海外FXの最大ロット・最大ポジション比較|大口取引に強いおすすめ業者は?


海外FXで大口取引を考えている方にとって、どこまで注文できるのか・何ポジションまで保有できるのかが非常に重要な判断基準になります。
えっ、好きなだけ注文できないんですの!?
業者によっては、思ったより早く上限にぶつかるぞ。
本記事では、海外FX業者7社の最大ロット・最大ポジションを徹底比較し、大口取引におすすめの口座をランキング形式で紹介します。
基本ルールから口座タイプや銘柄別の制限、注意点までまとめているので、大口取引の参考にしてみてください。
| 海外FX業者 | 最大ロット数 (1ポジションあたり) | 最大ポジション数 (口座単位) | 公式サイト |
|---|---|---|---|
AXIORY(アキシオリー) | 1,000ロット | 無制限 | 公式サイトへ |
exness(エクスネス) | 200ロット | MT4:1,000 / MT5:無制限 | 公式サイトへ |
AXI(アクシー) | 100ロット | 無制限 | 公式サイトへ |
TitanFX(タイタン) | 100ロット | 200ポジション | 公式サイトへ |
Three Trader(スリートレーダー) | 80ロット | 200ポジション | 公式サイトへ |
FXGT.com(エフエックスジーティ) | 100~200ロット | 100~200ロット ※合計200ロットまで | 公式サイトへ |
XM Trading(エックスエムトレーディング) | 50ロット | 200ポジション | 公式サイトへ |
この記事を先読み
- 1ロット・ポジション制限の基本ルールがわかる
- 海外FX業者毎の大口取引制限が比較できる最大ロット・最大ポジションランキング
- 口座タイプ別・銘柄別(ゴールド・ビットコイン)毎の最大ロット・最大ポジション制限が比較できる
目次
海外FXの最大ロット・最大ポジションとは?基本ルールを確認
海外FXでは、口座タイプや銘柄毎に、以下のような大口取引の上限が設けられています。
大ロット運用やスキャルピング、ポジション分割を多用するトレーダーほど、この「上限ルール」を正確に把握しておくことが重要です。
海外FXの最大ロット数とは?1注文あたりの取引制限
最大ロット数とは、1回の注文(1ポジション)で発注できるロット数の上限を指します。
最大ロットの基本
- 1ロット=100,000通貨(例:USDJPYなら10万ドル)
- 最大100ロットの場合:100,000通貨×100ロット=最大1,000万通貨が最大取引量
この制限は、システムやリスク管理の観点から業者側で設定されており、1注文あたりの最大取引量をコントロールする仕組みです。
ただし、最大ロット数は「1注文あたり」の上限であるため、取引量が多いトレーダーは複数の注文に分けて実質的にこの制限を超えて取引することも可能です。
MT4では100〜200ロットを超えると動作が不安定になることがあります。MT5はより大きなロットにも対応しますが、サーバー環境により上限は変動します。
海外FX最大ポジション数とは?保有できる建玉の制限
最大ポジション数とは、1つの口座で同時に保有できるポジションの数の上限を意味します。
最大ポジションの基本
- 1ポジション=1注文(成行・指値・逆指値などの建玉)
- 上限200ポジションの場合:銘柄問わず1口座内で合計200ポジションまで保有可能
保有上限を超えると、新規注文が拒否されるため、スキャルピングやEA(自動売買)などで細かくポジションを分けて取引するトレーダーにとって重要です。
また、業者によっては「最大ポジション数」とは別に、口座全体で保有できる「合計ロット数」にも制限がある場合があります。
大口取引を行う場合は、ポジション数とロット数の両方の上限を意識することが重要です。
国内FXとの違いは?海外FXが大口取引で選ばれる理由
海外FXは、国内FXに比べて「最大ロット数」「最大ポジション数」「レバレッジ上限」などの取引制限が少なく、取引の自由度が圧倒的に高いのが特徴です。
特に、大口取引を行う場合は、以下のようなメリットがあります。
海外FXで大口取引するメリット
- 1注文あたりの最大ロット数が大きく、ポジション上限も高い
- ゼロカット制度により、追証リスク(マイナス残高の負債)がない
- 最大レバレッジが高い(例:500倍〜無制限)
- ロスカット水準が低く、証拠金に余裕を持てる
一方、国内FXでは多くの業者が1ロット=10,000通貨、最大レバレッジは25倍まで、さらに追証制度あり・ロスカット水準50%前後と、制限が厳しめです。
このような違いから、海外FXは大口トレーダーやスキャルピングトレーダー、法人取引を重視する層に選ばれています。
大口取引向けの人気銘柄は、ドル円・ゴールド・ビットコイン
大口取引では、スプレッドの狭さ・約定力・取引上限の広さが重要です。
その観点から、次の3つは特に大口向きの代表格といえます。
大口取引向けの銘柄3選
- ドル円(USDJPY):
流動性が高く、約定もスムーズ。多くの業者で上限が広く設定されており、安定した大口トレードが可能 - ゴールド(XAUUSD):
価格変動が大きく、少ないロットでも利益を狙いやすいのが特徴。業者によっては最大100ロット以上に対応しています。 - ビットコイン(BTCUSD):
1ロット=1BTCと単価が高く、少額でも大口扱いに。価格変動も激しいため、ハイリスク・ハイリターン型のトレーダー向けです。
これらの銘柄は、業者ごとの最大ロット・最大ポジション制限の影響を受けやすいため、運用前に各社の条件をしっかり確認しておくと安心です。
海外FXの大口取引おすすめランキング|最大ロット・最大ポジションで比較
プロも使う中でも、最大ロットが大きく・最大ポジションが多い海外FX業者をランキング形式で紹介します。
どの業者がいちばん大口向きなんですの?
