比較しても、低スプレッドで取引できます。

ビットコイン(BTCUSD)もスプレッドが狭めですね。

反面、Exness「プロ口座」のゴールド(XAUUSD)は他社よりスプレッドが広い傾向にあります。

大口ではない個人の初心者から上級者トレーダーにおすすめです。

「ゼロ口座・ロースプレッド口座」実質コスト(手数料込みスプレッド)の他社比較

Exnessの「ゼロ口座」と「ロースプレッド口座」は、どちらも手数料が発生する代わりに、より低スプレッドで取引できる口座タイプです。

ゼロ口座は主要銘柄でスプレッド0pipsが適用される一方、ロースプレッド口座はゼロ口座より対象銘柄が少ないものの、マイナー銘柄の取引にも対応しています。どちらも取引量や取引頻度が多いトレーダーに最適な口座です。

他社の低スプレッド口座と比較してみたぞ。

ゼロ口座・ロースプレッド口座と他社の実質コスト(スプレッド+手数料)比較

Exnessと他社のスプレッド比較
口座タイプドル円(USDJPY)ゴールド(XAUUSD)ビットコイン(BTCUSD)
Exness (プロ口座)0.7pips11.2pips201.6pips
FXGT.com (プロ口座)0.8pips2.2pips831pips
ThreeTrader (Pureスプレッド口座)0.5pips1.5pips4.2pips
XMTrading (KIWAMI極口座)1.1pips2.2pips731.7pips
AXIORY (スタンダード口座)1.5pips3.5pips
TitanFX (スタンダード口座)1.3pips1.20pips424.5pips
AXI (スタンダード口座)1.1pips1.9pips180.1pips

頻繁な取引や大口取引の場合、ゼロ口座やロースプレッド口座の方が実質コストが安くなります。

Exnessのスプレッドはいつ広がる?注意する時間帯と回避策

他社と比べると、Exnessのスプレッドは安定した傾向にあります。

ただし、流動性が低い時間帯はスプレッドがどうしても広がりやすくなります。
取引のコストを抑えるためには、スプレッドが安定している時間帯を狙い、広がりやすいタイミングを避けることが重要です。

Exnessのスプレッドが安定している時間帯

Exnessのスプレッドが最も狭い時間帯(狙うべき市場)

  • 日本時間21時~1時頃(ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯)

日本時間の夜間は主要市場が活発なため、流動性が最も高く、スプレッドが安定しやすいです。
スプレッドを最小限に抑えたい場合、この時間帯を狙うのが最適です。

また、ゴールド(XAUUSD)やドル円(USDJPY)、ユーロドル(EURUSD)などのメジャー通貨ペアは、この時間帯に最もスプレッドが狭くなる傾向があります。

Exnessは日本時間の早朝や突発イベント時にスプレッドが広がる

通常、Exnessでは狭いスプレッドが提供されていますが、特定の時間や市場状況によってはスプレッドが拡大することがあります。

固定スプレッド銘柄であっても、下記のような時間ではスプレッドが急変動して広がる可能性があるので注意しておきましょう。

スプレッドが急変動しやすい時間帯

  • 日本時間の早朝(夏時間6時~8時、冬時間7時~9時)
  • 突発的なイベント時(重要な指標発表、要人発言、戦争・テロ・災害発生など)

日本時間の早朝は、ニューヨーク市場がクローズした直後で、ロンドン市場がオープンする前の時間帯にあたります。この時間帯は取引参加者が少なく、流動性の低下により一時的にスプレッドが広がる傾向があります。

早朝スキャルピングをするなら、スプレッド拡大を考慮して慎重になるべきよ。

また、米雇用統計(NFP)、FOMC、CPI(消費者物価指数)などの発表直後は、市場の変動が激しくなり、スプレッドが急拡大しやすくなります。戦争やテロ、災害なども同様です。

市場の急変動や予想外のスリップページに備えて、指値注文やストップ注文を適切に設定し、不測の価格変動による損失を防ぐ対策をしておきましょう。

Exnessのスプレッドが広がっているときの対策として、他社の低スプレッド口座を併用するのもおすすめです。

Exnessでリアルタイムでスプレッドを確認する方法

現在のスプレッドを確認する場合は、「標準機能で表示させる方法」と「インジケーターを使って表示させる方法」があります。

MT4 / MT5の標準機能でリアルタイムスプレッドを表示する方法

  1. MT4 / MT5の「気配値表示」ウィンドウを右クリック
  2. 「スプレッド」を選択してチェックを入れる
  3. 「気配値」の右に「スプレッド(リアルタイム)」が表示される

MT4 / MT5には標準でリアルタイムスプレッドを表示する機能が備わっています。
この方法では、各銘柄のBid(売値)とAsk(買値)の差(スプレッド)がリアルタイムで数値として表示されます。

インジケーターでリアルタイムスプレッドを視覚的に確認する方法

  1. スプレッド表示インジケーター(例:Spread Indicator)をダウンロード
    MQL5公式サイト などでMT4/MT5向け無料スプレッドインジケーターが入手可能
  2. MT4 / MT5の「ファイル > データフォルダを開く > MQL4(またはMQL5)> Indicators」にインジケーターを追加
  3. MT4 / MT5を再起動し、「ナビゲーター」ウィンドウの「インジケーター」フォルダを開く
  4. ダウンロードした「Spread Indicator」をチャートにドラッグ&ドロップ
  5. チャート上にリアルタイムのスプレッドが表示される
    ※インジケーターの種類により、数値表示や折れ線グラフなど

この方法では、リアルタイムでスプレッドの変動を視覚的に確認でき、過去のスプレッド推移も記録できるため、スプレッドが広がる時間帯やタイミングを分析するのに便利です。

Exnessのスプレッドでよくある質問

Q. Exnessで一番スプレッドが狭い口座はどれですか?

主要通貨ペアやゴールド、仮想通貨であれば「ゼロ口座」のスプレッドが一番狭く、1ロット取引あたりの手数料を含めた実質コストも安いです。

ただし、取引量が少ない場合は手数料無料の「プロ口座」の方が低コストになることがあるので、自身の取引スタイルにあわせて口座を選ぶと良いです。

Exnessのスプレッド比較・実質コストまとめ

Exness(エクスネス)は、全体的にスプレッドが狭く、実質コストを含めても海外FX他社と比較して低コストで取引できるのが特徴です。特にドル円やゴールド、ビットコインの取引コストが抑えられるため、コスト重視のトレーダーに適しています。

ただし、日本時間の早朝など、一部スプレッドが広がりやすい時間帯があるため、取引タイミングには注意が必要です。

低スプレッドで取引したい場合、特におすすめなのは「プロ口座(手数料無料・低スプレッド)」と「ゼロ口座(手数料あり・超低スプレッドまたはゼロスプレッド)」です。

プロ口座は手数料なしでシンプルに取引できるため、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに適しており、ゼロ口座はスプレッドが0pipsに設定される銘柄が多いため、取引頻度が高いトレーダーや大口トレーダー向けです。

また、Exnessの特徴として、ドル円などの主要通貨やゴールド(XAUUSD)がほぼすべての時間帯で固定スプレッドとなっているため、安定した取引環境が提供されています。

レバレッジ無制限×狭いスプレッド