最大ロットとポジション数を見れば、違いがはっきりわかるぞ。
1位:AXIORY(最大1,000ロット・無制限ポジション)
大口おすすめ度:★★★★★

| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 1,000ロット | 最大1億通貨 (ドル円で約150億円) | 無制限 |
※1ドル=150円換算
AXIORYは他社と比べて大口に有利
- 1,000ロットの大口注文に対応(全口座共通)
- ポジション数は実質無制限(EA・スキャルピングにも最適)
- 法人口座対応・信託保全レベルの資金管理
大口取引におすすめの口座(ECN方式)
- ゼロ口座:通貨ペアの大口・スキャルピング向け
- ナノ口座(MT5)・テラ口座(MT5)|小型EA〜大口取引・スキャルピング向け
AXIORY(アキシオリー)は、全口座タイプで1注文あたり最大1,000ロット(100万通貨×1,000=最大1億通貨)、保有ポジション数は無制限という圧倒的なスペックを誇ります。
通貨ペアはもちろん、ゴールド(XAUUSD)などのCFD銘柄でも最大1,000ロットに対応しており、通貨以外の大口取引にも柔軟に対応できます。
サーバーの安定性と高い約定力も魅力で、大口注文を分割してもほぼ滑らずに処理できる点が、多くのプロに選ばれる理由です。
また、法人口座に対応し、信託保全に準じた資金管理制度もあるなど、安全性と自由度のバランスに優れています。
ただし、仮想通貨の取り扱いはない点には注意が必要です。
別記事の「AXIORYの最大ロット・最大ポジション」では、各口座タイプや銘柄毎の制限についても解説しています。
2位:Exness(最大200ロット・MT5は無制限ポジション)
大口おすすめ度:★★★★★

Exnessは新規で法人口座開設ができません(再開の見通しなし)
| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 200ロット | 最大2,000万通貨 (ドル円で約300億円) | MT4:1,000ポジション / MT5:無制限 |
※1ドル=150円換算
Exnessは大口に有利だが、口座タイプに注意
- 最大200ロットで十分な大口運用が可能(ほぼすべての口座で共通)
- MT5ではポジション数に上限なし(実質制限なし)
- レバレッジは最大無制限で超効率運用が可能
大口取引におすすめの口座(ECN方式)
- ゼロ口座:通貨ペア・ゴールド向け
- ロースプレッド口座:幅広い銘柄向け
Exness(エクスネス)は、最大200ロットの発注と、MT5での無制限ポジション保有に対応した、柔軟性の高い業者です。
通貨ペアに限らず、ゴールド(XAUUSD)やビットコイン(BTCUSD)などの主要銘柄でも最大200ロットに対応しており、大口取引の選択肢が豊富です(※MT5利用時)。
上位口座になるほど、スプレッドも非常に狭く、スキャルピングや分割エントリーにも強いため、大口取引を継続的に行いたいトレーダーに適しています。
最大レバレッジが「無制限」に設定できる点も大きな強みで、証拠金効率を極限まで高めた運用が可能です(※一定の条件を満たす必要あり)。
ただし、ビットコイン以外のほぼすべての銘柄で、夜間(日本時間16時〜翌5:59)に最大ロット数の制限がかかること、日本居住者は法人口座の新規開設ができないことに注意しておく必要があります。
別記事の「Exnessの最大ロット・最大ポジション」では、残高や銘柄別制限、MT4/MT5の違いについても詳しく解説しています。
3位:AXI(最大100ロット・無制限ポジション)
大口おすすめ度:★★★★★

| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 無制限 |
※1ドル=150円換算
大口向け・スキャルピング・EAとの相性も◎
- 最大100ロット大口取引に対応(全口座タイプ共通)
- ポジション無制限で自動売買(EA)の自由度が高い
- 法人名義の口座開設も対応
大口取引におすすめの口座(ECN方式)
- プレミアム口座:手数料あり・狭スプレッドのECN仕様で大ロット向き
- エリート口座:VIP条件あり・スプレッド極小・手数料も割安
AXI(アクシ)は、オーストラリア最大級の海外FX業者で、最大100ロットの発注と無制限のポジション保有に対応しており、シンプルながら大口にも適しています。
約定力にも定評があり、プレミアム口座やエリート口座(VIP条件あり)ではスプレッドの狭さと高い透明性で、裁量・自動売買(EA)問わずバランスの良い環境が整っています。
さらに、AXIは法人口座にもしっかり対応しており、MT4/MT5のどちらでも取引可能です。
ただし、ゴールドやビットコインは最大20ロットと他社よりも控えめな点は注意しておきましょう。
別記事「AXIの最大ロット・最大ポジション」では、銘柄別の制限やEA向けの活用方法についても詳しく解説しています。
4位:TitanFX(最大100ロット・200ポジション)
大口おすすめ度:★★★★★

| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 200ポジション |
※1ドル=150円換算
TitanFXは大口OKで自動売買(EA)に強い
- 最大100ロット・200ポジションの大口注文が可能(全口座共通)
※分割注文すれば、より大きな取引にも対応 - 約定力・約定スピードともに高水準
- 自動売買(EA)やコピートレードに強く、ツールも豊富
大口取引におすすめの口座(ECN方式)
- Zeroブレード口座:大口スキャルピング・自動売買(EA)向き
TitanFX(タイタンFX)は、全口座共通で最大「100ロット・200ポジション」に対応しており、大口トレーダーが求める基本性能をしっかりカバーしています。
中でも「Zeroブレード口座」は、非常に高い約定力が特徴で、スキャルピングや自動売買(EA)やコピートレードでの運用でも安定した取引が可能です。
また、通常口座の最大レバレッジは500倍とやや控えめですが、口座残高やポジション量によるレバレッジ制限がないため、必要証拠金が急増する心配がなく、大口でも柔軟に運用できます。法人口座にも対応しています。
別途「TitanFXの最大ロット・最大ポジション」でも、詳細をまとめています。
5位:ThreeTrader(80ロット・200ポジション)
大口おすすめ度:★★★★☆

| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 80ロット | 最大800万通貨 (ドル円で約12億円) | 200ポジション |
※1ドル=150円換算
ThreeTraderは大口取引可で・スプレッド面でも有利
- 最大80ロット・200ポジションの大口発注が可能(全口座共通)
- 全銘柄の最大ロット・ポジションが共通でわかりやすい
- 全2口座共にスプレッドが非常に狭く、低コスト
大口取引におすすめの口座(ECN方式)
- Rawゼロ口座:超低スプレッド・スキャルピングやEA運用向け
ThreeTrader(スリートレーダー)は、通貨ペアもゴールド・ビットコインも、銘柄問わず最大80ロット・200ポジションが上限で、大口取引にも十分対応できるスペックを備えた業者です。
また、ThreeTraderといえば狭いスプレッドが魅力で、中でもECN方式の「Rawゼロ口座」は0.0pips〜と、裁量取引や自動売買(EA)どちらの戦略にも向いています。
法人口座も開設できるため、コスト重視の大口トレーダーにも最適です。
別記事「ThreeTraderの最大ロット・最大ポジション」でも、より詳しい制限や注意点を解説しています。
6位:FXGT(最大100~200ロット・100~200ポジション(合計制限あり))
大口おすすめ度:★★★★☆

| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 50~200ロット | 最大5,000万〜2億通貨 (ドル円で約15〜30億円) | 100~200ポジション ※合計200ロットまで |
※1ドル=150円換算
FXGTは口座タイプ毎に中~大口取引に対応
- 口座タイプ毎にロット上限があり、取引スタイルに応じて選べる
- 最大200ロット・200ポジションで大口取引にも対応
- 法人名義の口座開設も対応
大口取引におすすめの口座
- プロ口座(STP方式):中~大ロットの裁量向け(手数料無料)
※最大200ロット・200ポジション(合計200ロットまで) - ECNゼロ口座(ECN方式):中~大口取引・スキャルピング向け
※最大200ロット・100ポジション(合計200ロットまで)
FXGT(エフエックスジーティ)は複数の口座タイプがあり、それぞれ最大100〜200ロット・100〜200ポジションに対応。中〜大口の取引にも柔軟に対応できる点が魅力です。
ただし「1口座で合計200ロットまで」という制限があるため、ポジションを分割して運用する際は、総ロット数の上限に注意が必要です。特に自動売買(EA)やマルチ通貨戦略では、事前の注文設計が重要になります。
仮想通貨の豊富さでも有名な海外FX業者なので、後述の「ビットコインの最大ロット・最大ポジション」もチェックすると良いです。
なお、最大レバレッジ5,000倍の「オプティマス口座」もありますが、最大ロットは50ロットと控えめ。証拠金効率を重視する方向けの補助的な選択肢として活用できます。
詳しくは「FXGTの最大ロット・最大ポジション」にも掲載しています。
7位:XM Trading(50ロット・200ポジション)
大口おすすめ度:★★★☆☆
XM Tradingは法人口座の新規開設に対応していません

| 1ロット取引量 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| 100,000通貨 | 50ロット | 最大500万通貨 (ドル円で約7.5億円) | 200ポジション |
※1ドル=150円換算
XM Tradingは個人の中大口向け
- 最大50ロット×200ポジションで中大口規模まで対応可能
- 上級口座でも新規口座開設ボーナスがもらえる(13,000円相当)
- 日本人に非常に人気の海外FX業者で安心感がある
大口取引におすすめの口座
- KIWAMI口座(極み口座/STP方式):手数料無料ながら比較的スプレッドが狭い
- ゼロ口座(ECN方式):中大口・スキャルピング向け
XM Trading(エックスエム)は、1注文あたり最大50ロット、最大200ポジションまで対応しており、中〜中大口トレードまでであれば十分実用的な上限を備えています。
最大ロット数はやや控えめですが、豪華ボーナスをはじめ、ゼロカット制度や安定したスプレッド、日本語サポートの手厚さなどから、日本人ユーザーに非常に人気の高い海外FX業者です。
「まずはXMから」という初心者も多く、長年にわたり多くの日本人トレーダーに選ばれてきた実績があります。ただし、法人口座の開設はできないため、その点は留意が必要です。
別記事「XM Tradingの最大ロット・最大ポジション」では、口座タイプごとの制限や注意点も詳しく紹介しています。
【口座タイプ別】海外FXの最大ロット・最大ポジション比較

海外FXでは口座タイプごとに、最大ロット数や最大ポジション数の上限が異なるため、大口取引をするならタイプ別の違いを把握しておくことが重要です。
スタンダード口座の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★★☆☆☆
初心者〜中ロット取引向けですわ!
スタンダード系の口座は、初心者にも扱いやすいシンプル設計で、手数料無料・低い最低入金額・ボーナス対象など、資金が少ないトレーダーでも始めやすいのが特徴です。
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|---|
| AXIORY スタンダード口座 | 100,000通貨 | 1,000ロット | 最大1億通貨 (ドル円で約150億円) | 無制限 |
| Exness スタンダード口座 | 100,000通貨 | 昼間:200ロット 夜間:60ロット | 最大2,000万通貨 (ドル円で約30億円) | MT4:1,000ロット / MT5:無制限 |
| AXI スタンダード口座 | 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 無制限 |
| TitanFX スタンダード口座 | 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 200ポジション |
| FXGT スタンダード口座 | 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 100ポジション ※合計200ロットまで |
| ThreeTrader スタンダード口座 | 100,000通貨 | 80ロット | 最大800万通貨 (ドル円で約12億円) | 200ポジション |
| XMTrading スタンダード口座 | 100,000通貨 | 50ロット | 最大500万通貨 (約7.5億円) | 200ポジション |
※Exnessは日本時間6:00〜15:59は一時的に最大60ロットに制限されます。
同じスタンダード口座でも、最大ロット数やポジション数には業者ごとに大きな差があります。
たとえば、AXIORYは最大1,000ロット・無制限ポジションに対応している一方で、XMは最大50ロット・200ポジションと控えめです。
どの口座も「初心者〜中ロット取引」には十分対応していますが、「10ロット以上を頻繁に取引したい」「多くのポジションを同時に持ちたい」といった自身の取引スタイルがある場合は、上限の大きい業者を選んだ方が安心です。
スタンダード口座はシンプルで始めやすい反面、取引上限に達しやすかったり、上位口座に比べてスプレッドが広めになることもあるため、大口取引や多ポジション運用を見据えるなら、より上位の口座タイプも検討すると良いです。
中間型口座(準大口対応・STP)の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★★★★☆
手数料無料で、準大口トレーダー向けじゃ。
中間型の口座は、スタンダード系と同様に手数料無料ながら、スプレッドがやや狭く設計されており、取引コストを抑えたい中級者〜上級者に適したバランス型の口座タイプです。
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|---|
| AXIORY マックス口座 | 100,000通貨 | 1,000ロット | 最大1億通貨 (ドル円で約150億円) | 無制限 |
| Exness プロ口座 | 100,000通貨 | 昼間:200ロット 夜間:60ロット | 最大2,000万通貨 (ドル円で約30億円) | MT4:1,000ロット MT5:無制限 |
| FXGT プロ口座 | 100,000通貨 | 200ロット | 最大2,000万通貨 (ドル円で約30億円) | 200ポジション ※合計200ロットまで |
| FXGT オプティマス口座 | 100,000通貨 | 50ロット | 最大500万通貨 (ドル円で約7.5億円) | 200ポジション ※合計200ロットまで |
| ThreeTrader Pureスプレッド口座 | 100,000通貨 | 80ロット | 最大800万通貨 (ドル円で約12億円) | 200ポジション |
| XMTrading KIWAMI口座(極み口座) | 100,000通貨 | 50ロット | 最大500万通貨 (ドル円で約5億円) | 200ポジション |
※Exnessは日本時間6:00〜15:59は一時的に最大60ロットに制限されます。
同じ「中間型」といっても、スプレッドや取引上限、自由度に違いがあります。
AXIORYのマックス口座は、最大1,000ロット・無制限ポジションに対応しており、ECNに近い取引自由度を備えつつ、手数料無料というコスト面での強みもあります。一方で、XMのKIWAMI口座は最大50ロット・200ポジションと、やや控えめな設定です。
Exnessのプロ口座は200ロット上限ながら、MT5では実質無制限で運用できる点が魅力で、中〜大口まで柔軟に対応可能です。
ThreeTraderやFXGTもコストを抑えた中間型を用意していますが、FXGTは「口座あたり合計200ロットまで」といった制限があるため、複数ポジションを細かく持ちたい人にとっては制約になりやすい点に注意が必要です。
数ロット単位で回す中級者にとってはどの口座でも対応できますが、「10ロット以上を頻繁に取引する」「EAやマルチ通貨で多数ポジションを持ちたい」といった用途なら、AXIORYやExnessのような余裕あるスペックの業者を選ぶとストレスなく運用できます。
大口取引向け口座(ECN・VIP)の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★★★★★
プロのような本格的な大口取引・スキャルピング向けですわ!
大口取引向け口座(ECN・VIP)は、スプレッドが非常に狭く、約定力と透明性に優れたプロ仕様です。手数料はかかりますが、大口や高頻度取引に最適です。
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|---|
| AXIORY ゼロ口座/ナノ口座/テラ口座 | 100,000通貨 | 1,000ロット | 最大1億通貨 (ドル円で約150億円) | 無制限 |
| Exness ゼロ口座/ロースプレッド口座 | 100,000通貨 | 昼間:200ロット 夜間:60ロット | 最大2,000万通貨 (ドル円で約30億円) | MT4:1,000ロット MT5:無制限 |
| AXI プレミアム口座/エリート口座 | 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 無制限 |
| TitanFX ブレード口座 | 100,000通貨 | 100ロット | 最大1,000万通貨 (ドル円で約15億円) | 200ポジション |
| FXGT ECNゼロ口座 | 100,000通貨 | 200ロット | 最大2,000万通貨 (ドル円で約30億円) | 100ポジション ※合計200ロットまで |
| ThreeTrader Rawゼロ口座 | 100,000通貨 | 80ロット | 最大800万通貨 (ドル円で約12億円) | 200ポジション |
| XMTrading ゼロ口座 | 100,000通貨 | 50ロット | 最大500万通貨 (ドル円で約5億円) | 200ポジション |
※Exnessは夜間(日本時間6:00〜15:59)は一時的にロット制限がかかります
ECN方式の口座では、約定力やスプレッドの狭さは共通していますが、最大ロット数・ポジション数の制限には業者ごとの違いが見られます。
AXIORYやExness(MT5)では1,000ロット以上・無制限ポジションといった大口対応に優れたスペックを備えており、ロット数の多い取引やEA運用でも余裕をもって活用できます。
一方で、TitanFXやFXGTは最大100〜200ロット・ポジション制限あり、さらにThreeTraderは最大80ロット、XMは50ロットとより制限が厳しめとなっており、注文量や保有数が多い場合は早めに上限に達することもあるため注意が必要です。
どの業者にも一長一短がありますが、「どれくらいのロットで取引するのか」「何通貨ペアを同時に保有するのか」など、自分の取引スタイルに応じて、制限を加味したうえで選ぶことがポイントです。
たとえば「10〜20ロットを複数銘柄で分けてエントリーする」といった使い方であれば、ポジション数に余裕のあるAXIORYやExnessの方が向いています。
ミニ・マイクロ口座(少額専用)の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★☆☆☆☆
少額でのお試しやテスト運用に最適じゃ。
ミニ・マイクロ口座(少額口座)は、1ロットの価値が小さく、必要証拠金も少ないため、低資金での練習やリスクを抑えた取引に適しています。
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大通貨量 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|---|
| AXI (ミニ銘柄) | 10,000通貨 | 500ロット | 最大500万通貨 (ドル円で約7.5億円) | 無制限 |
| FXGT ミニ口座 | 10,000通貨 | 200ロット | 最大200万通貨 (ドル円で3,000万円) | 150ポジション ※合計500ロットまで |
| Exness スタンダードセント口座 | 1,000通貨 | 昼間:200ロット 夜間:60ロット | 最大20万通貨 (ドル円で約300万円) | MT4:1,000ロット MT5:10,000ロット |
| TitanFX マイクロ口座 | 1,000通貨 | 100ロット | 最大10万通貨 (ドル円で約1,500万円) | 200ポジション |
| XMTrading マイクロ口座 | 1,000通貨 | 100ロット | 最大10万通貨 (約1,000万円) | 200ポジション |
※Exnessは夜間(日本時間6:00〜15:59)は一時的にロット制限がかかります
少額専用口座は「1ロットの取引量そのものが小さい」のが特徴で、AXIやFXGTのミニ銘柄は通常の1/10(=10,000通貨)、XMやTitanFX、Exnessは1/100(=1,000通貨)で取引できます。
つまり、同じロット数でも実際の取引規模は10分の1〜100分の1と大幅に小さく、必要証拠金も抑えられます。
取引量が少ない分、利益は小さくなりますが、「少額で本番環境を試したい」「EAの動作確認をしたい」「いきなり大きく張るのは不安」といった方には最適です。
ある程度の資金やロットで取引する予定があるトレーダーは、ミニ・マイクロ口座ではすぐにロット上限に達したり、取引量が分かりづらく感じる可能性があります。その場合は、スタンダード口座や中間型の手数料無料口座を検討しましょう。
【銘柄別】海外FXの最大ロット・最大ポジション比較

海外FXでは、最大ロット数や最大ポジション数の基準はドル円(USDJPY)で設定されていることが多く、銘柄毎にそれぞれ個別の制限が設けられています。
ここでは、大口取引で人気の高いドル円(USDJPY)やゴールド(XAUUSD)、ビットコイン(BTCUSD)の取引制限についてまとめました。
ドル円(USDJPY)の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★★★★★
ドル円は、大口取引の定番銘柄じゃ!
海外FXでは、最大ロット数や最大ポジション数の基準はドル円(USDJPY)で設定されていることが多く、銘柄毎にそれぞれ個別の制限が設けられています。
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| AXIORY | 100,000通貨 | 1,000ロット | 無制限 |
| Exness | 100,000通貨 | 200ロット | MT4:1,000ロット MT5:無制限 |
| AXI | 100,000通貨 | 100ロット | 無制限 |
| TitanFX | 100,000通貨 | 100ロット | 200ポジション |
| FXGT | 100,000通貨 | 100~200ロット | 100~200ポジション ※合計200ロットまで |
| ThreeTrader | 100,000通貨 | 80ロット | 200ポジション |
| XMTrading | 100,000通貨 | 50ロット | 200ポジション |
※Exnessは夜間(日本時間6:00〜15:59)は一時的にロット制限がかかります
※ミニ・マイクロ口座(少額口座)は条件が異なります
ドル円(USDJPY)は、最も流動性が高く取引量も多いため、多くの海外FX業者で「最大ロット・最大ポジション数の基準」として採用されています。
表のとおり、業者によってはAXIORY1,000ロット・無制限ポジションといった大口にも対応できる仕様のところもあれば、XMのように上限が控えめなケースもあります。
また、Exnessのように時間帯によって一時的な制限がかかる業者もあるため、夜間の取引や経済指標発表前後の注文には注意が必要です。
基本的にドル円は他銘柄よりも取引制限が緩めで、大口トレーダーにとって最も取り回しやすい通貨ペアといえます。
ゴールド(XAUUSD)の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★★★★★
ゴールドは値動きが大きいから、ロット上限を設けてる業者も多いわ!
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| AXIORY | 100オンス | 1,000ロット | 無制限 |
| Exness | 100オンス | 昼間:200ロット 夜間:50ロット | MT4:1,000ロット MT5:無制限 |
| AXI | 100オンス | 100ロット | 無制限 |
| TitanFX | 100オンス | 50ロット | 200ポジション |
| FXGT | 100オンス | 50ロット | 100~200ポジション ※合計200ロットまで |
| ThreeTrader | 100オンス | 80ロット | 200ポジション |
| XMTrading | 100オンス | 50ロット | 200ポジション |
※Exnessは夜間(日本時間6:00〜15:59)は一時的にロット制限がかかります
※ミニ・マイクロ口座(少額口座)は条件が異なります
ゴールド(XAUUSD)は値動きが非常に大きく、1ロット=100オンスという高単価のため、通貨ペアと比べて証拠金の負担が重くなりやすい商品です。
そのため、多くの海外FX業者ではゴールドに厳しめのロット制限が設けられています。
実際、TitanFXやXM Tradingでは50ロットが上限、ThreeTraderでも80ロットと、比較的早い段階で取引制限に達する可能性があります。
また、FXGTではポジション数に加え、1口座あたり合計200ロットまでという上限も設定されており、複数ポジションの積み上げにも注意が必要です。
一方で、AXIORYは常時1,000ロットまでの取引が可能で、ポジション数にも制限がないため、ゴールドで大口の建玉を維持するのに適した環境です。
Exnessも上限が大きい業者のひとつですが、日本時間6:00〜15:59の時間帯は一時的に最大50ロットに制限される仕組みになっており、日中の注文量には気を配る必要があります。
このように、ゴールドはボラティリティの高さゆえに業者ごとの差が出やすく、特に大きなロット数や複数ポジションで取引したい場合は、事前に上限スペックを確認しておくことが重要です。
常時安定して大口取引を行いたい場合は、制限の少ない業者を選ぶと安心です。
ビットコイン(BTCUSD)の最大ロット数・最大ポジション数
大口おすすめ度:★★★★☆
値動きの荒いビットコインは、上限の設定がかなりシビアになっておるぞ。
| 海外FX業者 | 1ロット価値 | 最大ロット数 | 最大ポジション数 |
|---|---|---|---|
| Exness | 1BTC | 100ロット | MT4:1,000ロット MT5:無制限 |
| ThreeTrader | 1BTC | 80ロット | 200ポジション |
| AXI | 1BTC | 20ロット | 無制限 |
| XMTrading | 1BTC | 50ロット | 200ポジション |
| FXGT | 1BTC | 50ロット | 100~200ポジション ※合計200ロットまで |
| TitanFX | 1BTC | 10ロット | 200ポジション ※買/売それぞれ20ロットまで |
| AXIORY | – | – | – |
※ミニ・マイクロ口座(少額口座)は条件が異なります
ビットコインは価格変動が激しい分、1ロットあたりの損益幅も大きく、証拠金やリスク管理の観点から、取引上限がゴールドより更に厳しい制限をかけている業者が多いのが特徴です。
TitanFXでは10ロットまで、AXIでは20ロットと上限が厳しめに設定されており、売りと買いでのロット数制限が分けられています。
FXGTやXM Tradingは50ロットが上限となっており、大きな建玉を持つにはやや制限があるため、ポジション管理をしながらの運用が前提になります。
一方で、Exness(特にMT5口座)は最大100ロットかつポジション無制限で、比較的柔軟な環境で取引が可能です。
ビットコインは、レバレッジの高さよりもロット上限やポジション数の自由度が戦略に直結しやすいため、注文スタイルや自動売買の有無など、自身のトレード手法に合った上限設計かどうかを重視して選ぶのがポイントです。
海外FXで最大ロット数を超えて注文する方法

海外FXでは、業者や口座タイプによって「1注文あたりの最大ロット数」「合計ポジション数」に上限が設けられているのが一般的です。
ロット制限があるなら、どうやって大きな取引をすればいいのよ?
ふむ、ちょっとした工夫で上限を超えた取引も可能じゃぞ。
ただし、いくつかの手法を使えば実質的に上限を超えた取引も可能です。
注文を複数回に分ける(分割注文)
最もシンプルな方法が「1回の注文を複数に分けて発注する」やり方です。
例:1回の注文上限が50ロットの場合
- 50ロットを2回注文 → 合計100ロット
- 10ロット×20回注文 → 合計200ロット
例では、「1回の注文は最大50ロットまで」という上限があり、 一度に100ロットを発注することはできませんが、50ロット×2回や10ロット×20回などに分ければ、合計100ロットや200ロット以上の建玉が可能になります。
このように「1注文あたりのロット上限」がある場合でも、複数に分割すれば実質的に上限を超える取引が行えます。
ただし、ポジション数そのものに制限がある口座では、細かく分けすぎると今度は「ポジション数制限」にかかってしまうため、ロット上限とポジション上限の両方を確認した上で、分割方法を調整しましょう。
複数の口座を使い分ける
1つの口座での最大ロット数やポジション数に限界がある場合は、複数の口座を開設して分散して保有する方法も有効です。
例:1口座あたりの上限が200ロット・200ポジションの場合
- メイン口座A:合計200ロット・200ポジション
- サブ口座B:合計200ロット・200ポジション
- サブ口座C:合計200ロット・200ポジション
→合計で600ロット・600ポジションに拡張
多くの海外FX業者では同一名義で5口座以上の「追加口座」を開設可能となっており、口座ごとの上限を超える大規模な運用が可能になります。
ただし、資金移動の手間やポジション管理の煩雑さが増えるため、口座ごとの役割分担やリスク管理が重要になります。
なお、複数アカウント(別名義・別メールアドレスでの登録)は原則として規約違反にあたるため、正規の「追加口座」制度を利用することが前提です。
自動売買(EA)を活用する
ロット制限を超えるために手動で注文を何回も分けるのは、現実的には大変です。そこで活躍するのが、自動売買(EA)です。
例:1注文あたりの上限が100ロットの場合
- EAに「50ロットずつ、3回に分けてエントリー」するように設定
→ 自動で150ロットを分割発注可能
このようにEAを使えば、分割タイミングやロット配分を事前にプログラムできるため、効率的かつミスなく注文が出せます。
特に、AXIORYやExness(MT5)のようにポジション上限がない業者では、自動売買(EA)との相性が良く、自由度の高いトレード環境が構築できます。
海外FXの大口取引で注意すべきこと
大口取引では、ロット数やポジション量が増えるため、取引環境の制限や変動リスクが高まり、知らないうちにレバレッジが下がっていたり、急なロスカットに見舞われるというトラブルも起きがちです。
ここでは、大口トレードをする際に特に気をつけたいポイントを解説します。
口座残高・ロット数によってレバレッジ制限がかかることがある
大口トレードでは、「最大レバレッジ=常に使える」わけではない点に注意が必要です。
多くの海外FX業者では、有効証拠金(=口座残高+保有ポジションの含み損益)が一定額を超えると、自動的に最大レバレッジが引き下げられるルールが設定されています。
さらに、業者によっては「保有ロット数」に応じて段階的に制限されるケースもあるため、「いつの間にか必要証拠金が足りない」といった事態に陥らないよう、レバレッジの変動条件は事前に確認しておくべきポイントです。
| 海外FX業者 | 最大レバレッジ | レバレッジ制限 |
|---|---|---|
| AXIORY | 2000倍 | 有効証拠金残高による段階的な引き下げ |
| Exness | 無制限 | 有効証拠金残高による段階的な引き下げ |
| ThreeTrader | 1,000倍 | 有効証拠金残高による段階的な引き下げ |
| AXI | 1,000倍 | 保有ポジションの取引量(ロット数)による段階的な引き下げ ※ダイナミックレバレッジ |
| XMTrading | 1,000倍 | 有効証拠金残高による段階的な引き下げ |
| FXGT | 5,000倍 | 有効証拠金残高による段階的な引き下げ |
| TitanFX | 500倍 (少額口座は1,000倍) | 制限なし |
上記の「有効証拠金」とは、口座残高+保有ポジションの含み損益を合算したものを指し、業者によってはこれを基準にレバレッジを動的に調整します。
たとえば、Exnessでは有効証拠金が一定額(例:1,000万円以上)を超えると、無制限レバレッジが自動的に200倍や100倍へと縮小されるしくみになっており、口座資金が多い人ほど慎重な運用が求められるというわけです。
一方、TitanFXは最大レバレッジが他社より低いものの、口座残高が増えてもレバレッジが制限されないため、高資金・大ロットでも一定の自由度を維持したい人には向いています。
急な証拠金維持率の変動によるロスカットに注意
大口取引では、建玉全体の含み損益が大きくなる分、少しの逆行でも証拠金維持率が急落しやすくなります。
特に、ゴールドやビットコインのような値動きの激しい銘柄では、一瞬の急変動で維持率が20%を割り込み、強制ロスカット(強制決済)が発動するケースもあります。
ロスカットを避けるための対策例
- レバレッジを抑えて取引する
→ 100~200倍程度までに抑えると証拠金維持率に余裕が持てる。 - 余剰資金を別口座などに確保しておく
→ 証拠金追加がすぐできるように準備しておくと安心。 - 損切りラインをあらかじめ決めておく(自動決済設定を含む)
→ 含み損が拡大する前にルール通りに対応するのが鉄則。 - 業者ごと・口座毎のロスカット水準を把握する
→ 例:AXIORYは証拠金維持率20%以下でロスカット発動
サーバーの安定性や約定力も重視する
大口注文では注文ロット数が大きい分、約定処理への負荷や市場への影響も無視できません。
特に相場が急変する局面では、リクオート(再提示)やスリッページ(滑り)、約定拒否といったトラブルが発生しやすく、狙った価格で注文が通らないケースも珍しくありません。
そのため、大口トレードを安定して行うには、サーバーの安定性と約定力の高さを重視する必要があります。
加えて、ECN方式かどうかや専用VPS(仮想サーバー)環境の有無も、取引の滑らかさに直結するポイントです。
サーバー品質に注力している代表的な海外FX業者
- TitanFX:約定スピードとサーバー応答性に定評 / 専用VPSの利用も可能
- AXIORY:Equinixサーバーを活用し、約定スピードの安定性を重視
こうしたインフラ面の強さは、スプレッドやレバレッジ以上に大口トレードでは差が出やすい要素です。
経済指標や週末前後のロット・レバレッジ制限を確認
雇用統計やFOMCなどの重要経済指標の発表前後や、週末クローズ直前の時間帯には、一時的に「最大ロット数」や「レバレッジ」に制限がかかることがあります。
| 海外FX業者 | レバレッジ制限 |
|---|---|
| Exness | 夜間(日本時間16:00〜翌5:59ごろ)にロット制限がかかる ※仮想通貨・株式以外 |
| ThreeTrader | 週末・祝日前の閉場30分前にレバレッジ制限がかかる ※通貨ペア・仮想通貨以外 |
| TitanFX | 金曜日の市場終了30分前~月曜日の市場開始15分後に、新規ポジションが強制的にレバレッジ1倍(証拠金率100%)に制限される |
こうした制限に気づかずに普段通りの取引を行おうとすると、 「注文が通らない」「必要証拠金が急に増えた」「ポジションが建てられない」といったトラブルに直結するおそれがあります。
そのため、重要イベント前や週末取引時は、時間帯ごとの制限ルールを事前に確認しておくことが大切です。
海外FXの最大ロット・最大ポジションでよくある質問
最大ロットとは何ですか?最大ポジション数との違いは?
最大ロットとは、1回の注文で発注できるロット数の上限を意味します。一方、最大ポジション数は、口座内で同時に保有できる注文の数(建玉の数)の上限です。
たとえば「最大50ロット、最大200ポジション」という制限なら、1回の注文は最大50ロットまで、同時に最大200のポジションを保有できます。
大口取引とは具体的にどのくらいのロットですか?
明確な定義はありませんが、一般的には10ロット以上(=100万通貨以上)の取引が「大口取引」とみなされることが多いです。
海外FX業者・銘柄によっては、50ロット以上になると制限がかかることもあり、このあたりが「上限の目安」として意識されています。
通貨ペア(ドル円)の最大ロット数はどれくらいですか?
海外FX業者によって異なりますが、主要通貨ペアであるドル円(USDJPY)では、最大100~1,000ロット程度まで対応している業者が多いです。
たとえば、AXIORYでは1,000ロットまで、TitanFXでは100ロットまでなど、口座タイプや業者ごとに違いがあります。
ゴールド(XAUUSD)の最大ロット数は他の通貨ペアと違いますか?
はい、ゴールドは値動きが大きいため、最大ロット数が制限されていることが多いです。
多くの業者では、最大50~200ロット程度が一般的で、通貨ペアよりも厳しめに制限されています。
また、Exnessなどでは時間帯によって制限が変動するケースもあるため注意が必要です。
ビットコイン(BTCUSD)は大ロットで取引できますか?
ビットコインもボラティリティが非常に高いため、最大ロットは10~100ロット程度に制限されています。
業者によっては「買い/売り それぞれ20ロットまで」「最大合計200ロットまで」など、より細かい制限を設けている場合もあります。
大口取引(最大ロット)でどれくらいの損益が出ますか?
銘柄によって異なりますが、たとえばドル円(USDJPY)の場合、1ロット=10万通貨で1pips=約1,000円の損益になります。
つまり、50ロットなら1pips=5万円、100ロットなら10万円の損益変動となります。
ゴールドやビットコインは単価が異なるため、個別に損益計算する必要があります。
最大ロットで取引すると、必要な証拠金はどれくらい?
レバレッジにもよりますが、たとえばレバレッジ100倍でドル円を100ロット(1,000万通貨)取引する場合、
1ドル150円として必要証拠金は
(100ロット × 100,000通貨 × 150円) ÷ 100倍 = 1,500万円 です。
銘柄や価格、ロット、レバレッジの組み合わせで大きく変わるため、取引前にしっかりシミュレーションしましょう。
最大ロットを超えて取引したい場合、どうすればいい?
以下のような方法で対応可能です:
- 注文を複数に分けて発注(分割注文)する
- 同一名義で複数口座を開設して使い分ける
- 自動売買(EA)で分散エントリーを活用する
それぞれ、ポジション数や資金管理の制限に注意しながら活用するのがポイントです。
海外FXの最大ロット・最大ポジション・大口取引制限まとめ
海外FXでは、業者や口座タイプによって「1注文あたりの最大ロット数」「保有できる最大ポジション数」「口座全体の合計ロット上限」などのルールが細かく設定されています。
特にゴールドやビットコインといった値動きの大きな銘柄では、通貨ペアよりも制限が厳しくなる傾向があります。
また、残高やロット数によってレバレッジ制限がかかったり、週末や経済指標前後に一時的なロット制限が発生する業者もあり、大口トレードを安定して行うには、こうした“見えにくい制限”までしっかり把握しておくことが欠かせません。
最大ロットだけでなく、ポジション数や取引条件全体の自由度、そしてサーバーの安定性や約定力といった環境面まで含めて、自分のトレードスタイルに合った業者・口座を選ぶことが、大口取引を成功させるための重要なポイントです。
| 海外FX業者 | 最大ロット数 (1ポジションあたり) | 最大ポジション数 (口座単位) | 公式サイト |
|---|---|---|---|
AXIORY(アキシオリー) | 1,000ロット | 無制限 | 公式サイトへ |
exness(エクスネス) | 200ロット | MT4:1,000 / MT5:無制限 | 公式サイトへ |
AXI(アクシー) | 100ロット | 無制限 | 公式サイトへ |
TitanFX(タイタン) | 100ロット | 200ポジション | 公式サイトへ |
Three Trader(スリートレーダー) | 80ロット | 200ポジション | 公式サイトへ |
FXGT.com(エフエックスジーティ) | 100~200ロット | 100~200ロット ※合計200ロットまで | 公式サイトへ |
XM Trading(エックスエムトレーディング) | 50ロット | 200ポジション | 公式サイトへ |
AXIORY(アキシオリー)
exness(エクスネス)
AXI(アクシー)
TitanFX(タイタン)
Three Trader(スリートレーダー)
FXGT.com(エフエックスジーティ)
XM Trading(エックスエムトレーディング)